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2015年12月 4日 (金)

第2,011回 年末ウルトラタッグ(4)

ううる89年目12月

ウルトラタッグリーグ戦

15分のインターバルを置いた後、優勝決定戦第1試合はメインイベントと同じカード。

TM○、鳥海(2点、ハイキックからの片エビ固め 23.26)我那覇、藤田×
(タッグ王者として同じ相手に2連敗はできない・・・)

そう考えて向かって行った我那覇だが先ほどの梅コブラのダメージが深く、本来の調子が出ない。我那覇もレッグラリアートを鳥海に繰り出したが、耐えきった鳥海が懸命にファイトし、TMにスイッチ、最後は20分経過とともに乱戦を仕掛けたTM組がうまく藤田を分断しハイキックを叩き込んで勝利。

我那覇○、藤田(2点、レッグラリアートからの片エビ固め 12.37)ヤロスラブリ、Sフェンリル×(0点)

続いて発表された第2試合は我那覇藤田VSヤロスラブリ組。疲労している藤田を休ませるために一人で闘った我那覇、得意のレッグラリアートをさく裂させ勝利を収めた。

ヤロスラブリ、Sフェンリル○(2点、フェンリルドライバーからの片エビ固め 24.52)TM×、鳥海(2点)

両チームこの日3試合目とあって、著しく疲労していたが、賞金への執念か、懸命のファイト。しかし3試合目とあってシルバーフェンリルの動きがちょくちょく止まる。公式戦の時のようなラフファイトが見られない。ヤロスラブリが場外乱闘で痛めつけようとするが、TMも反撃してからリングへ。そしてシルバーフェンリルを捕まえノーザン、ジャーマンの猛攻。しかしシルバーフェンリルも最後の力を振り絞りネックブリーカー、TMは梅コブラ、しかしロープに近い、ここでシルバーフェンリル、
「フェンリルドライバー」
ゴッチ式のパイルドライバーを見せて、TMから3カウント奪取。

えええええええええええええええええええ?

TMクローンズが公式戦に続いてまたしてもシルバーフェンリルに敗北!いったいどうしてしまったのか。
かくて当初予定の6試合プラス決定戦3試合を経ても決着がつかず。

「ど、どうしましょう」
「先例に従い、決着つくまで決定戦をやり続けるしかないでしょう」(セブン山本社長)

第10試合開始。

我那覇、藤田○(2点、JOサイクロン 24.44)TM、鳥海×(0点)

通常のSPZ興行は18時半試合開始だが、リーグ戦の最終日は決定戦の可能性も考慮して17時半に試合が開始されるので、メインが終わるのがだいたい20時ころとなる。が、そこから決定戦を3試合やって時刻は21時20分頃。きょうはドーム大会なのでセットバック類の撤収は翌日にやる手はずになっているが、それでも関係各所への連絡にフロント陣は追われた。終電がなくなる地方観戦組のファンが2割ほど名残惜しそうに席を立った。
(身体フラフラ、だが、現タッグチャンプは自分。)

TMクローンズを捕まえてレッグラリアート、合体パイルの猛攻を浴びせる我那覇。代わって出てきた鳥海もサソリ固め、そのあと逆さ押さえ込みまで見せる勝利への執念、そしてジャーマン、しかしことごとく返して、TMにつなごうとする鳥海。ミサイルキックで反撃し、いくぶん体力の回復したTMにスイッチ。
「うおおーー」

我那覇、ここでノーザンライト、しかしTM返す。ここで我那覇は藤田にタッチ。TMここで飛びつき腕ひしぎ、しかし我那覇がカット、ならばとTMがハイキック、今度は藤田返した。
いったんTMは鳥海にタッチ
(ここで決める!!)

藤田、ここで切り札のJOサイクロン!鳥海の腕をロックして叩きつけた。ブリッジも完璧。
ワン、トゥ
あわててTMがカットに入ったが、我那覇がスライディングで逆カット成功
スリ
これで3カウントが入った。
勝負タイム24分44秒、だが戦いはまだ終わらない。
「ふーっ」

10分足らずのインターバルのあと、21時55分頃、第11試合開始。
「これを最後の試合にする」(我那覇)

藤田○、我那覇(4点、ダブルインパクトからの片エビ固め 18.28)ヤロスラブリ×、Sフェンリル

「OH・・・・GOD」
日本に旅行がてらファイトすればいいというエージェントの言葉に乗って来日したヤロスラブリ、さすがに疲れ切った表情。日本2週間ツアーの最後にこんな地獄が待っていようとは。優勝賞金1000万円らしいがどうでもよくなってきた。明日は秋葉原の免税店でお土産を買いこんでから、夕方の羽田発の飛行機で帰るだけなのに・・・

その怒りをぶつけるように我那覇へバックドロップ、ジャーマンの猛攻、しかし我那覇も返す。パートナーのシルバーフェンリルも4試合目で疲労が激しく青コーナー下でダウンしている。
(おお、神よ・・・)
「オゥ」
力任せのラリアット、しかし藤田フォールを返して起き上がりここでJOサイクロン、終わったか。
しかしブリジが崩れた、ヤロスラブリ、場外へ逃げる、追ってくる藤田、場外で大乱闘。ものすごい殴り合い。レスリングベースの投げ技もとっさに出した。両者ダウン。

(ツいてないな・・・・)
ようやくリングイン、ヤロスラブリ、急場しのぎで藤田の足関節を取った。しかし我那覇がカット。けんめいにおきあがろうとするヤロスラブリ、しかし我那覇が担いだ、肩車の要領
「!!」

上から藤田がダイビングラリアットで降ってきた。ダブルインパクト炸裂。これで頭から落ちたヤロスラブリ、薄れゆく意識の中3カウントを聞いた。勝負タイム18分28秒。

時刻は22時15分、
「ヤロスラブリ!ヤロスラブリ!ヤロスラブリ!」

しかし場内はヤロスラブリコール一色。あの藤田我那覇のタッグ王者チームに最後まで立ち向かい玉砕。このリーグ戦をもつれにもつれさせた立役者。

(日本の観客・・・初めて会ったはずなのに・・・なぜ自分の名前を・・・)

優勝の栄冠をつかんだのはタッグ王者、藤田、我那覇組。この日5試合を戦い抜いた。

「厳しい戦いでした。優勝できて本当に良かったです」(我那覇)

「これからも努力と根性で頑張ります!」(藤田)

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