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2015年7月17日 (金)

第1,953.9回 決断を 吹きかけるため

時に西暦2095年

「社長、例のプロジェクトの件ですが、先生から連絡がありまして着々と進行しているとのことです。秋ごろには実戦に投入できるかと」

「うん、そうか、ありがとう」

セブン山本社長が頷く。

(これで、遠藤の妹がしくじっても、次の役者がいる。となると、もうあの選手は、要らない。)

役員会議室でセブン山本社長、携帯を操作した

「あ、もしもし、結城さん?悪いんだけど明日の18時、本社まで来てくれるかな」

翌日

「次期シリーズSPZクライマックスに出て、これは要望じゃなくて指示だから」

 「Sクラは・・・出場メンバーが決まっているのでは?」

「上沼垂さんを急性胃腸炎ということにして欠場させちゃえばいい」

 結城千種、乱暴な提案に目をむく。

「嫌です。あの人とはやりたくありません」

セブン山本社長、30秒くらい沈思していたが

「そっか、じゃあ、仕方ないな」

と言って書類ケースから一枚の紙を取り出した

「辞令、結城千種さま、貴殿、2095年9月1日付で、SPZミュージアム、副館長を命じます」

(!!!)

結城千種、レスラーとしての戦力外通告を受けて動揺を隠せない。

「・・・理由を聞かせていただけませんか」

「理由も何も、マッチメイクに従わない選手はいらない。」

結城千種の脳内で何かが弾けた。

「この×××野郎!!」

暴言を吐いて、セブン山本社長にグーパンチ一閃!!

「ぶべらっ」

椅子から転げ落ちる社長。

「ふざけんじゃねえよ」

といって結城千種は役員会議室をずかずかと出て行った。

「うがががが・・・」

床に倒れ伏しのたうち回るセブン山本社長だった。

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