第2,082回 自分も、ヤキが回ったなあ・・・
第5戦福井大会からは、Bブロック公式戦の続き。
ジニアス(2点、裏投げからの片エビ固め 13.26)川端(0点)
イロモノとみられていたハチェマレ・ジニアスだが、長い海外修行で実力はしっかりつけてきており、川端のような典型的グラウンドファイターへの対応もよくできている。必要以上に攻めさせず、頃合いを見て強烈なラリアット、ニーアタック連打で優位に立つ。最後は息の乱れた川端を、力の差を見せつけるように裏投げ一発で仕留めた。川端明子、2敗目を喫し本大会出場が厳しくなった。
スカルオーク(2点、パワーボムからのエビ固め 25.04)F長沢(2点)
頑健な肉体を誇るスカルオークに、F長沢の攻めがどこまで通じるかが焦点だったが、チョップ乱打、フロントスープレックス、アームホイップととにかく手数を繰り出した長沢。頑健な肉体のスカルオーク、ヘッドバットで反撃しつつ憤怒の表情で耐えるがとうとう膝が笑い出した。DDTで勝負をかけるもカウント2で返された。
(自分も・・・ヤキが回ったなあ)
しかしスカルオーク、入社2年目の若手に負けるわけにはいかんと奮起し伝家の宝刀パイルドライバー、パワーボムの猛攻で逆転勝利。1敗で踏みとどまった。25分の大熱戦、敗れはしたもののファンシー長沢にも大歓声。
「やばかったよ。最後はガタイの差で拾えたようなもの。向こうが一発の重さを出せるようになったら恐ろしいね」(スカルオーク)
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第6戦は金沢大会。
F長沢(4点、バックドロップからの片エビ固め 29.57)中瀬P(2点)
ここで負けたら予選会突破が厳しくなるファンシー長沢、懸命に向かって行くが、中瀬ピラニアもその牙を研いでいた。厳しくなったら打撃を入れて逆転というシナリオを描いていたが、どばどば攻め込む長沢に面喰う状況。なんとか踵落とし、ハイキックの猛攻でぐらつかせることに成功。そしてコブラツイストで勝負をかけるも長沢懸命にロープへ。
そして長沢、勝負を捨てずスクラップバスター。どちらに転ぶかわからなくなった勝負。中瀬体当たりのタックルも長沢返す
「うあーっ!!」
ファンシー長沢、ここでバックドロップ初公開。中瀬ピラニア後頭部からマットへ。長沢懸命に押さえ込む、中瀬ピラニアは頭を打っており身体をうごかすことができず、そのまま3カウントが入った。タイムアップぎりぎりでファンシー長沢が2勝目を挙げ、踏みとどまった。
ジニアス(4点、ジニアスダイブからの片エビ固め 14.57)スカルオーク(2点)
スカルオーク、昨日の福井の激戦の疲れか、肩にテーピングを施してのファイト。対するジニアスは序盤から仕掛けていく。ニールキック、ジニアスダイブと畳み掛け、あっさりと3カウントを奪った。
「まあ、しゃあない。あいつは今すぐトップグループ行ってもおかしくないやつだから。で、」
壁に貼られた星取表を見たスカルオーク
「ジニアスが全勝でいくとなると、2位通過ライン2敗まで下がらねえか?こりゃあラストの地味子(川端のことか)戦、きばらんとなあ」
1勝2敗のスカルオーク、まだ予選会突破をあきらめていない。
(続きます)
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