第1,931回 きっと、この心で(4)
第86回SPZクライマックス
最終戦横スペ大会、
第1試合で新人の窪川希望の東都デビュー戦、相手は一期先輩の川端明子。まだプロのスピードに慣れていない窪川、対戦相手の川端のダッシュしてのドロップキック連打についていけない、そして弱ったところを逆片エビ固め。
「あ・・・・ぐっ」
これはこらえた窪川だったが、アームホイップ、ドロップキックの攻めを受けて3カウントを奪われた。勝負タイム12分17秒。
そしてリーグ戦最後の4試合。
藤田(8点、JOサイクロン 19.53)ユキ萩原(2点)
ここまで2点と芳しくない成績のユキ萩原、一方この試合に勝ち越しとシード権をかける藤田一美。しかしユキ萩原も2点という恥ずかしい成績では終われないとニーアタックを乱発してきたので盛り上がった。ならばと藤田、JOサイクロン発動、
「がっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まともに食らったユキ萩原、返せず3カウントを聞いた。
藤田一美、強豪ぞろいのなかで8点を獲得しシード権を得てリーグ戦を終えた。
「とはいっても・・・3つも負けたので・・・・悔しいですよ」(藤田)
遠藤真美(8点、コンビネーションキックからの片エビ固め 8.34)デスマ(2点)
この試合にシード権をかける遠藤真美、デスマを得意の打撃で追い込んで、コンビネーションキックで幕。遠藤真美、妹の陰に隠れがちだったが、堂々のシード権獲得。
いっぽうデスマソリューション、ITの力を発揮できず、鳥海に勝っただけの2点に終わった・・・
「さ、シャワー浴びて着替えてメインのセコンドにつきますか」(真美)
我那覇(8点、スクラップバスターからの片エビ固め 20.22)鳥海(2点)
我那覇も8点をかき集め、シード権確保に成功。鳥海のパワースラムを耐えてから、レッグラリアート炸裂!これは返されたが、落ち着いてジャーマン、これはロープに近かかったが、あわてずスクラップバスターで3カウント奪取。
そして最終戦メインイベント。
勝った方が優勝の大一番。
今シリーズから使用している新しいテーマ曲「M@STERPIECE」に乗って一歩一歩決戦のリングへ向かう遠藤亜美、その後ろを歩くジャージ姿の遠藤真美。
遠藤亜美(14点、12.35 ネックブリーカードロップ 12.35)市ヶ谷(12点)
「運が悪ければ負けます。それが打撃持ちのひとのプロレスですから。ですけど私はきょう来る前におまいりをして運気を上げてきましたわ」(市ヶ谷)
打撃を警戒したのか、早めに仕掛けた市ヶ谷様、5分過ぎにゴッデスボム、DDTの猛攻、
「このやろう」
ならばと遠藤亜美もデスソースキック、ニーリフトで応戦。いきなり必殺技をぶつけ合う異色の展開。
(しのがないと、ここは)
バックドロップ、延髄斬りと畳み掛けて優位に立った市ヶ谷、しかし遠藤亜美もフィッシャーマンバスター、ニーリフトの激しい攻め!!
市ヶ谷フォールを2でかえす
「これでどうだっ!」
遠藤亜美、走りこんでの
身体ごとぶつかるネックブリーカー
「うげっ・・・」
バァンッ
倒れた市ヶ谷、
懸命にカバーする亜美、
ワン、
トゥ、
スリ
キックアウトが遅れた市ヶ谷、返す前にセブン山本レフェリーがマットを3つ叩いた。
カンカンカンカン
うぇえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ?
(場内騒然)
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