第1,946回 累計防衛回数最多タイ記録
86年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開催。
遠藤亜美、斉藤智子が戦列復帰。
第5戦宇都宮大会であばしりタッグ戦、王者ユキ萩原、斉藤智子に対するは中堅外人のキラー・アフロ、ステラ・アッローラ組。いつものようにユキ萩原が流れを作り、頃合いを見て斉藤が蹴りまくるパターン。生かし外人チームもラフに出て長井場外乱闘で斉藤智を痛めつける。これで非力になった斉藤智へ
「YEAH」
アフロがミサイルキック。これで3カウントが入った。勝負タイム28分49秒。あばしりベルトが海外流出。
そして最終戦はさいたまドーム大会。市ヶ谷レイカの累計防衛記録最多タイがかかっているので早い段階で超満員になった。
外人同士のタッグマッチのあと、
第2試合は上沼垂鉄子、仙涯零VS斉藤智子、川端明子。
沈没艦隊はリーダーのデスマがまだ戦列復帰できていないのでこの位置でのファイト。一週間前にあばしりベルトを失った斉藤智、さすがに精彩を欠くファイト。沈没艦隊の2人にいいように攻め込まれてしまう。結局最後は斉藤智が上沼垂のSTFにつかまってしまい、ギブアップ負け。どうしたんだ斉藤智、少し元気がない。勝負タイム17分46秒。
休憩前第3試合はアドミラル・ヤジマ。鳥海理奈、スカルオークVSサプレーション、キラー・アフロ、ステラ・アッローラ。ヤジマ率いる悪役軍団とB級外人チームが大激突。
市ヶ谷のパートナーとして世界タッグを保持している鳥海理奈、このクラスの外人には負けられないと猛攻。一方の外人チームも乱戦になるように持ち込み、格落ちのスカルオークを捕らえようと画策したので盛り上がった。最後はベテランのヤジマが
「覚悟しな」
パワーボムでたたきつけたがサプレーション返した。
「なに?」
そして再び乱戦に。バタバタした戦いの中、ヤジマは今度は裏拳でアッローラをなぎ倒す、
「オーク!決めろぇぇ」
最後は若手のスカルオークがパイルドライバーでアッローラを沈めた。勝負タイム24分14秒の熱戦。
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休憩後第4試合は、藤田一美、我那覇愛VSユキ萩原、窪川希望のタッグマッチ。新人の窪川がこの位置でのタッグマッチに抜擢された。持ち前のグラウンドでこの戦いについて行こうとしたが、我那覇がエルボー一発で流れを変え、レッグドロップを浴び藤田のサソリ固めにもだえる。しかし窪川耐えてロープに逃げ、懸命にユキ萩原につなぐ。ならばと藤田、今度はユキ萩原に狙いを定めパイルドライバーを連発。これで弱ったユキ萩原はタッチせざるを得なくなってしまったが、窪川も懸命に応戦。粘りに場内拍手。最後はユキ萩原も粘って、なんと30分時間切れドローに持ち込んでしまった。場内ええええの声。
「時間内に沈められなかった・・・」
藤田が痛恨の表情。
セミファイナルは遠藤真美VSオリンピア。先月、市ヶ谷様にタイトル戦で惜敗したオリンピア、ここは真美にきっちり勝って次のチャンスを待ちたいところ。遠藤真美の打撃をかいくぐって、そのあとオリンピアが力任せの猛反撃。バックドロップで勝負あったかと思われたが、遠藤真美返す。ならばとオリンピア、切り札のハイパージャーマン。これで遠藤真美を沈めて3カウント奪取。勝負タイム17分41秒。
そしてメインイベントSPZ戦、市ヶ谷レイカ、通算防衛回数のタイ記録がかかる大一番、今回の挑戦者は遠藤亜美。過去の対戦では一度だけ、昨年8月のSクラ公式戦で勝ったことがある。先シリーズは休んだので休養も充分。
「ウアーッ!」
エルボー連打で先手を取った遠藤亜美、しかし市ヶ谷も強引なラリアットでお返し、そしてボディスラム。起き上がったところを掌底を鼻に入れて遠藤亜美を流血に追い込む。防衛のためには多少ダーティな手を使おうと考えたか。流血でひるんだところをブレンバスター、DDT、うわー市ヶ谷レイカ強い、場内溜息。
そして流血した顔面をフェイスクラッシャーでマットに叩きつける。えげつない今日の市ヶ谷様。マットに血のスタンプが捺される・・・これで悶絶した遠藤亜美、いいところなく3カウントを奪われた・・・勝負タイム18分40秒。
市ヶ谷レイカ、18度目の防衛に成功!
ついに通算防衛回数も34に乗せ、歴代トップの美冬に並んだ。
「オーフォフォフォフォ!私ってどうしてこんなに完璧なのかしら!!」
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