第1,959回 結城千種 引退ロード
87年目9月
「やっぱりもう、私がプロレス続けるのは無理かなって・・・」
結城千種が引退を表明、
市ヶ谷に敗れて以来欠場をつづけていたが、これ以上ライセンスを持たせても仕方がないと判断したSPZ運営が結城と話し合い、引退という結論になった。
初戦カイメッセ大会、セミで結城千種VS遠藤亜美のカード。
まだ結城に勝ったことのない遠藤亜美が猛然と攻めて、タッチアウトを食らったものの何とか返し、ニーリフト連打で追い込み、最後はタイガードライバーで結城を沈めた。勝負タイム10分58秒。
「このくらい当然です、引退する人には負けられません」
遠藤亜美、結城越え達成。
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結城千種、第2戦の長崎大会でも世界タッグ王者の鳥海の頭突き攻勢の前に苦戦を強いられる。やはり久々の実戦でカンが相当鈍っているのか。。。。凋落を印象付けた結城のファイト。タッチアウトを繰り出すも2.5で返されてしまう、
しかし結城、なりふり構わず2発目のタッチアウト!しかし鳥海『ロープへ逃げてフォールを許さない。そして鳥海理奈、バックドロップ、ミサイルキックで結城を追い込む。
「はぁぁあっ!」
そして鳥海理奈、2発目のミサイルキックで結城千種から3カウント。場内ええええの声。あの結城千種がこのクラスの相手にも3カウントを許してしまうとは・・・・
試合後の結城千種はノーコメント。
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第3千大分大会では結城千種、先輩のアドミラル・ヤジマとひさしぶりの対決。結城のデビュー戦の相手がヤジマだった。
「出来の悪い後輩の相手をしてやるか・・・」
しかしヤジマももうシングルでは試合を作れない状態なので、結城がバックドロップ連発で追い込み、DDT、延髄斬りとたたみかけて11分43秒、ヤジマを沈めた。
第4戦宮崎大会が台風の影響で中止。第1試合で組まれていた結城千種VS瀬戸田光戦が流れてしまった・・・
第5戦鹿児島大会、セミに登場した結城千種は対戦相手の川端明子をタッチアウトで追い込み、場外戦をはさんで2発目のタッチアウトで川端を完全に沈黙させた。勝負タイム11分58秒。
鹿児島大会メインはSPZ世界タッグ戦、
王者市ヶ谷レイカ、鳥海理奈に対するは遠藤亜美、遠藤真美。馬力で攻める王者組に対し、挑戦者組は悪魔的なキック攻撃で苦しめる。ステップキック、ニーリフトで市ヶ谷を追い込む遠藤亜美、ブレンバスターで反撃する市ヶ谷様。そして挑戦者組は合体パイルで鳥海を悶絶させる。しかし鳥海も豪快なミサイルキックで反撃。試合はどちらに転ぶかわからなくなった。
しかし最終戦で市ヶ谷のシングル王座への挑戦が決まっている遠藤亜美、ここでダメージを与えておかんとニーリフト乱打、代わった真美も裏拳の追撃。市ヶ谷がふらふら。終盤は乱戦の中、遠藤真美がコンビネーションキック、これは市ヶ谷が間一髪カットしたが、間髪入れずに真美タイガードライバー、しかし鳥海ギリギリで返す。そしてパイルドライバーで反撃してから市ヶ谷にタッチ。
4人が入り乱れる攻防の中、遠藤亜美が市ヶ谷を捕まえてデスソースキック!!
「グワーッ!」
市ヶ谷レイカ、まさかの3カウントを喫した。57分39秒の大熱戦の末、王座移動、遠藤姉妹がタッグ王座奪還。
「最終戦、さいたま。今度はシングルのベルトを貰う!!」
遠藤亜美、力強く宣言。
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第6戦熊本大会、セミで結城千種VS我那覇愛。これも注目のカード。
「受けてみなさい!」
結城千種のタッチアウト、しかしこの一発で決められないところがいまの結城のもろさというか。逆に我那覇もレッグラリアート2連発で応戦。そしてダウンしたところをレッグドロップで追い打ち、なんとこれで3カウントが入ってしまった。勝負タイム12分22秒
「よっしゃーあー!!」(我那覇)
結城千種、Sクラ4点どまりの新鋭の我那覇にまで3カウントを許してしまった・・・・引退が決まってもうやる気がないのか・・・・
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