第1,877回 杉浦社長ダウン
時に西暦2092年
SPZの2大エース、結城千種と市ヶ谷レイカ、入社年次は結城が一期上だが、実力は市ヶ谷レイカが数枚上、チャンピオンに君臨する市ヶ谷レイカ、自分はこのまま敗北者でレスラーとしてのキャリアを終えてしまうという恐慌状態に陥った結城千種は、白昼堂々、新宿の百貨店前で買い物中の市ヶ谷レイカをスパナで襲い重傷を負わせるということをやらかした・・・・・そして市ヶ谷レイカは病院に直行、結城千種は警察につかまってしまった・・・・
ガシャーン
結城千種、四ツ谷警察署の独房に入れられてしまった。夕食は質素な弁当とお湯。
「えっ、うちの結城が?」
セブン山本統括部長が仰天。
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「ほんとうに結城が私怨で市ヶ谷レイカを襲ったのであれば、SPZは結城千種を傷害罪で告発し、被害届を出せ、やらせであればSPZを道路交通法違反で処分する」
四ツ谷警察署は激怒。
「やらせではないです。結城千種はうちの契約選手なので告発はできかねます。騒ぎを起こしたことは申し訳なく、深くお詫びします」
SPZの杉浦社長や山本統括部長が収拾に向けて奔走!
市ヶ谷レイカもSPZも結城を告発しなかったので、けっきょくSPZは杉浦社長名で始末書を提出し、なんとか事件はSPZに対する厳重注意で収まった。
けっきょく結城千種は警察署に1週間拘留されたが、起訴猶予で釈放された。
パシャパシャパシャ
雨の四ツ谷警察署、報道陣のカメラがたかれる中、クルマに無言で乗り込む結城千種、独房生活がかなりストレスだったのか目がうつろだ。
「うううん・・・」
SPZの杉浦美月社長は心労がたたってダウンしてしまった。
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