第2,022回 遠藤亜美、神妙。
第90回SPZクライマックス 後半戦の模様をお送りいたします
第5戦は広島大会。
藤田(4点、ミサイルキックからの片エビ固め 20.13)真田(4点)
先輩の貫録を示したい藤田、上へ上がりたい真田、両者のぶつかり合い。打撃で優位に進めた真田だったが、藤田がJOサイクロン、バックドロップの猛攻、少し前だったらこれで沈んでいた真田だが、ギリギリで返してコンビネーションキック。どちらに転ぶかわからない勝負となったが、最後は気迫のこもったミサイルキックで後輩の挑戦を振り切った藤田が2勝目ゲット。
遠藤亜美(8点、デスソースキックからの体固め 18.35)遠藤真美(0点)
年に1度、Sクラ公式戦でしか組まれない双子対決カード、今年は広島での実現となった。ここまで3連勝と好調の遠藤亜美、早い段階でデスソースキックを叩き込んで優位に立つ。しかし遠藤真美もコンビネーションキック、ソバットで応戦したので盛り上がった。
遠藤亜美、ニーリフトで相手の勢いを止めてから攻めようとするも真美がDDT、裏投げ。あわやというシーンが続いたが、遠藤亜美、時代を作ったネックブリーカーしかし真美返す。ならばと遠藤亜美
「潰れろー」
伝家の宝刀デスソースキック炸裂。これで遠藤亜美4連勝。ひょっとするとひょっとするか。残る相手は初出場組2人と藤田だけに・・・
「ここで現ナマがちらついてイシュクするのが二流プロレスラーなのよ、んふふふ」(亜美)
我那覇(4点、レッグラリアートからの片エビ固め 12.43)橘(2点)
優勝候補の一角に挙げられながら、ここまで1勝2敗と苦しんでいる我那覇愛。この日はSproutの橘と相対。なんとか持ち前のスピード感ある試合運びで攻め続け、最後は満を持してのジャーマン。これは返されたが、たてつづけにレッグラリアートを叩き込んで3カウント。我那覇愛、後輩の挑戦を何とか退けた。
TM(6点、ハイキックからの片エビ固め 15.58)瀬戸田(4点)
前日の博多でまさかの敗北を喫したTMクローンズ、しかしその影響を微塵も見せず、粛々と瀬戸田を追い込んで、梅コブラで追い詰めてのハイキック一撃で幕。
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第6戦は大阪なにわパワフルドーム大会
遠藤亜美(10点、ニーリフトからの片エビ固め 19.41)藤田(4点)
遠藤亜美、さすがに神妙な表情。頬をぱんぱんと叩いて入場。さすがに優勝賞金1000万円がちらついてきたか。この試合に勝てば、残る相手は予選会上がりの初出場組なので優勝に大きく近づく。
賞金のためにやっているわけではないと語る彼女だが、人間やはりもろくて弱い存在なのか。藤田にペースを握られる苦しい展開。
(一発入れるしかないかな・・・)
だがその前に藤田にいいように投げられてしまう。ならばと遠藤、ステップキックで反撃しニーリフトで追い込む。しかし藤田もラリアット。しかし遠藤亜美、相手のお株を奪うバックドロップ。ならばと藤田、伝家の宝刀JOサイクロン!
(ぐう・・・・っ)
あたまっが真っ黒になった亜美だが何とか返した。そしてパワーボムで反撃しかしロープに近い!
(潰れろ藤田!!)
渾身のニーリフト、崩れ落ちる藤田、これで3カウントが入った。
瀬戸田(6点、裏投げからの片エビ固め 13.46)橘(2点)
Sproutの同門対決は瀬戸田が制した。橘みずきの飛び技攻勢に戸惑ったものの、落ち着いて構えた瀬戸田が裏投げを決めてリーダーの貫録を示した。橘みずき、1勝4敗となり予選会行きが決定的となった・・・
我那覇(6点、タイガードライバーからのエビ固め 13.48)真田(4点)
4点同士の対戦、シード権を視野に入れたシビアな戦い。
(ここで取っておかないと・・)
まだTM戦と遠藤亜美戦を残している真田が攻め込んでゆくが、その焦りを見透かしたかのように我那覇、見事なジャーマンを連発で決める。これは何とか返した真田、コンビネーションキックで反撃するが後が続かない。最後はタイガードライバーで粘る真田を振り切った我那覇が勝ち点2をプラスした。
TM(8点、逆片エビ固め 9.45)遠藤真美
TM相手に一発狙って行った遠藤真美だったが、実力差は歴然。グラウンドでいいように攻め込まれた後、最後は強烈な逆片エビ固めに捕らえられて
「ぎゃああああ」
ギブアップ負けとなった。
第90回SPZクライマックス。遠藤亜美が10点でトップ、TMクローンズが8点で追う展開。
(続きます)
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