第1,999回 今年は実力が拮抗していると見た
89年目8月
恒例のSPZクライマックス。出場者は以下の8名
◆遠藤亜美(22)7年連続7度目の出場
第86回・第87回・第88回大会優勝
「んっふっふ~。今年も優勝賞金ねらっちゃうよ~」
◆遠藤真美(22)6年連続6度目の出場
「真美には優勝は無理だけど、亜美なら楽勝と思いますので、亜美以外の対戦相手から白星をかき集めたいと思います」
◆我那覇愛(19)5年連続5度目の出場
「は、はっきりいって自分優秀だから・・・・上を目指すさー!」
◆TMクローンズ(年齢不明)2年連続2度目の出場
(本人は黙して語らず、マネージャーの欲野深子がしゃべる。)
「これは欲野先生の最大かつ最後の傑作。SPZ史上最悪のガチレスラーといわれた南利美の行動パターンを完全にコピーしてアルゴリズムに組み込んだ。したがって優勝することは確定事項・・・」
◆藤田一美(21)4年連続4度目の出場
予選会Bブロック1位通過
「目標はシード権。埋没しないようにやります」
◆キラー・ザ・スカルオーク(年齢不詳)初出場
予選会Bブロック2位通過
「ウォオン!ウォォン!ウォオン!」
◆鳥海理奈(22)4年連続4度目の出場
予選会Aブロック1位通過
「気が付けば年長組なので(笑)シード権を目指して頑張る」
◆瀬戸田光(17)初出場
「やっと上の人とリーグ戦でぶつかるところまで来ました・・・1点でも多く勝ち点をもぎ取ります」
****************************
2戦目の大阪から地獄のリーグ戦スタート。
鳥海(2点、バックドロップからの片エビ固め 25.38)スカルオーク
リーグ戦オープニングマッチは予選会勝ちあがり組同士の対戦。お互いパワーファイトを得意としているので、力技の応酬に盛り上がった。頭突きのラリーもド迫力!最後はキャリアに勝る鳥海がバックドロップ、レッグドロップとたたみかけ、滞空時間の長いブレンバスターでつないで、2度目のバックドロップでスカルオークを退けた。勝負タイム25分38秒の熱戦。
遠藤亜美(2点、ニーリフトからの片エビ固め 27.12)藤田
「賞金は欲しいから・・・・頑張りますか」
SPZ王者で過去3連覇を果たしている遠藤亜美、4連覇へ向けて最初の難関は藤田一美。先シリーズのタッグ戦で不覚を取っているので楽な相手ではない。藤田はラリアットを連発して亜美を切り崩しにかかる。しかし遠藤亜美も落ち着いていて、スクラップバスターで動きを止めてのニーリフト乱打でペースを握る。
「はっ!」
最後はなんとかニーリフトを乱発し粘る藤田を振り切って4連覇へ向けて白星発進。25分越えの試合が2試合続いたので場内拍手
我那覇(2点、ジャーマンSH 18.01)真美
「今年は実力が伯仲していると見た。優勝は夢じゃない」
そう言った我那覇、遠藤真美の蹴りを適度に受けて、見事なジャーマンでペースを握ると、逆片エビを挟んで2度目のジャーマンで白星発進。
TM(2点、掌底からの片エビ固め 16.31)瀬戸田
今シリーズのメインイベントはTMクローンズが務めることとなった。あいかわらずの精密機械っぷりで瀬戸田に付け入るすきを与えず、ティロフィナーレ連発で追い込み、最後は強烈な掌底で殴り倒して3カウント。
第89回SPZクライマックス、遠藤亜美の4連覇なるか。
(続きます)
« 第1,998回 遠藤亜美の暗雲 | トップページ | 第2,000回 躍動するリング、君の勇姿 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント