第2,002回 TMクローンズの栄冠
89年目SPZクライマックス。リーグ戦も終盤へ・・・
第7戦は仙台大会。
藤田(8点、JOサイクロン 14.51)瀬戸田(4点)
この一番に勝てばシード権確保が決まる藤田。失速気味の後輩の瀬戸田をパイルドライバー2連発で弱らせ、伝家の宝刀JOサイクロンで決めた。盤石の試合運びでシード権を手に入れた。
「最低限の目標は達成できました。あと1試合、きばっていきます。」(藤田)
敗れた瀬戸田、4敗目を喫し予選会行きが決定。
我那覇(8点、ジャーマンSH 16.30)スカルオーク(0点)
やはりこの一戦にシード権のかかる我那覇、とはいえ相手はここまで全敗のスカルオークなので、手堅くドロップキック連発で崩しにかかり、場外乱闘を仕掛けられても逆襲に転じ場外ジャーマンという荒技、そしてリングに戻しいれてのトドメの一撃でシード権確保。
遠藤亜美(10点、ハイキックからの片エビ固め 14.43)遠藤真美(3点)
仙台大会のセミで双子対決が実現。年1回Sクラの公式戦でしか見られないプレミアカード。しかし遠藤真美、ここで負けると予選会行きが決まってしまうので何とか食らいついてゆこうとする。遠藤亜美のパワーボムを一度はウラカンラナで切り返した。ならばと遠藤亜美、タイガードライバーで動きを止めてのハイキック一撃。これで遠藤真美を仕留めて1敗を守った。
「ちょっと今年は波に乗れませんでしたねー」
遠藤真美、シード権を手放した。
TM(12点、掌底からの片エビ固め 14.05)鳥海(3点)
タッグパートナー同士の試合だが、TMクローンズ、全く容赦せず腕固め、逆片エビで鳥海に悲鳴を上げさせる。そして最後は狙い澄ました掌底で3カウント。これで全勝を守り、最終戦の我那覇戦に向かう。
最終戦の対戦相手の我那覇がここまで4勝2敗とシード権はついたものの優勝の望みが無い消化試合なので、TMクローンズの有利は動かないとみられていた。
「アークソ」
敗れた鳥海理奈、予選会行きが決定。この結果最終戦を待たずして、シード権確保の4選手と予選会行きの4選手に分かれてしまった。
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そして最終戦、横スペ大会。
瀬戸田(6点、タイガーSH 20.18)真美(3点)
すでに予選会行きは決まってしまったものの、最後の公式戦ということで懸命にファイトするふたり、裏投げで遠藤真美に嫌な顔をさせた瀬戸田、しかし真美もタイガードライバーで反撃。そして容赦のない裏拳。しかし瀬戸田もタイガースープレックス炸裂。しかし真美返す。ならばと瀬戸田、たてつづけにもう一度タイガースープレックス!
「うがっ・・・・」
今度は真美返せず3カウントを聞いた。
「・・・・・・っ」
瀬戸田光、シード権は取れなかったものの3勝4敗の5位で存在感は見せた。
藤田(10点、JOサイクロン 15.10)鳥海(3点)
鳥海のパワースラムなど力押しに苦しんだ藤田だったが、伝家の宝刀JOサイクロンで3カウント奪取。
敗れた鳥海は3点どまりでリーグ戦を終えた。
藤田一美、3位でリーグ戦を終えてホッと一息、賞品のスポーツドリンク1ケースをもらって引き揚げた。
遠藤亜美(12点、ニーリフトからの片エビ固め 16.13)スカルオーク(0点)
全敗は避けたいスカルオークがタックル乱発で存在感を出すも、ニーリフトで切り崩した遠藤亜美、手堅くデスソースキックで・・・しかしスカルオーク返した。ならばとニーリフトでなぎ倒した遠藤亜美が1敗を守った。
敗れたスカルオーク、まさかの0点でリーグ戦を終えた。
TM(14点、ハイキックからの片エビ固め 13.26)我那覇(8点)
最終戦メインイベント。
引き分け以上で優勝のTMクローンズ、リーグ戦最後の対戦相手は我那覇愛。この日も冷たい表情でグラウンドレスリングからノーザンと精密機械のような攻め、そして掌底。一歩一歩確実に我那覇を切り崩して行き最後は鋭いハイキック一撃!!
これで3カウントが入った、TMクローンズ、全勝優勝。
優勝したTMクローンズだが表彰式には出ず、代理で欲野深子マネージャーが賞金と副賞を受け取った。
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