第1,902回 いけにえを七つ並べる夏の夜
85年目8月
恒例のSPZクライマックス。出場メンバーは以下の8名
◆アドミラル・ヤジマ(23)
5年連続6度目の出場
「市ヶ谷レイカの優勝をバックアップするつもりはない。せいぜい、大物食い、一発狙ってやんよ」
◆市ヶ谷レイカ(21)
6年連続6度目の出場
第82回・83回・第84回大会優勝
「おほほほ、わたくしに負けたことのある選手が何人かかってきても同じこと。まあ、わたくしが優勝することは確定事項ですわね」
◆殺人SE・デスマ・ソリューション(年齢不詳)
2年連続4度目の出場
「時代はクラウド、スーパービッグデータ・・・プロレスでもBIの力を発揮・・・」
◆斉藤智子(22)
4年連続4度目の出場
「勝負事は何が起こるかわからない・・・・全力でやります」
◆ユキ萩原(20)
4年連続4度目の出場
「あー、優勝は無理かもしれませんけど、3位以内に入って何か賞を取れるように頑張ります」
◆遠藤亜美(18)
3年連続3度目の優勝
「んっふっふ~。大物食いめざして、かき回すよ~」
◆遠藤真美(18)
2年連続2度目の出場
「ふ、双子対決?うわっちゃー。」
◆我那覇愛(16)初出場
「は、はっきりいって自分優秀だから・・・・上を目指すさー!」
2戦目の札幌から地獄のリーグ戦がスタート。
ヤジマ(2点、裏拳からの片エビ固め 11.43)我那覇
SPZクライマックス、若手中堅どころで誰を出すかということでマッチメイク委員会はもめたが、ここの所伸び悩んでいる藤田や鳥海ではなく、伸び盛りの我那覇を起用した。しかしタッグ王者ヤジマの壁は厚く、レッグラリアートを叩き込んでもヤジマびくともしない
「それで勝とうと思うとんのか、なめんなー!」
反撃に転じたヤジマ、パイルドライバー、裏拳で我那覇を仕留めた。勝負タイム11分43秒。
「まあ、こんなもん。入院に追い込まれないだけ有難いと思いな」(ヤジマ)
デスマ(2点、ブレンバスターからの片エビ固め 20.39)ユキ萩原
デスマはいつものようにノートパソコンを叩きながら入場。場内笑い。でも試合が始まるや地味なレスリングの攻防。エルボーが口元に入ったユキ萩原が流血するアクシデントがあったが、それでも平静を装って試合を進める。デスマはカットオーバーで勝負に出たがロープに近い。ならばとアキレスけん固めで動きを止めてバックドロップ、しかし続くミサイルキックは自爆。しかしデスマ、ビッグブーツ、ブレンバスターと休まず畳み掛けフォール勝ちをおさめた。
遠藤亜美(2点、フライングニールキックからの片エビ固め 12.01)真美
「や、やりにくいよね」(真美)
開幕戦でいきなり双子の姉妹対決。開始からしばらくは打撃のラリーが続いたが、フライングニールキックを連発で決めた亜美が勝利。
「初戦から取りこぼすわけにはいかないので・・・とにかく目の前の相手を倒して2点を取ることだけを考えました」(亜美)
市ヶ谷(2点、延髄斬りからの片エビ固め 9.18)斉藤智
「いけにえを 七つ並べる 夏の夜」(市ヶ谷)
市ヶ谷様全くスキなし、相変わらずに力押しで斉藤を追い込み
「覚悟なさい」
得意の神の咀嚼、しかし斉藤無意識のうちに返す。ドドドド
「・・・しからば、介錯して差し上げます」
トドメの延髄斬りで終了。
第85回SPZクライマックス、4連覇を目指す市ヶ谷レイカの優勝は固い。
« 桜の季節20150404 | トップページ | 第1,903回 これ業界のセオリーな »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント