第1,950回 王者が20度目の防衛に成功
87年目 5月
新人スカウトで瀬戸田光(せとだひかり)を獲得。広島県出身でアマレスを多少かじっていたので採用。
「バトルカデンツァ」開幕。四国各地を回るシリーズ。
第5戦高知大会であばしりタッグ戦、王者アフロ、ステラ・アッローラに対するはアドミラルヤジマ、スカルオーク組。
「まぁ、最後にひと花咲かすか」
最古参のヤジマ、まだまだ元気。そしてデビュー戦で小川あかりを入院に追い込んだその馬力は健在。さすがに外人組の猛攻に苦しいシーンが多かったが、若いスカルオークが懸命のフォローを見せる。最後は乱闘を仕掛けておいての
「オラァッ」
カウンター気味の掌底がズバリ。これでアッローラを倒してカウント3が入った。勝負タイム39分57秒、王座移動。
「ラッキーだった、負けを覚悟してやったんだけど、最後のが入っちゃったねぇ。まあ万事塞翁が馬。あばしりベルトは秋川さん(欲野深子)と獲って以来かな」
第7戦は新潟大会、メインはSPZ世界タッグ戦、王者オリンピア、エミリー・ブリックに対するは遠藤亜美、遠藤真美。
「UOOOOOOOO」
打倒市ヶ谷を目標とするオリンピア、こんな所で負けてられないと大暴れ、最後はキャプチュードで遠藤真美が頭を打ってしまい動けなくなってしまった。そして遠藤亜美のカットはブリックが巧みに場外へ。あとは非力となった遠藤真美を逆片エビ固めでギブアップを奪い、昨年12月のリーグ戦公式戦の借りを返した。勝負タイム28分41秒。王者組が初防衛に成功。
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最終戦は横スペ大会、
外人同士のタッグマッチのあと、第2試合は鳥海理奈VS川端明子のシングルマッチ。この試合は終始力で押した鳥海が優勢に運び、最後はラリアットで3カウント奪取。
休憩前第3試合はタッグマッチ。新あばしりタッグ王者となったアドミラル・ヤジマ、スカルオークVSデスマソリューション、仙涯零。
大柄な体格ながらいまひとつの存在感だったスカルオークも自信が出てきたのか、体格を生かしたパイルドライバーを連発するなど大暴れ、しかし最後はデスマのカットオーバーが決まりもがくオーク、この辺から試合が荒れだし、どちらに転んでもおかしくない展開となったが、合体パイルドライバーを2連発で決めたヤジマが何とか勝利を収めた。勝負タイム29分42秒の熱戦。
休憩後第4試合はタッグマッチ。藤田一美、ユキ萩原VSタッグ王者チームのオリンピア、ブリック組。一昨日の新潟でタッグ王座を防衛して意気上がる2人、急造タッグの2人を問題にせず最後はハイパージャーマンで14分55秒、藤田を仕留めた。
セミはタッグマッチ、遠藤亜美、遠藤真美VSノスマルク、ステラ・アッローラ組。ノスマルクは最近AACで大ブレイクした覆面レスラーで、メキシコで英雄となっている戦士。この日は遠藤姉妹と激突。しかしこの戦いで最初に脱落したのはやはりアッローラ。孤立したノスマルクへ集中砲火、合体パワーボム、ダブルインパクトの超絶猛攻を浴びせ、ノスマルクから3カウントを奪った。勝負タイム20分36秒。
そしてメインはSPZ戦、市ヶ谷レイカに対するは我那覇愛。
入社4年目、SPZベルトに初挑戦のチャンスが与えられた。レッグラリアートが決まれば波乱もあり得るマッチマイク。序盤こそものすごいスピードで市ヶ谷様を戸惑わせた我那覇、そして得意のレッグラリアート一撃しかし当たりが浅くカウント2!
「覚悟なさい」
市ヶ谷様、これ以上は危険と判断したのか、バックドロップ、パワースラムの猛攻で3カウント奪取。勝負タイム27分42秒、終わってみれば市ヶ谷様の貫録勝ち。王者が20度目の防衛に成功、V20、凄まじい記録だ。
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