第1,895回 84年目3月 ロパトカVS結城千種
84年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
第5戦宇都宮大会でSPZタッグ戦。王者市ヶ谷、Aヤジマ組が3回目の防衛に成功。クリスティン・ロパトカ、ドリュー・デュークスを下した。最後は市ヶ谷が大技攻勢の末、強烈な延髄斬りをロパトカに決めて3カウントを奪い、先月のシングルマッチの雪辱を果たした。
最終戦さいたまドーム大会、
外人同士のシングルマッチが2試合続いたのち、
休憩前第3試合ではアドミラル・ヤジマが大暴れ。ダイナマイト・サンデーと大乱闘、肉弾戦を行い最後はパイルドライバーで15分34秒、フォール勝ちをおさめた。
休憩後のタッグマッチは斉藤智子、ユキ萩原が登場し、ドリュー・デュークス、サブリマティーと激突。外人組のラフファイトに手こずったものの、最後は斉藤智が蹴りまくってサブリマティーを追い込み、最後は力のこもったパワーボムで仕留めた。
第5試合は沈没艦隊の3人が登場、
デスマ・ソリューション、上沼垂鉄子、仙涯零VSマキーナ姫、藤田一美、我那覇愛という6人タッグマッチ。デスマのIT殺法、上沼垂の指さし喚呼パフォーマンスに爆笑。そして仙涯零も「木曽伊奈川ラリアット」とか叫んでの大技などもはや何が何だかという試合。
最後は13分39秒、6人が入り乱れる乱戦の中、最年長のマキーナ姫を捕まえてデスマがドライバー攻撃。ブーイングの中デスマがフォール勝ちをおさめた。
セミはタッグマッチ。市ヶ谷レイカが登場し、鳥海理奈とコンビを組んで遠藤亜美真美と激突。この試合は市ヶ谷がひたすら暴れまくって流れを渡さず、11分31秒、遠藤真美を神の咀嚼で沈めた。
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セミファイナル終了後、セブン山本統括部長がリングに上がって挨拶。
「ドーモ、セブン山本です、皆様にご報告があります」
ざわめき。
「私、山本和男は4月1日付で第9代の株式会社スーパースターズ・プロレスリング・ゼットの社長を拝命いたしました。」
前任の杉浦社長が内部の調整に疲れ果て、入退院を繰り返すに至ってもう無理だと悟り、役員会で辞任を表明。後任の人事は「現場を一番よく知っている人」という理由でセブン山本が選ばれてしまった。いやだいやだと渋るセブン山本だったが、押し切られてしまった。
「前任の杉浦に負けないよう、いいプロレス興行の在り方を追求してまいりたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。」
場内拍手。杉浦体制下では極悪レフェリー兼統括部長として辣腕をふるっていたのでおおむね客席の反応も好意的だった。
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そして、
メインのSPZ戦に久々に結城千種が登場。渋る結城千種に対し「会社サイドの指示が受け入れられない場合は厳正な処分を考えるぞ」という脅し?で結城千種はメインのリングに上がった。王者クリスティン・ロパトカと相対
ロパトカのSTFはロープに近い。あとは結城千種、ちぎっては投げのファイトに終始。ロパトカも寝かそうとするが結城、
「この技に耐えられる?」
伝家の宝刀タッチアウトであっさりとロパトカを沈め、15分33秒、ひさしぶりに王座奪還。
メイン終了後、ジャージ姿の市ヶ谷レイカがリングに闖入し、挑戦をアピール、
「そのベルトはわたくしの所有物でちょっとSPZに預けていただけでしたから返してもらいましょうか」
・・・・っ
結城千種、マイクを握ったが、市ヶ谷とやりたくないのか声が出ない
「来月のドームのメインイベント、やりたくないのなら不戦敗で逃亡しても構いませんことよ。おほほほほ」
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