第2,007回 最後の489系アタック
最終戦は横スペ大会。
第1試合は金井美香VSケイト・スペンサー。やはり勝負にならず、スペンサーが一方的に攻め込む。金井もバックドロップを見せたが後が続かず、6分28秒、ノーザンライトSHに敗北。
第2試合は楽しみなカード
真田美幸VS橘みずき。入社2年目の2人がシングル対決。スピードやレスリングセンスなら橘だが、真田には打撃の重さがある。橘がネックブリーカーを繰り出せば、真田はキックの乱れうち。
「これで終わりだ!」
最後は棒立ちになった橘へ、もう一度キックの乱れ撃ち。これで橘をなぎ倒し、19分46秒、勝利。
そして外人同士のシングルを挟んだ第4試合
「次の試合に登場する上沼垂鉄子選手はこの試合が最後のファイトとなります!ファンの皆様より一層のご声援をお願いいたします!」
そして場内にかかるハイケンスのセレナーデ。これが2回繰り返されたあと、
「808M、進行!」
鉄道唱歌がかかる。上沼垂鉄子がゆっくり花道を歩いて入場。
対戦相手は新人のライラ神威2。
昨日の金井と違って馬力のある相手なので油断はならない。それでも自分得意のグラウンドに引きずり込み、スリーパーでスタミナを奪う。ライラ神威もタイガードライバーで反撃したので盛り上がった。それでも体勢を立て直すと、
「ヨンパーキュー!!」
最後の489系アタック(変形シャイニングウィザード)が炸裂。10分11秒これでライラ神威を沈めて3カウント奪取。最終試合を白星で飾った。試合後、リングにかつての仲間、デスマソリューション、仙涯零が上がり、沈没艦隊3人で手上げ。その試合が終わると休憩。
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休憩後はタッグマッチ、ユキ萩原、川端明子VS鳥海理奈、スカルオーク。
この試合は悪の鳥海・スカルオークがラフファイトを展開して主導権を握る。ユキ萩原もドラゴンスリーパーを見せたのだがロープに近い。最後は4人が入り乱れる攻防の中、川端がつかまってしまい、合体パイルドライバーに沈んだ。勝負タイム24分38秒。
セミ前第6試合は藤田一美と瀬戸田光がタッグを組んで、オリンピア、シルバーフェンリルと激突。最強外人オリンピアにSPZ準トップどころの2人がどこまで食い下がれるかが焦点の試合だったが、最後は瀬戸田がつかまってしまい、15分4秒、オリンピアのデスバレーに敗北。
セミファイナルはタッグマッチ。遠藤亜美・真美VSデバステーションA、デバステーションB。昨日タッグ王座どりに失敗した極悪コンビだが、この日は持ち前のラフファイトで有利に運ぶ。最後は遠藤真美を場外で裏拳乱発で痛めつけてから、リングに戻してのドラゴンスクリューで18分34秒、勝利。
横浜大会メインはSPZ世界戦、王者TMクローンズに対するは我那覇愛。
遠藤亜美真美がちょっと調子を落としているのでスピードなら団体随一の我那覇に白羽の矢が立った。
しかしTMクローンズ、精密機械のようにグラウンドで優位に立ち。弱らせてからネックブリーカー、ニーアタック、ティロフィナーレの猛攻。相手がぐらついたところ2発目のティロフィナーレ!これであっさりと我那覇を沈めた。勝負タイム13分52秒。王者が2度目の防衛に成功。強い。
メイン終了後、上沼垂鉄子の引退セレモニー。
「皆さん、今までありがとうございました、第2の人生も頑張りますが、ひとまず、さよならです。」
上沼垂鉄子
2088年5月11日、大分ビーコンホール大会での対 斉藤智子戦でデビュー。2097年11月22日、横浜スペシャルホール大会での 対 ライラ神威2戦で引退。稼働月数115ケ月、出場試合数(概算)808試合
タイトル歴
第118代・121代・125代あばしりタッグ王者
(パートナーはデスマ・ソリューション)
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