第1,989回 歳末恒例タッグリーグ(下)
88年目12月、タッグリーグも佳境へ。
第7戦は仙台大会
オリンピア○、USA(6点、ネックブリーカーからの片エビ固め 9.18)ユキ萩原×、川端(0点)
ユキ萩原組、泥沼の6連敗。この日も外人組のパワーに太刀打ちできず黒星・・・・
「うーん、ちょっと穴掘って埋まりたいくらい恥ずかしい結果ですね」(ユキ萩原)
TM、鳥海○(12点、STOからの片エビ固め13.40)トルネード×、Gローズ(2点)
TM組6連勝。危なげない。この日はB級外人相手とあって鳥海が大暴れを見せ、最後は豪快なSTOで3カウント奪取。
LAダダーン○、サブリマティー(8点、パワースラムからの片エビ固め 14.14)我那覇、瀬戸田×(6点)
強豪外人相手に奮闘した瀬戸田だったが、LAダダーンの強烈なパワースラムを食らってフォールを返せなかった。
「あ、あバラが折れるかと思いました・・・・ああいうのも受けきれるくらい強くなります」(瀬戸田)
遠藤亜美、真美○(10点、ハイキックからの片エビ固め 11.29)Gフェンリル、Sフェンリル×(4点)
遠藤姉妹が1敗を守り、最終戦のTM組との直接対決に望みをつないだ。
「うーん・・・・TMちゃんと本割りと決定戦?しんどいなぁ」(遠藤亜美)
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最終戦はさいたまドーム大会。
我那覇○、瀬戸田(8点、レッグラリアートからの片エビ固め13.15)ユキ萩原×、川端(0点)
我那覇組が有終の美。伝家の宝刀レッグラリアートでユキ萩原を仕留めた。ユキ萩原組、まさかの全敗でリーグ戦を終えた・・・
オリンピア○、USA(8点、ジャーマンSH 12.54)Gフェンリル、Sフェンリル×(4点)
外人対決を制したオリンピア組、3連敗のあと4連勝で堂々の勝ち越し。
LAダダーン○、サブリマティー(10点、ダイビングプレスからの片エビ固め 9.36)トルネード、Gローズ×(2点)
最終戦のセミファイナルはあっさりとLAダダーン組が制した。コーナー最上段から巨体を落としたLAダダーンがゴールドローズをプレスハムに・・・
TM○、鳥海(14点、梅コブラ 7.57)遠藤亜美、真美×(10点)
最終戦メインはあっけない幕切れで終わった、基本的な攻防をちょっとやったあと、7分過ぎにいきなりTMクローンズが仕掛けた!梅コブラに遠藤真美を捕らえる
「ぎゃあああ」
あわててカットに入ろうとした亜美だったが、鳥海が素早くリングインし殴って阻止。
「ひぎゃあああ」
遠藤真美、痛みに耐えきれず無念のタップ。TMクローンズ組が見事全勝Vを達成した。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
TMクローンズ、優勝賞金1000万円を手に入れても無表情、パートナーの鳥海はことしの激闘を終えてホッと一息、そしてマネージャーの欲野深子さんがウァハハハハとマイクアピール。
準優勝は10点で遠藤姉妹とダダーン組が並んだが、直接対決で勝っている遠藤姉妹が2位扱いとなり、賞品の缶詰セットが贈られた。
年末のプロレス大賞、最優秀選手はTMクローンズ、年間通じての活躍が評価された。最優秀新人は橘みずき。しかしベストバウトは新女の外人対決に取られてしまった。
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