第1,874回 84年目5月 バトル・カデンツァ
84年目5月
「バトル・カデンツァ」スタート。
シリーズ初戦カイメッセ山梨大会で新人の我那覇愛デビュー戦。対戦相手は沈没艦隊の上沼垂鉄子。デビュー戦で緊張していたのか、我那覇はなにもできぬまま上沼垂に攻め込まれ、腕とか足とかを極められまくって悲鳴を上げたのち、最後は7分41秒、STFでギブアップ負け。
シリーズ第4戦鹿児島大会でSPZタッグ選手権、王者市ヶ谷レイカ、遠藤亜美に対するはクリスティン・ロパトカ、ドリュー・デュークス。EWAの強豪2人がタッグ王座に挑戦。最近地力をつけてきたロパトカが得意のグラウンドレスリングで亜美を翻弄。蹴り足をつかむのがうまい。
「ぎゃあああっ」
こうなってしまっては市ヶ谷様が前面に立って奮闘するほかない。例によって怒涛の力押し。代わって出てきたデュークスにも市ヶ谷攻撃の手を緩めずタイガードライバー。そしてバックドロップ。
「アブナイ」
ロパトカがカットに入ろうとしたがよく見ていた亜美が抱きついて阻止。これで3カウントが入った。勝負タイム28分17秒、王者組が3度目の防衛に成功。
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最終戦は横スペ大会。
第1試合は藤田一美VS我那覇愛。我那覇の東都デビュー戦だったが、やはりまだ緊張が抜けておらず、藤田がいいように攻め込んでくる。それでも我那覇、流れの中でなんとか頭突きを繰り出したが、そこまでで、
「はい終了!」
藤田のジャーマンで目の前が真っ暗になった我那覇、3カウントを聞いた。勝負タイム6分21秒。
外人同士のシングルマッチのあと、セブン山本統括部長が挨拶。
「WELCOME TO YOKOHAMA」
そのあとマイクを取って
「市ヶ谷さん強すぎるよ。どうマッチメイクすりゃいいのよもう」
場内爆笑
「結城千種は『市ヶ谷さんとシングルでやりたくない』とかいってくるし・・・」
結城千種の問題発言はまだ解決していないようだ。
「でも今日はロパトカさんが市ヶ谷さんのベルトに挑戦するから、まあ見ごたえのある試合になると思うよ、それじゃ」
第3試合はデスマ・ソリューション、上沼垂鉄子&ドリュー・デュークス、ディスガイズマスク。沈没艦隊の2人は相変わらずのぐだぐだっぷりを発揮。外人2人の荒っぽい攻めにへたりこんでしまい場内の笑いを取る。デスマがカットオーバーでディスガイズを追い込むもデュークスのカットに阻まれる。それでも最後は乱戦の中、タイミングよくデスマのビッグブーツがディスガイズマスクを捕らえ、16分19秒、沈没艦隊が勝利。
その試合が終わると休憩。
休憩明け第4試合は壊れた団体ナンバー2の結城千種が登場。仙涯零とタッグを組んで、あばしり王者のマキーナ姫&エステル・ブリザードと対決。今シリーズも結城はメインに登場したのは1試合だけで、あとは休憩前か休憩後でのタッグマッチで登場。杉浦社長に言わせれば「マッチメイクに文句をつけるなどレスラー失格」らしいが、集客のことを考えて試合には出している状況。
「我は仙涯零。木曽伊奈川山中で体得した殺人奥義受けてみよ!イザルボテェッ!!」
仙涯零のパフォーマンスに場内爆笑。そして不利になると結城にタッチ。しょうのないやつだ。そして結城はいつも通りのハイスパートプロレス。この攻めが市ヶ谷相手になぜできないのかと思わせる。マキーナ姫、タッチアウトは懸命に返したものの立て続けにSTOを食らっては万事休す。勝負タイム17分17秒。
第5試合は斉藤智子、金森麗子VS小下小石、鳥海理奈。
もう小下小石は所属するOKA3000の活動に忙殺されており、それでもプロレスの巡業を優先はしているがトレーニングはあまりできておらず、必然的にタイトル戦線から離れてしまった。それでも手の合う斉藤や金森とバタバタした乱戦を繰り広げるあたりはさすが。最後は得意のSTFで金森麗子からギブアップを奪い19分37秒、勝利。
セミファイナルは遠藤亜美、遠藤真美VS初来日外人コンビ、サプレーション、サブリマティー組。EWAマットで暴れている近未来女サイボーグコンビというギミックの2人が初来日。
初来日外人コンビの連携に苦しんだ亜美真美だったが、最後は4人が入り乱れる乱戦の中、遠藤亜美のデスソースキック、真美のハリケーンラッシュと立て続けに蹴りを入れて17分32秒、サプレーションを沈めた。
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メインイベントはSPZ戦。王者市ヶ谷レイカに挑むのはクリスティン・ロパトカ。しかし市ヶ谷様、いつも通りの強引な力押しプロレス。ゴッデスボムを何とか返したロパトカ。ならばとタイガードライバーを見せたがロープに近い。ざわつきだす場内だったが、市ヶ谷、機転を利かせてダウン状態のロパトカへギロチンドロップ。21分38秒、王者が4度目の防衛に成功。n
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