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2016年2月10日 (水)

第2,039回 遠藤亜美最終試合(下)

そして、
「次の試合に登場する遠藤亜美選手はこの試合が最後のファイトとなります。ファンの皆様より一層のご声援のほどお願いいたします」

「亜美、最後だから、悔いの無いようにね!」
「わかってるって・・・」

遠藤亜美、花道奥でさすがに神妙な表情。何しろ対戦相手は団体最強のTMクローンズ、遠藤亜美が自ら希望した。彼女なら心の中にある未練をすっぱり断ち切ってくれる。そう思って会社に申し入れた。

「M@STERPIECE」がかかり、お揃いの黄色いTシャツを羽織った遠藤亜美真美が花道に姿をあらわした。先に手を振りながら声援に応える遠藤真美。2か月前に引退しているが体型はほとんど変わっていない。そのあと遠藤亜美がゆっくりと一歩ずつリングへ。そのあとSPZ現王者、TMクローンズがリングへ。いつものようにポーカーフェースを崩さない。
遠藤真美はリング下でセコンドにつく。

「ぐうううう・・・」

遠藤亜美、最後のファイトは玉砕だった。組みつくや投げられ、そしてグラウンドのスリーパー。起き上がるやノーザンで投げられて、場外に逃げても追ってこられて場外でノーザン、ボディスラムの厳しい攻め。かつては名勝負を繰り広げた間なのだが、両者の力関係は大きく開いてしまった。

「は!」
なんとかドロップキックで反撃するも梅コブラに捕らえられ、振りほどいたところをジャーマン、これは何とか返したもののこの試合3度目のノーザンで投げられた。
ワン、トゥ・・・

「亜美、返せーーー」

スリ!

真美の声が聞こえるが、遠藤亜美に返す力は残っていなかった。勝負タイム8分19秒。
あっさりと試合を終わらせたTMクローンズ、勝ち名乗りを受けるやさっさと引き揚げた。

「・・・・・・・・・・・・・っ」

敗れた遠藤亜美、1分近くダウンしていたが、なんとか起き上がり、自分の足で花道を歩いて戻った。少し後ろを歩く遠藤真美の方が涙ぐんでいた。

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横スペ大会メインイベントは我那覇愛、藤田一美VSマックスカオス、ヤロスラブリの特別試合タッグマッチ60分1本勝負。

セミがあまりいい試合にならないだろうと判断した運営はメインに人気のある我那覇のタッグマッチを持ってきた。やはりマックスカオスの重量感あふれる攻めが猛威を振るい、我那覇をパワーボムで叩きつけるなど絶好調。

パワーボムを2連発で食らった我那覇、足元がふらつく状況下でレッグラリアートを放ったがさして効いていない。代わった藤田も全く歯が立たず、マックスカオスの裏拳でダウン。そのまま藤田がつかまり、最後は合体パイルドライバーで14分46秒、藤田が沈んだ。

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メイン終了後、遠藤亜美の引退セレモニー。スーツ姿に着替えて、メイクを直した遠藤亜美がファンに最後の挨拶。

「・・・見ての通りです。セミファイナルはお粗末な試合で済みませんでした。これ以上自分のイメージを壊したくないので、遠藤亜美は、今日でリングを降ります。ありがとうございました!」

市ヶ谷レイカ政権を止めた名選手がレスラー生活を終えた。

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遠藤亜美

2090年5月10日、山梨カイメッセ大会での対 金森麗子戦でデビュー。2099年5月、横浜スペシャルホール大会での対 TMクローンズ戦で引退 稼働月数109ケ月 出場試合数(概算)792試合

タイトル歴

第248代SPZ世界王者
第252代SPZ世界王者
第255代SPZ世界王者
(累計防衛回数9回)

第166代SPZ世界タッグ王者(パートナーは市ヶ谷レイカ)
第169代・173代・第175代SPZ世界タッグ王者(パートナーは遠藤真美)
第119代あばしりタッグ王者(パートナーは遠藤真美)

第86回・87回・88回・90回SPZクライマックス優勝
第66回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーは市ヶ谷レイカ)
第69回・第70回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーは遠藤真美)

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