第1,983回 遠藤亜美、3連覇
第88回SPZクライマックス、終盤戦の模様を
第7戦は仙台大会。
真美(8点、パワーボムからのエビ固め 23.23)ユキ萩原(2点)
この一戦に勝てばシード権確保が決まる遠藤真美この日の相手は最近大会場でタッグを組む機会の多いユキ萩原。
「やりにくい相手なんだけど、Sクラなんで・・・」
コンビネーションキックで動きを止めた遠藤真美、そこへタイガードライバーを決める。しかしユキ萩原返す。ならばと遠藤真美、2度目のコンビネーションキック。しかしユキ萩原これも返してドラゴンスリーパー。
「うわー!!」
懸命にこらえた遠藤真美、何とか振りほどいて。パワーボムで叩きつけて勝利。これで勝ち点を8とし、シード権を守った。
TM(12点、梅コブラ 23.37)スカルオーク(1点)
スカルオークの重さに戸惑ったのか、TMの仕掛けがいつもより遅い。ならばとジャンピングニー連発で弱らせてのジャーマン。しかし執念で返すスカルオーク、得意のパイルドライバー、DDTの猛攻でTMをたじろがす。ならばとTM,裏必殺技の梅コブラに捕らえギブアップを奪った。スカルオーク、敗れたとはいえTM相手に23分の試合をやったのだから大したもの。
我那覇(6点、レッグラリアートからの片エビ固め 18.38)藤田(2点)
タッグパートナー同士の試合が仙台大会のセミで組まれた。しかしお互いシード権が厳しい状況なので両者とも目先の勝ち点2を取りに行こうと必死。我那覇、執念のレッグラリアートを決め、粘る藤田を振り切って3勝目。
遠藤亜美(12点、ハイキックからの片エビ固め 14.02)鳥海(5点)
遠藤亜美も6連勝で、最終戦のTM戦になだれ込む。これでリーグ戦は最終戦・横浜の相星決戦に勝ったほうが優勝ということになった。
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そして最終戦、横スペ大会。
藤田(4点、JOサイクロン29.50)ユキ萩原(2点)
ここまでともに2点と勝ち点が上がらず、シード権の望みが無くなった2人が激突。例によってグラウンドでゆっくり痛めつけてドラゴンスリーパーで勝負をかけたユキ萩原だったがニアロープ。チャンスとばかり藤田がJOサイクロン、何とか返したユキ萩原だったが動きが止まった。ならばと藤田ジャーマン、しかしこれも何とかキックアウト。藤田、強引にJOサイクロンに行こうとするが切り返される。しかし3度目のトライで決めたJOサイクロンでついにユキ萩原を仕留め、タイムアップ直前に勝利。藤田は4点でリーグ戦を終えた。ユキ萩原、1勝もできず、2引き分けの勝ち点2でリーグ戦を終えた。
遠藤真美(10点、裏投げからの片エビ固め 28.33)鳥海(5点)
鳥海理奈、最後に3連敗して失速し、シード権確保はならなかった。この日は遠藤亜美を追い込んだものの、裏投げで逆襲され敗北。
「商品貰えたからよしとします。さ、着替えてメインのセコンドにつかないと。」(真美)
遠藤真美、10点でリーグ戦を終え、3位が確定。賞品のスポーツドリンク1ケースを貰って引き揚げた。
我那覇(8点、レッグラリアートからの片エビ固め 13.09)スカルオーク(1点)
ここまで6点の我那覇、前の試合で鳥海が負けたため自動的に4位が確定し、試合直前にシード権確保が決まった。しかし勝って終わろうと我那覇がスピード感あふれる攻め。積極的に攻めてレッグラリアートで勝利。
初出場のスカルオーク、1点でリーグ戦を終え最下位となった・・・
そしてメインイベント、勝ったほうが賞金1000万円。
遠藤亜美(14点、ニーリフトからの片エビ固め 19.43)TM(12点)
ステップキックを起点にTMの動きを止めようとする作戦にでた遠藤亜美、しかしTMもグラウンドに引きずり込もうと仕掛けてくるので引き締まった一戦になった。TMが10分過ぎに飛びつき腕ひしぎを仕掛けたがロープに近い。ポジショニングを焦ったか。
「一気につぶしちゃって!」
セコンドの真美が声援を送る。
「どうだっ」
これで総攻撃に出た遠藤亜美、ステップキックでTMの動きを止め、パワーボム一閃、かろうじて返したTMだったが目がうつろ。
「さ、さあ!」
遠藤亜美、フィッシャーマンバスター、しかしTMギリギリで返して飛びつき腕ひしぎ!しかしこれもロープに近い。
「くらえーっ!」
最後は遠藤亜美、にーリフトで粘るTMにとどめを刺してフォール勝ち。
「今年も、夏の祭典で頂上に立つことができました!」
遠藤亜美、堂々の3連覇達成。
敗れたTMクローンズ、初出場でSクラ準優勝という快挙。
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