第1,984回 88年目9月 ウルトラソウルシリーズ
88年目9月
「ウルトラソウルシリーズ」開幕。
シリーズ第7戦新潟大会のメインでSPZタッグ戦、王者藤田一美、我那覇愛に対するは、前王者の遠藤亜美真美。
「せいっ」
いまや団体エースとなりSPZクライマックス3連覇を達成した遠藤亜美が自信を持って打撃を叩き込み、王者チームの2人を追い込む。ならばと我那覇、攻めやすい真美に狙いをつけてレッグラリアートを叩き込むが真美も返してそのまま4人が入り乱れる乱戦に持ち込み、そのどさくさに紛れて遠藤真美がコンビネーションキックで藤田を潰して勝利。勝負タイム45分24秒。王者組が2度目の防衛に失敗。遠藤亜美はこれで2冠王。
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最終戦はさいたまドーム大会。
外人同士のタッグマッチのあと、
第2試合は川端明子、真田美幸 VS 仙涯零、橘みずきのタッグマッチ。新人2人が先輩とタッグを組んで対決。まず川端と仙涯零がグラウンドで神あった攻防をやった後、新人にタッチ。真田は先輩相手にも臆せずステップキックを叩き込んでゆく。橘みずきはばねのあるドロップキックを披露。そのまま20分を越えるいい試合となった。
最後は24分10秒、4人が入り乱れる乱戦の中、真田がステップキックで先輩の仙涯零から3カウントを奪った。
休憩前の試合は鳥海理奈VSゴールドローズ。先月のSクラでシード権に届かなかった鳥海が力任せのファイトを展開し、最後は相手の息切れを見計らってのパワ―スラムで決着。勝負タイム13分37秒。
休憩明けの試合はユキ萩原、遠藤真美VSサブリマティー、ゴールドフェンリルのタッグマッチ。
ユキ萩原と遠藤真美、このタッグは大会場でよく実現する。遠藤亜美が大きなシングルマッチに出る場合はあぶれた真美はユキ萩原とタッグを組むことが多い。
この日はベテランのユキ萩原がつかまる展開。遠藤真美もサブリマティーのノーザン、にーリフトを食らってしまうなどパッとしないファイト。最後はユキ萩原がつかまってしまい、サブリマティーのレッグドロップにやられてしまった。勝負タイム25分34秒。
セミファイナルもタッグマッチ。タッグ前王者の藤田一美、我那覇愛がTMクローンズ、スカルオークと激突。TMクローンズ、まずは我那覇の右腕に狙いを定めて集中攻撃。あわてて藤田が飛び出しえげつないバックドロップ。これで頭を打ってしまったTMの動きが止まり、スカルオークにタッチせざるを得なくなった。スカルオークも大いに気を吐いたが、最後は藤田のパイルドライバーにやられてしまった。勝負タイム20分29秒。きょうは20分越えのいい試合が3試合もあり場内の雰囲気も上々。
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メインはSPZ戦、王者遠藤亜美に対するは、挑戦者マルス・オリンピア。
遠藤亜美も打撃を繰り出して行ったのだが、オリンピアもものすごいジャーマンで応戦し、遠藤亜美顔をしかめる苦しい展開。
「亜美、休まないで、ドンドンいって、ドンドン!」
リング下からセコンドの遠藤真美が檄を飛ばす。
どちらに転ぶかわからない試合となったが、最後は遠藤亜美がデスソースキックを決めて23分23秒、難敵オリンピアを下した。
王者が3度目の防衛に成功。
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