第2,085回 93年目7月 サマースターナイツシリーズ
93年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。
「ふ、やはり京王プラザの和食はウマイ」
実力派ベテラン外人のジェイジェイ・コーディが5カ月ぶりに来日。最近は本国アメリカでも試合数を減らし、むしろコーチ業を主とするようになり、今回はアイダホで自らがスカウトした大型新人レスラー、ダークネス・シブリンを引きつれての来日。
「アマレスで州代表まで行った素材でパワーもある。使ってみてください」(ジェイジェイ・コーディ)
青森をスタートして東北地方を南下していくシリーズ。ジェイジェイ・コーディは主に休憩後のタッグマッチに出場し、タッグパートナーのシブリンにコーナーから檄を飛ばし続けた。
シリーズ第6戦宇都宮大会であばしりタッグ戦が3か月ぶりに組まれた。王者我那覇愛、川端明子に対するは、中瀬ピラニア、中神朝香のヒールコンビ。
「はっ!」
ベテランの我那覇相手にも容赦のない掌底を入れて行った中神朝香、倒れたところをレッグドロップで追い打ち。しかし王者組もサンドイッチラリアットを中瀬に決めるなど流れを渡さない。
(長引いたら不利だ)
我那覇愛、20分経過の時点でレッグラリアートを中神に叩き込むも当たりが浅い。ならばと中瀬を捕らえてタイガードライバー2連発。24分50秒、これで中瀬を仕留めた。王者組が2度目の防衛に成功。
「向こうの技は全部知ってるから、でも、あと5分長引けば、攻め込まれていただろうね」(我那覇愛)
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その翌日、幕張大会ではSPZ世界タッグ戦、王者真田美幸、瀬戸田光に対するはTMクローンズ、スカルオーク。3か月前のリマッチが組まれた。
また来月のSPZクライマックスを見据えるとTMを叩いておきたい。そう考えた真田がものすごいハイキックでTMをなぎ倒す。これで動きの止まったTMはスカルオークにタッチせざるを得なくなった。ベテランのスカルオーク、長身を生かしたパイルドライバーを炸裂させ瀬戸田を苦しめる。そしてTMを呼び込んでもういっぱつ合体式。しかし瀬戸田も裏投げで反撃し、真田にスイッチ。真田美幸、豪快なミサイルキックでスカルオークを吹き飛ばす。そして起き上がったところを
「せいっ」
ハイキック一撃、いかにタフなスカルオークと言えどこれで目の前が真っ黒になってしまってはフォールを返せなかった。勝負タイム39分43秒、王者組が初防衛に成功、
最終戦は新日本ドーム大会。
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