第1,886回 84年目10月 ビッグパワーシリーズ
84年目10月
「ビッグパワーシリーズ」開幕。
第4戦神戸大会でSPZ世界タッグ戦、王者ハイパーモーガン&クリスティン・ロパトカに挑むのはユキ萩原&遠藤亜美組。しかし試合のほとんどは最強外人コンビが支配し、最後は18分49秒、ロパトカのSTFに遠藤亜美がギブアップ。王者組が防衛に成功。
最終戦は新日本ドーム大会。
外人同士のタッグマッチのあと、第2試合は鳥海理奈VS我那覇愛。この試合は鳥海が先輩の貫録を見せて、新人にある程度攻めさせてあげてから、息切れを待っての反撃開始。最後は豪快なSTOで我那覇をなぎ倒して終了。勝負タイム13分37秒。
続く第3試合はアドミラル・ヤジマ姉さんが登場。若手の遠藤真美と対戦。
―亜美がメインなのに、私は休憩前・・・・
双子の姉、遠藤亜美、この日も大先輩が相手とあってズルズルと攻め込まれてしまい、最後はあえなくパイルドライバーを食らって沈没。勝負タイム9分49秒、内容もいまいちな試合だった。
休憩後第4試合はデスマ・ソリューションが入場、相変わらずノートパソコンを叩きながらの入場に場内爆笑。対戦相手は強豪外人+ドリュー・デュークス。すきあらば足関節を狙うファイトのデスマ、しかし勝負をかけたカットオーバーはロープに近く、狼狽したところをハイキックをもらって敗北。勝負タイム19分2秒。
第5試合は沈没艦隊の面々が登場、結城千種、上沼垂鉄子、仙涯零VSマキーナ姫、小下小石、藤田一美。
結城千種、故障しているわけではないのでこのクラスの相手なら全く問題なし。藤田が果敢に組みついてゆくも、やすやすと投げ返す。しかし一方的に見えた試合展開だが最後にどんでん返し。ベテランのマキーナ姫が10分経過とともに勝負に出て、するするっと絡み付いてタントラロックに捕らえた!
「ひぅ・・・っ」
結城千種、味方のカットも待てずタップしてしまった。
ええええええええええええええ?
あの結城千種が、もう過去の人で「小遣い稼ぎのためにプロレスをやっている」と揶揄されている最年長のマキーナ姫にギブアップを許してしまうとは・・・
セミ前からは3大タイトルマッチ。まずユキ萩原VSハイパーモーガン。この試合、力の差はいかんともしがたく・・・粘った萩原だったが、最後はブレンバスター連発で弱ったところをニーリフトを食らって終了。勝負タイム19分49秒、まあよく粘った方。
セミファイナルは斉藤智子VSクリスティン・ロパトカ。斉藤の打撃はことごとく空を切り、ロパトカのグラウンドレスリングになすすべなく追い込まれてゆく斉藤智、その流れのまま15分23秒、キャプチュードに力尽きた。
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メインはSPZ戦、王者市ヶ谷レイカに挑むのは前月と同じ遠藤亜美。
もうこれは挑戦させながら遠藤亜美を育てようとするマッチメイク。しかし市ヶ谷に遠藤の打撃は有効ヒットせず・・・・さしていいところないまま散るかと思われたが、神の咀嚼をぎりぎりで返し、2度目のデスソースキック、フライングニールキックで市ヶ谷を追い込みあわやというシーンもつくった。勝負に出た市ヶ谷のゴッデスボムもギリギリで返した。
「・・・・・」
ならばと市ヶ谷は2度目の神の咀嚼をしかけようとしたが、遠藤亜美、スモールパッケージに切り返す。場内盛り上がる。だが亜美の頑張りはここまでだった。27分32秒、パワースラムを繰り出しなんとか粘る亜美を沈黙させた。
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