第1,862回 83年目10月 ダイヤモンドシリーズ
83年目10月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕
シリーズ2戦三重大会でSPZ世界タッグ戦。王者市ヶ谷レイカ、遠藤亜美に対するは小下小石、斉藤智子。この試合、斉藤の打撃で市ヶ谷、亜美の両方が流血する荒れた展開となったが、最後は42分58秒、遠藤亜美がデスソースキックで斉藤をなぎ倒し、合体パワーボムでトドメ。王者組が防衛に成功。
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最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は藤田一美VS鳥海理奈。新人の藤田、まだ打たれ弱さに難があり、一方的に攻め込まれてしまう。あっさりと鳥海がSTOで勝利。勝負タイム9分44秒。
第2試合はアドミラル・ヤジマVSエステル・ブリザード。レスリングの巧さではブリザードだが、ヤジマには馬力がある。この日もパワーボムで優位に立つ戸と、デスバレーで落として、ブレーンバスター。これで弱らせてから裏拳を叩き込んで勝利。勝負タイム29分55秒の熱戦。
第3試合は沈没艦隊の3人が登場。REI,上沼垂、デスマがそれぞれのテーマ曲で登場し、ミスUSAマスク、カトリーヌ・イグアス、ソネット・デュラムの中堅外人と激突。
「進行!」
指差し喚呼しながら技を繰り出す上沼垂鉄子のファイトに外人勢戸惑う。最後は6人タッグでよくある乱戦ごたごたの中、スッとUSAの腕を極めたデスマが13分48秒、勝利。
その試合が終わると休憩。
休憩後第4試合は斉藤智子、金森麗子VSジュディ・デシャップ、ディスガイズマスクのタッグマッチ。デシャップの重たい攻めを懸命に耐える斉藤と金森だったが、ディスガイズマスクもいい動き。最後は乱戦の中、合体パワーボムで悶絶した斉藤、ふらふらと起き上ったところへジャンピングキックを食らって敗北。勝負タイム26分16秒。
セミ前はマキーナ姫VS遠藤亜美。入社2年目の遠藤亜美、タッグ戦線では立ち回りの良さを見せているが、シングルではまだまだという評価。しかしこの試合は着実に得意のキックを積み重ねた遠藤亜美が、タイムアップぎりぎりで元SPZ王者のマキーナ姫からハイキックでフォール勝ちしてしまう波乱!場内どよめき。
「か。かいせつの杉浦さん・・・」
「必要以上にグラウンドに入り込みませんでしたね。なかなかできることではありません。」
セミは市ヶ谷レイカVS新外国人クリスティン・ロパトカ。EWAの推薦で入ってきた新外国人ロパトカだったが、市ヶ谷の力押しに防戦一方で、さしていいところなく12分24秒、パワースラムで終了。
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メインはSPZ戦、王者小下小石に対するは久々来日のドリュー・デュークス。また市ヶ谷をぶつけるのもどうかと考えたマッチメイク委員会がEWAにわたりをつけて、デュークスを挑戦者に抜擢した。で、ふたを開けてみるとデュークスのキックがヒットして小下の動きが止まってしまう。挽回しようにも体に力が入らなくなっているのか動きに精彩を欠く。そのままズルズルと行ってしまい
「ハリケーンラッシュ!」
最後は左、右、左のキック3連打を叩き込まれて小下ダウン、あえなく3カウントを奪われた。場内どよめき。SPZ王座が海外流出してしまった。
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