2015年プロレス界10大ニュース
2015年プロレス界10大ニュース
筆者が独断と偏見で選ぶマット界10大ニュース。ことしもいろいろありました。
1.天龍源一郎65歳ついに引退
馬場猪木にフォール勝ちした男、天龍源一郎がついに引退。ラストマッチは相撲出身者らしく両国国技館で引退興行を行い、オカダカズチカと真っ向勝負をされて、散り際を見せてくれました。
2.全日本プロレス選手流出しまくり
経営者として秋山社長が収入と支出のバランスを取るため、選手のギャラダウンを断行。それをのめない曙、潮崎、鈴木鼓太郎、金丸が離脱。金丸は全日本2度目の退団。この世に変わらないものは無いとわかっていても寂しい。
3.ドリーとマスカラス初合体
12月の愚連隊興行でドリー、マスカラス、カブキ、船木という夢のカルテット実現。ドリーは鞭攻撃で暴走という正統派らしからぬ暴れっぷりを見せ、最後はマスカラスがダイビングボディアタックでNOSAWAを沈める。恐るべき70代。
4.スターダムの悲劇。
もともと確執のあった2人がシングルで対戦したら私怨をコントロールできずヨシコ大暴走、安川は顔面骨折。部外者の和田レフェリーは制止できず。当事者は2人とも引退という後味の悪い結果に。
5.渕正信61歳で週プロの表紙を飾る
馬場さんの17回忌でメインの6人タッグマッチに出場し、潮崎宮原鈴木の猛攻を耐える姿。デビュー40年で表紙を単独で飾りました。一つの団体で長くやっていることはそれだけで財産なのかもしれない。
6.飯伏VSヨシヒコ、超絶死闘ふたたび
海外でも話題騒然。DDT春日部大会のメインで行われたタイトルマッチ、飯伏の相手は人間離れした身軽さ、耐久力を持つヨシヒコ、カナディアンデストロイ9連発など脅威の攻めが飯伏を襲う。プロレスはアートだ。
7.G1クライマックス25回目
新日の真夏の祭典も25回を数える。四半世紀。今年は20選手がABブロックに分かれ全19大会、4週間の長丁場で死闘を繰り広げる。まさに新日黄金時代を印象付けた。優勝は棚橋。
8.曙、チャンピオンカーニバル初優勝
元横綱はトロフィー姿がよく似合う。生観戦しましたが、最後の公式戦でドーリングを4分で沈めて決定戦に体力温存できたのが功を奏したか。
9.大仁田厚・長与千種ベストタッグに
50代で男女混合タッグを組んで電流爆破タッグ戦という破天荒なチャレンジ。何が起こるかわからないのがプロレス。
10.野村直矢、最強タッグに出場し1勝を挙げる。
コナンのテーマ曲も板についてきた野村直矢が青柳と組んで最強タッグ出場。正直言って荷が重すぎると思われたが、初戦でいきなりKENSOから3カウントを取る大金星(しかしあれは和田レフェリーの心証を悪くしたKENSOの自滅)。全日本の未来に一筋の光が。
次点。ニック・ボックウィンクルさん死去
享年80.鶴田さんとAWAベルトをかけて戦われていた時はずるくて汚いチャンプだと思っていたが、大人になって再度見てみると良さが分かります。なにがあっても大事なものだけは手放さない、これも生き方です。
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