第1,986回 SPZ選手権 TMクローンズVS我那覇愛
88年目11月
ダイヤモンドシリーズ開幕。
シリーズ第6戦宇都宮大会のメインで、あばしりタッグ戦が久々開催。王者ゴールドフェンリル、シルバーフェンリルに対するは、遠藤真美、ユキ萩原組。
堅実なファイトが持ち味のユキ萩原と、危なっかしい打撃一辺倒の遠藤真美の通称ゆきまみタッグ、大会場で人気が出てきたので今回あばしりタッグ挑戦となった。しかしベテランのユキ萩原、弱点である腰をせめられて動きが止まるなど本来の動きではない。遠藤真美がカバーすべく殴る蹴るの大暴れ。
「さあ、さあ!」
最後は得意のコンビネーションキックでゴールドフェンリルを蹴り倒して、ゆきまみタッグがあばしり王座奪取に成功。勝負タイム26分8秒。
「今日は、真美ちゃんに助けられましたね」(ユキ萩原)
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第7戦幕張大会のメインで今度はSPZ世界タッグ戦。王者遠藤亜美真美に対するは、TMクローンズ、鳥海理奈組。遠藤真美は2日続けてのタイトル戦。
「行け、TMクローンズ、あのアホ姉妹からタッグベルトも強奪するのよ!」
マネージャーの欲野深子さんがハンドマイクで叫ぶ。
TMクローンズが相変わらずの冷酷殺法で遠藤姉妹を苦しめる。そして鳥海理奈はつなぎのファイトに終始。あくまでもチームリーダーのTMクローンズを休ませるために動いていた。最後は遠藤亜美がバックドロップを狙ったところを空中で体を入れ替え押しつぶしたTMが3カウント奪取。勝負タイム39分1秒、遠藤姉妹は王座転落。
遠藤真美、1日限りのタッグ2冠王・・・・
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そして最終戦は新日本ドーム大会。
外人同士のシングルマッチのあと、堕2試合は橘みずき、真田美幸の新人タッグと、上沼垂鉄子、仙涯零の沈没艦隊の残党が激突。もう新人2人は先輩と組ませなくてもこのクラスの相手なら試合を成立させられるだろうと運営が判断したらしい。
「進行!!」
しかし最後は地力に勝る上沼垂が指差し喚呼をしまくりながら攻め込み、489系アタックで真田を仕留めた。勝負タイム13分34秒。
続く第3試合は鳥海理奈VSゴールドローズ。昨日の幕張でSPZ世界タッグ王者になったばかりの鳥海。今日は休憩前の第3試合に回った。パワー同士がぶつかるいい勝負となったが、STOからレッグドロップと畳み掛けた鳥海が勝利。勝負タイム14分16秒。
休憩後はユキ萩原と川端明子のタッグが登場し、スーパー・トルネード、マスクドミスティックと対戦。外人組のパワーに苦しんだユキ萩原と川端。最後は4人が入り乱れる乱戦に持ち込むもチャンスはことごとくカットに阻まれ、最後は川端がミスティックのブレーンバスターにやられてしまった。勝負タイム29分55秒。
第5試合は藤田一美、瀬戸田光VSゴールドフェンリル、シルバーフェンリルのタッグマッチ。藤田が後輩の瀬戸田をうまくリードしながら試合を組み立ててゆく。最後は瀬戸田が得意のジャーマンで18分44秒、ゴールドフェンリルを沈めた。
セミはSPZタッグベルトを失ったばかりの遠藤亜美真美が登場。大会場でこの2人がタッグで登場するのもひさしぶり。LAダダーン、サブリマティー組と激突。LAダダーンはアメリカ・ロサンゼルスの独立団体系で売れ始めている典型的パワーファイター。
「NOOOOOO」
遠藤亜美のデスソースキックをとっさに身を引いてクリティカルを避けるなど対応力もある。しかし最後は遠藤亜美が分断作戦を成功させ、サブリマティーをハイキックで仕留めて終了。勝負タイム15分10秒。
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横スペ大会メインはSPZ戦、王者TMクローンズに対するは、我那覇愛。年内最後のタイトルマッチなので、元王者の我那覇でも当てときましょうかというマッチメイク。
TMクローンズ、いつも通りの冷酷ファイトで試合を進め、梅コブラでぐったりさせてからの掌底一撃であっさりと勝利。19分1秒、初防衛に成功。
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