第2,084回 やられる前にやれ作戦
93年目6月シリーズ最終戦さいたま大会
休憩後はSPZクライマックス予選会Bブロック最後の2試合。
ここまでの得点経過は以下の通り
ジニアス(6点)
F長沢(4点)※今日リーグ戦は組まれていない
中瀬P、川端、スカルオーク(2点)
混戦の行方はいかに、
スカルオーク(4点、パイルドライバーからの片エビ固め 24.59)川端(2点)
1勝2敗同士の対戦、負けたほうが2位通過争いから脱落するシビアな一戦は、馬力にものをいわせたスカルオークが優位に立ち、ものすごいボディスラムで投げ飛ばしてゆく。しかし川端も寝かそう寝かそうとしてくる。
(時間切れだと脱落しちまう!)
少し焦るスカルオーク、大振りのチョップで痛めつけてゆく。しかし川端もニーアタックで応戦。
「さっさと潰れろ!」
スカルオーク、パイルドライバー、しかし川端かろうじて返す。
「ったく、もう!」
2度目のパイルドライバーで川端を沈め3カウント奪取。これで次の試合でジニアスが中瀬ピラニアに勝てば2位通過となる。
「ま、他力本願だけど、なんとかなるっしょ」(スカルオーク)
ジニアス(8点、ラリアットからの片エビ固め 10.5)中瀬P(2点)
Bブロック最後の一戦。勝てば望みがつながる中瀬Pだが、ジニアスも全勝1位通過は譲れないとばかり、ラリアット、ネックブリーカーの猛攻。
「せいっ」
2発目のラリアットで快勝を収めたジニアスが全勝で1位通過を決めた。この結果Bブロックの2位争いはスカルオークとF長沢が4点で並んだが、直接対決で勝っているスカルオークがSPZの規定により上位とみなされ、本大会出場が決まった。
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外人同士のタッグマッチのあと、セミファイナルはなんと、
TMクローンズ、パーシー町田VS瀬戸田光、ファンシー長沢という顔ぶれのタッグマッチ。
予選会が4試合組まれたため苦しいカード編成。パーシー町田は初めてセミファイナルでファイト。こんなパートナーでは話にならんとTMが出ずっぱりでファイトも、瀬戸田がタイガースープレックスで追い込み、苦しい表情、やむをえずタッチしたもののP町田はぐだぐだ、瀬戸田に歯が立たない。
こうなっては仕方ないとTM覚悟を決めてリングイン、ノーザンで瀬戸田を追い込み、
「連携!」
合体パイルドライバーで瀬戸田を沈めた。勝負タイム17分19秒、TM,P町田の即席タッグが勝利。
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埼玉大会メインはSPZ戦、
新王者真田美幸、初防衛戦の相手はスーパーカムイ。初挑戦のチャンスに燃えたのか、スーパーカムイ頭突きを乱打しペースを握ろうとする。そしてレッグドロップ。タイガードライバーと早い仕掛け。相手の蹴り技を警戒したか。
(やられる前にやらないと、こっちが潰されちまう)
レッグドロップを挟んでブレンバスター、2度目のタイガードライバー、真田どうしたのかエルボーで反撃も当たりが浅い。
「UOOOOO」
スーパーカムイ、」いけるぞいけるぞとバックドロップ2連発で追い込む。
真田エルボー、ネックブリーカーで反撃、しかしスーパーカムイもネックブリーカーでお返し、真田返す。そしてステップキック、しかしスーパーカムイもステップキック。真田裏拳。これ以上は受けられないと判断したスーパーカムイ
「潰れろ!」
変形デスバレー、白い絶叫炸裂!!
ワン、トゥ、スリ
42分12秒、」スーパーカムイがSPZベルト奪取!!
「獲った・・・・」
スーパーカムイ、やられる前にやれ作戦が奏功し、みごとSPZ王者に輝いた。
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