第1,961回 なぜもっと早く取れなかったんだろう!
そしてメインイベントはSPZ戦、王者市ヶ谷レイカに挑むのは遠藤亜美。
「いまの市ヶ谷さんは・・・普通にやれば勝てる。目の前の相手を潰すだけ」(亜美)
「いつも通りやるだけですわ」(市ヶ谷レイカ)
午後8時20分、運命のゴング、エルボー、ドロップキックで先手を取った遠藤亜美、流れのままニーリフトへ。
「く、この・・・」
市ヶ谷もラリアットで応戦、しかし遠藤亜美、ニーリフトの乱打!
「私に膝まづきなさい!」
市ヶ谷レイカ、追い込まれてのゴッデスボム、しかしニーリフトの影響で体に力が入っていないのか、遠藤亜美2で返す。勢いに乗る遠藤亜美はブレンバスター連発、ステップキックの猛攻。
「さあ、さあ!」
遠藤亜美、パワーボム、しかし市ヶ谷返して重爆ドロップキック、DDTで応戦、王者の魂を見せたが
「ああーっ!!」
気合いとともに遠藤亜美ニーリフト、市ヶ谷がくんと崩れた
ふらふらと起き上がってきたところを
がすっ!
ここで切り札、デスソースキック炸裂!!
ゆらーりと前のめりに崩れ落ちる市ヶ谷レイカ
遠藤亜美、ひっくり返してカバー!
ワン、
トゥ、
スリ。
小川あかりレフェリーがマットを3つ叩いた。
王座移動。勝負タイム23分7秒。市ヶ谷レイカついに王座転落。
「獲った・・・・・」
遠藤亜美、ただ涙。涙した
(なぜもっと早く取れなかったんだろう!!!)
市ヶ谷レイカが腰やひざを痛め往年の凄味がなくなってからのベルト奪取。とても複雑な表情で遠藤亜美、ベルトを巻いた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
敗れたとはいえ市ヶ谷レイカ、2年半にわたり誰にもベルトを渡さなかった。空前絶後の22回連続防衛。その記録はもう今後2度と破られないだろう。
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どよめきの中、メイン終了後、結城千種の引退セレモニー。スーツ姿に着替えた結城千種、ファンに最後のあいさつをするためにリングへ。
10カウントゴングのあと
「私…私…普通の女の子に戻ります、ありがとうございました!」
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結城千種
SPZ 78期
2086年5月3日、山梨カイメッセ大会での対 アドミラル・ヤジマ戦でデビュー。2095年9月22日、さいたまドーム大会での対 遠藤真美戦で引退。稼働月数113ケ月、出場試合数(概算)522試合。
タイトル歴
第234代SPZ世界王者
第237代SPZ世界王者
第240代SPZ世界王者
第246代SPZ世界王者
(通算防衛回数 10)
第163代・165代SPZ世界タッグ王者
(パートナーは小下小石)
第81回SPZクライマックス優勝
第65回ウルトラタッグリーグ優勝
(パートナーは小下小石)
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