第2,033回 フタリの決断
90年目3月
「今まで精いっぱいやってきました。悔いはありません」
遠藤真美が引退を表明。
「もう潮時かなって・・・」
団体最古参、ユキ萩原が引退を表明。前あばしりタッグ王者のベテラン2人が引退を決断した。
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3月シリーズ「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
初戦青森大会でTMクローンズ、遠藤亜美真美の夢のトリオが実現、対戦相手の我那覇愛、藤田一美、ユキ萩原に勝利(14分45秒、TMクローンズがハイフライフローで藤田を仕留めた)
第2戦岩手大会ではユキ萩原、久々のシングルマッチ。ベテラン選手なのでタッグのみで起用されていたが、最後のシリーズということで若手への伝承マッチが組まれた。しかし対戦相手のライラ神威2も急速に実力をつけてきており、一方的な展開でユキ萩原がやられ続ける。ユキ萩原もドラゴンスリーパーで逆転を狙ったがポイントをずらされロープに逃げられてしまう。ならばとシャイニングウィザードを放つもカウント2.
「シねオラー」
ライラ神威2の新必殺技、エメラルドフロートが決まるもユキ萩原ギリギリで返した。場内どよめき。しかし最後は打撃戦の中、顔面に蹴りを入れたライラ神威2がなぎ倒し3カウント奪取。勝負タイム19分49秒。
続く試合で遠藤真美はスカルオークと激突。なんと30分フルタイムドローとなった。
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第3戦山形大会ではユキ萩原VSスカルオークのシングルマッチ。やはりもう相手のパワーについていけず、最後はチョップでなぎ倒されて敗北(14分20秒)
次の試合は遠藤真美VSライラ神威2.蹴りを乱発してペースを握った遠藤真美、最後はタイガードライバーで粘るライラ神威2を仕留めた。(14分28秒)
第4戦水戸大会では遠藤真美が新人の時以来に第1試合に出て、新人の中瀬ピラニアを圧倒。蹴りまくって9分37秒、中瀬を沈めた。
第2試合にはユキ萩原が登場し、入社2年目の金井美香と対戦。ユキ萩原、じわじわと攻め込むいつものスタイルでペースをつかみ、最後は15分7秒、コブラツイストでギブアップを奪った。
第5戦宇都宮大会ではユキ萩原が第1試合に登場し、新人の中瀬ピラニアと対戦。いつものように淡々と追い込み、8分9秒、シャイニングウィザードで勝利。
宇都宮の第2試合では遠藤真美VS金井美香。金井のジャーマンを食らってしまうなど危ないシーンがあったが、最後はローリングソバットを叩き込んで3カウント奪取。勝負タイム18分30秒。
第6戦群馬大会では最後のゆきまみタッグが実現。
遠藤真美、ユキ萩原VSスカルオーク、鳥海理奈。しかしこの試合、途中で遠藤真美が腰を痛めてしまい、14分32秒、スカルオークが逆片エビ固めで遠藤真美からギブアップを奪った。
「二人で組むの、最後だね、めいっぱいやろう」(遠藤真美)
「・・・真美の、腰抜け」(遠藤亜美)
第7戦幕張大会のセミでは遠藤亜美真美のラストタッグでシルバーフェンリル、ヤロスラブリと対戦。双子姉妹ならではでの息のあった連携を見せ会場を沸かせたが最後はヤロスラブリのバックドロップで真美が轟沈してしまった。
そして最終戦はさいたまドーム大会。
「ユキ萩原最終試合」
「遠藤真美最終試合」
大看板が2枚、掲げられた。
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