第1,960回 結城千種最終試合
87年目9月シリーズ
第7戦佐賀大会、セミで結城千種VS藤田一美。
あこがれの人と相対した藤田、しかしあと2戦で引退する人には負けられない。最後の対決で持てる技をガンガン出して行った藤田、しかし結城千種もバックドロップで追い込み、隠し技の踵落とし、しかし藤田も懸命にロープへ。
「は!」
結城千種、2度目の踵落としでも決められないとみるや、2度目のバックドロップ!しかし藤田も懸命にロープっへ、ならばと結城千種3度目の踵落とし!!!!しかし藤田ギリギリで返した。ドドドド
「負けるもん、か・・・」
しかし藤田、強引に繰り出したバックドロップを空中で切返され、そのまま押しつぶされて3カウントを奪われた。勝負タイム20分49秒。
「悔しいよ・・・・鳥海さんや我那覇さんは勝ってるのに・・・」
試合後、藤田一美は控室で涙を流した・・・
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そして最終戦は新日本ドーム大会
「結城千種最終試合」の大看板が掲げられた。
外人同士のタッグマッチのあと、第2試合は川端明子VS瀬戸田光。終始ペースを握った川端、フロントスープレックスを多用する瀬戸田の攻めを適度に受けて、STFで反撃、しかしこれはロープに近い、ならばとネックブリーカーを決めて17分14秒、フォール勝ちをスコア、
休憩前は6人タッグマッチ、デスマソリューション、上沼垂鉄子、仙涯零の沈没艦隊3人がそろい踏み、悪役集団の鳥海理奈、アドミラル・ヤジマ、スカルオークと激突。
ばたばたした試合、悪役集団の連携が勝り、最後は10分52秒、スカルオークがラリアットでデスマを倒した。
休憩後はタッグマッチ。藤田一美、我那覇愛VSゴールドフェンリル、キラージョーカー。
悪党外人2人のラフファイトを受けきった我那覇がブレンバスターで反撃開始、代わった藤田もゴールドフェンリルにハイブリッジできれいなジャーマンを決め、15分32秒、これで3カウントが入った。
そして
「次の試合に登場する結城千種選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンに皆様より一層のご声援をお願いいたします」
結城千種最終試合、結城千種VS遠藤真美。
一つ一つの技を確かめるようにくりだしていった結城千種だが、遠藤真美も最初で最後の結城越えのチャンスをものにせんと荒々しい攻め。ステップキックで嫌な顔をさせる。そしてローリングソバット、DDTの猛攻。
「さあ、さあ!
遠藤真美、コンビネーションキック、しかし結城千種懸命に返す。ならばと遠藤真美
「ウアーッ」」
滞空時間の長いブレンバスター。そして結城を叩きつけた。
そのままがっちりと押さえ込む。
ワン、トゥ、スリ
セブン山本レフェリーがマットを3つ叩いた。
「うおおっ!」
結城千種、最終戦で遠藤真美にも敗れる・・・・勝負タイム13分56秒、
試合後、結城千種はリングシューズとリストバンド、膝のサポーターまで客席に投げ入れた。プロレスとの決別の意をあらわしたのか。
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