第2,068回 TMクローンズVS真田美幸
90年目9月
橘みずきが1年9か月ぶりにSPZ復帰を表明。アメリカマットを転戦したが、思うように扱いというかギャラが上がらず、SPZ復帰の話がまとまった。
シリーズ初戦岡山大会でSprout3人がメインで揃い踏み、瀬戸田光、真田美幸、橘みずきVS TMクローンズ、スカルオーク、中瀬ピラニア。
真田がキックで中瀬から3カウントを取り、復帰戦を飾った。
最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合は下辻かすみVSパーシー町田。なんとこの試合は新人の下辻が終盤の丸めあいを制して3カウント奪取。勝負タイム10分9秒。
第2試合はファンシー長沢VSジーナ・エバンス。練習熱心な性格で関係者からの評判も高い長沢、得意のフロントスープレックスで追い込んでゆくも、エバンスもフロントスープレックスでお返し。これで3カウントが入った。勝負タイム9分11秒。
第3試合は金井美香VSウェラ・グレトリ。Sクラ本大会に出られなかった金井だが、実力派そこそこのところまで上がっており、この日もグレトリを攻め込み、ニーアタックで3カウントを奪った。勝負タイム10分59秒、その試合が終わると休憩。
休憩明けはタッグマッチ。川端明子、中神朝香VSスカルオーク、中瀬ピラニア。中堅選手同士のタッグマッチ。地方興行ではTMのパートナーとして活躍しているスカルオークとピラニア、この日は休憩後の位置で川端を痛めつける。そのまま試合は乱戦にもつれ、最後はどさくさの中、中瀬ピラニアが踵落としを決めて中神を沈めた。勝負タイム24分13秒のいい試合。
外人同士のタッグマッチを挟んで、セミ前は我那覇愛、スーパーカムイVSアリス・ウインズ・ダーガソン、ヤロスラブリのタッグマッチ。Sクラでシード権を失い、健在を印象付けたい我那覇、トップグループに上がりたいカムイ、TMの首をねらうアリス、日本マットで稼ぎたいヤロスラブリ、4人の思惑が交錯したいい試合となった。スーパーカムイ、エメラルドフロートをさく裂させ我那覇につなぐ。我那覇は逆さ押さえ込みまで繰り出したがカットに阻まれた。最後は乱戦の中、我那覇がレッグラリアートを決めてヤロスラブリを仕留めた。勝負タイム27分12秒。
セミファイナルのシングルマッチ。瀬戸田光VS橘みずき。
橘みずきがSPZに帰ってきた。観客の反応は意外にもあたたかいものだった。きょうはSproutのリーダー、瀬戸田光とけじめのシングルマッチ。
「2年近くもアメリカで何をやってきたか、見せてもらいましょうか」
しかしSPZでもまれた瀬戸田と、アメリカマットで負け役をやっていた橘との差は歴然で、瀬戸田が一方的に攻める。けっきょくあまり見せ場もないまま、タイガースープレックスホールドで瀬戸田が13分14秒、勝利。
メインはSPZ戦、王者TMクローンズに対するは真田美幸。SPZクライマックス2年連続準優勝、そして公式戦でTMをあわやというところまで追い込んだ実績が評価されて、SPZベルト初挑戦となった。
(とうとうここまできた)
しかしTMクローンズ強い。グラウンドのスリーパー責めで真田を手玉に取る。こんなのに付き合ってられないと立ち技で勝負を挑むが、そうするとドロップキックの連発。やはり役者が違う。
「ウガーッ!」
体当たり気味のタックルで打開を図るが、TMも試合巧者、組みついてのボディスラムで流れを変え、起き上がってくるやノーザン。真田もエルボーで反撃するがTMの耐久範囲を超えるものではない。真田が攻めあぐんでいるとTMが突然仕掛けた。梅コブラ。
「ヒギャアア」
たまらず真田タップ。勝負タイム25分59秒、王者が13度目の防衛に成功。
« 菊地真ちゃんかわいい。 | トップページ | さくらさくら20160402 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント