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2016年4月30日 (土)

そしてGW20160430

ことしもGWの季節がやってきました。

とりあえずスポーツニュースのようなもの

■小鹿会長、アジアタッグ王座どりならず

関本と組んで宮本・木高の持つアジアタッグ挑戦、流血しながらSTF繰り出すなど健闘するも最後は首固めを返せず。それでも驚異の74歳。

■FMW対UWF

大仁田軍団と高山船木が激突。それで後楽園がフルハウスになってしまうのだから大したもの。最終的には大仁田と船木が電流爆破やっちゃうのか。まあビジネスとしてはお互いうまみがあるのだろう。

■野球

・岩瀬2軍落ち

2回続けて試合を壊し、岩瀬が無期限2軍調整を志願。402セーブの伝説の人も年齢の限界には勝てず。これはもう落日なのか。

・DeNA筒香 腹の肉離れで2軍落ち

3番乙坂4番ロペス5番倉本のクリーンナップ。さあ大変なことになってきました。

今週はこんなところ。

2016年4月29日 (金)

第2,085回 93年目7月 サマースターナイツシリーズ

93年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。

「ふ、やはり京王プラザの和食はウマイ」

実力派ベテラン外人のジェイジェイ・コーディが5カ月ぶりに来日。最近は本国アメリカでも試合数を減らし、むしろコーチ業を主とするようになり、今回はアイダホで自らがスカウトした大型新人レスラー、ダークネス・シブリンを引きつれての来日。

「アマレスで州代表まで行った素材でパワーもある。使ってみてください」(ジェイジェイ・コーディ)

青森をスタートして東北地方を南下していくシリーズ。ジェイジェイ・コーディは主に休憩後のタッグマッチに出場し、タッグパートナーのシブリンにコーナーから檄を飛ばし続けた。

シリーズ第6戦宇都宮大会であばしりタッグ戦が3か月ぶりに組まれた。王者我那覇愛、川端明子に対するは、中瀬ピラニア、中神朝香のヒールコンビ。

「はっ!」
ベテランの我那覇相手にも容赦のない掌底を入れて行った中神朝香、倒れたところをレッグドロップで追い打ち。しかし王者組もサンドイッチラリアットを中瀬に決めるなど流れを渡さない。
(長引いたら不利だ)
我那覇愛、20分経過の時点でレッグラリアートを中神に叩き込むも当たりが浅い。ならばと中瀬を捕らえてタイガードライバー2連発。24分50秒、これで中瀬を仕留めた。王者組が2度目の防衛に成功。
「向こうの技は全部知ってるから、でも、あと5分長引けば、攻め込まれていただろうね」(我那覇愛)

********************************

その翌日、幕張大会ではSPZ世界タッグ戦、王者真田美幸、瀬戸田光に対するはTMクローンズ、スカルオーク。3か月前のリマッチが組まれた。

また来月のSPZクライマックスを見据えるとTMを叩いておきたい。そう考えた真田がものすごいハイキックでTMをなぎ倒す。これで動きの止まったTMはスカルオークにタッチせざるを得なくなった。ベテランのスカルオーク、長身を生かしたパイルドライバーを炸裂させ瀬戸田を苦しめる。そしてTMを呼び込んでもういっぱつ合体式。しかし瀬戸田も裏投げで反撃し、真田にスイッチ。真田美幸、豪快なミサイルキックでスカルオークを吹き飛ばす。そして起き上がったところを

「せいっ」
ハイキック一撃、いかにタフなスカルオークと言えどこれで目の前が真っ黒になってしまってはフォールを返せなかった。勝負タイム39分43秒、王者組が初防衛に成功、

最終戦は新日本ドーム大会。

2016年4月28日 (木)

第2,084回 やられる前にやれ作戦

93年目6月シリーズ最終戦さいたま大会

休憩後はSPZクライマックス予選会Bブロック最後の2試合。

ここまでの得点経過は以下の通り

ジニアス(6点)

F長沢(4点)※今日リーグ戦は組まれていない

中瀬P、川端、スカルオーク(2点)

混戦の行方はいかに、

スカルオーク(4点、パイルドライバーからの片エビ固め 24.59)川端(2点)

1勝2敗同士の対戦、負けたほうが2位通過争いから脱落するシビアな一戦は、馬力にものをいわせたスカルオークが優位に立ち、ものすごいボディスラムで投げ飛ばしてゆく。しかし川端も寝かそう寝かそうとしてくる。
(時間切れだと脱落しちまう!)
少し焦るスカルオーク、大振りのチョップで痛めつけてゆく。しかし川端もニーアタックで応戦。

「さっさと潰れろ!」
スカルオーク、パイルドライバー、しかし川端かろうじて返す。

「ったく、もう!」
2度目のパイルドライバーで川端を沈め3カウント奪取。これで次の試合でジニアスが中瀬ピラニアに勝てば2位通過となる。

「ま、他力本願だけど、なんとかなるっしょ」(スカルオーク)

ジニアス(8点、ラリアットからの片エビ固め 10.5)中瀬P(2点)

Bブロック最後の一戦。勝てば望みがつながる中瀬Pだが、ジニアスも全勝1位通過は譲れないとばかり、ラリアット、ネックブリーカーの猛攻。
「せいっ」
2発目のラリアットで快勝を収めたジニアスが全勝で1位通過を決めた。この結果Bブロックの2位争いはスカルオークとF長沢が4点で並んだが、直接対決で勝っているスカルオークがSPZの規定により上位とみなされ、本大会出場が決まった。

***************************

外人同士のタッグマッチのあと、セミファイナルはなんと、

TMクローンズ、パーシー町田VS瀬戸田光、ファンシー長沢という顔ぶれのタッグマッチ。

予選会が4試合組まれたため苦しいカード編成。パーシー町田は初めてセミファイナルでファイト。こんなパートナーでは話にならんとTMが出ずっぱりでファイトも、瀬戸田がタイガースープレックスで追い込み、苦しい表情、やむをえずタッチしたもののP町田はぐだぐだ、瀬戸田に歯が立たない。

こうなっては仕方ないとTM覚悟を決めてリングイン、ノーザンで瀬戸田を追い込み、
「連携!」
合体パイルドライバーで瀬戸田を沈めた。勝負タイム17分19秒、TM,P町田の即席タッグが勝利。

**************************

埼玉大会メインはSPZ戦、

新王者真田美幸、初防衛戦の相手はスーパーカムイ。初挑戦のチャンスに燃えたのか、スーパーカムイ頭突きを乱打しペースを握ろうとする。そしてレッグドロップ。タイガードライバーと早い仕掛け。相手の蹴り技を警戒したか。

(やられる前にやらないと、こっちが潰されちまう)

レッグドロップを挟んでブレンバスター、2度目のタイガードライバー、真田どうしたのかエルボーで反撃も当たりが浅い。
「UOOOOO」
スーパーカムイ、」いけるぞいけるぞとバックドロップ2連発で追い込む。

真田エルボー、ネックブリーカーで反撃、しかしスーパーカムイもネックブリーカーでお返し、真田返す。そしてステップキック、しかしスーパーカムイもステップキック。真田裏拳。これ以上は受けられないと判断したスーパーカムイ
「潰れろ!」
変形デスバレー、白い絶叫炸裂!!

ワン、トゥ、スリ
42分12秒、」スーパーカムイがSPZベルト奪取!!
「獲った・・・・」
スーパーカムイ、やられる前にやれ作戦が奏功し、みごとSPZ王者に輝いた。

2016年4月27日 (水)

第2,083回 なんとか、なんとかね。

第7戦は富山大会。

川端(2点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 15.14)中瀬P(2点)

最終戦にジニアス戦を残していることを考えると絶対に負けられない中瀬、2敗を喫しておりあとのない川端、STFで痛めつけた後、奥の手ムーンサルトまで見せるもひざ迎撃される。これで深いダメージを負った川端だが諦めず2回目のムーンサルト!!これで初日を出し、2位通過ラインに踏みとどまった。

「あのさ、勝ち点で並んだ場合通過順位ってどう決まるんだったっけ」

この日リーグ戦の無いスカルオークが記者陣に逆質問。

Bブロックの1位通過はジニアスで確定的。2位通過は混戦模様。

「た、確か・・・勝ち点が同じ場合は直接対決で勝った方。3すくみの場合は、勝ち試合の勝負タイムの短い方だったかと」

京スポ新聞の記者さんがSPZのルールブックを覚えていた。

「じゃあ、最終戦、勝つしかないわな」(スカルオーク)

ジニアス(6点、ジニアスダイブからの体固め 12.00)F長沢(4点)

ラリアットで吹き飛ばしてペースを握ったジニアス。長沢の攻めを一通り受けきるやジニアスダイブ発動。余裕で長沢を下した。ジニアス3連勝。ほかの選手が全員2敗を喫しているため最終戦を待たずBブロック1位通過を決めた。

敗れたF長沢、予選会リーグ戦を4点で終え、2位通過できるかどうかは最終戦の結果待ちとなった。

Bブロックの2位争いはまさに混沌。F長沢が4点で全日程を終えているが、中瀬P、川端、スカルオークが2点で追走しており最終戦にリーグ戦を残しているのでまだ可能性がある。最終戦のカードは、中瀬P VS ジニアス、そして川端VSスカルオークの直接対決。

****************************
最終戦は、さいたまドーム大会。

第1試合は下辻かすみ、SASAYAMA対ミス・マスカレード、アクア・ミスティックのタッグマッチ。やはり外人勢のスピードにこの2人では太刀打ちできず、10分18秒、マスカレードのソバットに下辻がやられてしまった。

第2試合から、予選会Aブロック公式戦のラスト2試合。

橘(8点、ノーザンライトSH 15.10)金井(2点)

すでに予選会通過を決めた橘みずきと、2敗を喫し敗退が決まっている金井の対戦。全勝で1位通過したい橘みずきがはつらつファイト、フランケンシュタイナー、ノーザンと流れるような攻め。金井も場外ジャーマンという破天荒な攻めで反撃したが、肝心のリング内でのバックドロップは上から潰されてしまった。そして満を持して2度目のノーザンで橘みずき、4連勝で1位通過を決めた。

「本大会でもいい試合ができるよう、頑張ります」(橘)

我那覇(6点、レッグラリアートからの片エビ固め 12.34)中神(4点)

勝ったほうが2位通過での本大会出場となる一戦。我那覇愛、元SPZ王者の面目にかけて予選会敗退は許されないとばかり気合を込めて中神に向かって行った。しかし中神もストレッチプラムで勝負をかけたが我那覇振りほどいて
「かわいそうだけどこれで終わり!」
レッグラリアート炸裂。これで中神をなぎ倒して3カウントが入り、我那覇愛がどうにか予選会Aブロック2位通過を決めた。

「なんとか、なんとかね。」(我那覇)

その試合が終わると休憩。休憩後は予選会Bブロック2試合。

2016年4月26日 (火)

第2,082回 自分も、ヤキが回ったなあ・・・

第5戦福井大会からは、Bブロック公式戦の続き。

ジニアス(2点、裏投げからの片エビ固め 13.26)川端(0点)

イロモノとみられていたハチェマレ・ジニアスだが、長い海外修行で実力はしっかりつけてきており、川端のような典型的グラウンドファイターへの対応もよくできている。必要以上に攻めさせず、頃合いを見て強烈なラリアット、ニーアタック連打で優位に立つ。最後は息の乱れた川端を、力の差を見せつけるように裏投げ一発で仕留めた。川端明子、2敗目を喫し本大会出場が厳しくなった。

スカルオーク(2点、パワーボムからのエビ固め 25.04)F長沢(2点)

頑健な肉体を誇るスカルオークに、F長沢の攻めがどこまで通じるかが焦点だったが、チョップ乱打、フロントスープレックス、アームホイップととにかく手数を繰り出した長沢。頑健な肉体のスカルオーク、ヘッドバットで反撃しつつ憤怒の表情で耐えるがとうとう膝が笑い出した。DDTで勝負をかけるもカウント2で返された。

(自分も・・・ヤキが回ったなあ)
しかしスカルオーク、入社2年目の若手に負けるわけにはいかんと奮起し伝家の宝刀パイルドライバー、パワーボムの猛攻で逆転勝利。1敗で踏みとどまった。25分の大熱戦、敗れはしたもののファンシー長沢にも大歓声。

「やばかったよ。最後はガタイの差で拾えたようなもの。向こうが一発の重さを出せるようになったら恐ろしいね」(スカルオーク)

****************************

第6戦は金沢大会。

F長沢(4点、バックドロップからの片エビ固め 29.57)中瀬P(2点)

ここで負けたら予選会突破が厳しくなるファンシー長沢、懸命に向かって行くが、中瀬ピラニアもその牙を研いでいた。厳しくなったら打撃を入れて逆転というシナリオを描いていたが、どばどば攻め込む長沢に面喰う状況。なんとか踵落とし、ハイキックの猛攻でぐらつかせることに成功。そしてコブラツイストで勝負をかけるも長沢懸命にロープへ。

そして長沢、勝負を捨てずスクラップバスター。どちらに転ぶかわからなくなった勝負。中瀬体当たりのタックルも長沢返す
「うあーっ!!」
ファンシー長沢、ここでバックドロップ初公開。中瀬ピラニア後頭部からマットへ。長沢懸命に押さえ込む、中瀬ピラニアは頭を打っており身体をうごかすことができず、そのまま3カウントが入った。タイムアップぎりぎりでファンシー長沢が2勝目を挙げ、踏みとどまった。

ジニアス(4点、ジニアスダイブからの片エビ固め 14.57)スカルオーク(2点)

スカルオーク、昨日の福井の激戦の疲れか、肩にテーピングを施してのファイト。対するジニアスは序盤から仕掛けていく。ニールキック、ジニアスダイブと畳み掛け、あっさりと3カウントを奪った。

「まあ、しゃあない。あいつは今すぐトップグループ行ってもおかしくないやつだから。で、」

壁に貼られた星取表を見たスカルオーク

「ジニアスが全勝でいくとなると、2位通過ライン2敗まで下がらねえか?こりゃあラストの地味子(川端のことか)戦、きばらんとなあ」

1勝2敗のスカルオーク、まだ予選会突破をあきらめていない。

(続きます)

2016年4月25日 (月)

第2,081回 あきらめず、欲張らず

第2戦は松江大会。この日はAブロック公式戦2試合のみ。

中神(4点、コブラツイスト 8.57)P町田(0点)

中神朝香、順当に2勝目。頃合いを見てコブラツイストで絞り上げて快勝を収めた。
「あと二つ、あきらめず欲張らずやるだけですわ」(中神)

橘(2点、フライングニールキックからの片エビ固め 20.17)我那覇(2点)

Aブロック注目のカードが松江で組まれた。元SPZ王者の我那覇にどう橘が向かって行くかが焦点の試合。しかし我那覇も出戻りの選手にやられるわけにはいかないとパワーボム、タイガードライバーの猛攻。しかしこれで仕留めきれないのがいまの我那覇。ニールキックをもろに食らい苦しい表情。そしてドラゴンスクリューを挟んで、2発目のニールキックで我那覇やられてしまった・・・・

「やられたよ。自分に勝つとはなかなかだな。」(我那覇)

************************

第3戦鳥取大会。この日もAブロックリーグ戦。

金井(2点、ジャーマンSH 13.43)P町田(0点)

金井美香初白星。格下のパーシー町田をさして問題にせず、得意のジャーマンで3カウントを奪った。

橘(4点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 14.02)中神(4点)

すでに2勝を挙げている中神だが、残りの対戦相手は橘みずき、我那覇愛と難敵が続く。中神朝香、ここはなんとかとっておきたいと考え寝かそう寝かそうとするが橘もそれはわかっていて意識して飛び技を多く繰り出してくる。息詰まる攻防が続いたが、橘の掌底が入り中神ぐらつく。そこへノーザン、フランケンシュタイナーの猛攻を浴びせた橘がこの試合を制した。

***************************

第4戦は神戸大会。
橘(6点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 7.39)P町田(0点)

橘みずき、相手のサソリ固めを受けきって、最後はフランケンシュタイナーで華麗に押さえ込んで3カウント。これで3勝目を挙げ、本大会出場へ大きく近づいた。パーシー町田、去年に続いて予選会全敗でリーグ戦を終えた。

我那覇(4点、レッグラリアートからの片エビ固め 18.41)金井(2点)

1敗同士の対戦、負けたほうが脱落を意味するカード。ここは踏んばらねばと考えた我那覇がイニシアチブを取って攻めてゆくが、金井も悲願の本大会進出へ向けてエルボーを打ち込んでゆく。そして「結構痛い」レッグドロップを連発で落とす。

(落ち着いて、落ち着いて・・・いこう)
我那覇、ロープに振られてからうまく背面トペで潰す切り返しを見せる。しかし金井も勝負をかけてきてバックドロップ2連発!これで我那覇も表情を変え、伝家の宝刀レッグラリアートを叩き込んで3カウントを奪った。この結果、ここまで3勝0敗の橘みずきの予選会通過がいちはやく確定。

Aブロックの残り公式戦2試合は最終戦で行われる。

2016年4月24日 (日)

第2,080回 激戦区な予選会

93年目6月
恒例のSPZクライマックス予選会リーグ戦

(Aブロック)
我那覇愛(前回本大会6点)
中神朝香(前回本大会0点)
橘みずき
金井美香
パーシー町田

(Bブロック)
川端明子(前回本大会4点)
スカルオーク(前回本大会2点)
ハチェマレ・ジニアス
中瀬ピラニア
ファンシー長沢

過去最多となる10名の選手が2ブロックに分かれ、本大会出場権4つのイスを争う激戦区。

シリーズ初戦山口大会。予選会リーグ戦が4試合も組まれたのでカード編成も苦しいものがあり、TMクローンズは第3試合でミス・マスカレードと組んでハチェマレ・ジニアス、ペルフェクタ組と激突。14分37秒、ペルフェクタがサソリ固めでマスカレードを下したがレアものカードに場内どよめき。

予選会リーグ戦Aブロック2試合。

中神(2点、コブラツイスト 16.48)金井

Aブロックの予想はマスコミ記者さん達も難しいようで、まあ前年本大会6点を取った我那覇愛の通過は堅いとみられていて、残り1枠を出戻りの橘、前座の華・金井、前回本大会0点の中神が争うとみられていた。その意味ではいきなりシビアな対決が組まれたが、押していたのは中神。グラウンドで腕関節を取りながらペースをつかみ、スクラップバスター連発で優位に立つ。金井もブレンバスターで投げ返すなど健闘したが、最後は中神がリング中央でコブラツイストに!
「ひぎいっ」
懸命にこらえた金井だったが、脇腹に鋭い痛みが走り無念のタップ。

「まず一つとりました。その調子で残り3つやるだけですわ」(中神)

我那覇(2点、タイガードライバーからのエビ固め 10.12)P町田

「あれに負けたら引退を考えますよ」

元SPZ王者の我那覇、きょうの相手P町田は万年前座選手なのでイージーマッチ。パーシー町田相手にジャーマン狙い、相手にあえて前方回転エビに切り返させてあげるムーブを見せるなど余裕のファイト。そして最後は格の違いを見せつけるように、10分経過のアナウンスとともにタイガードライバーで幕。

続いてBブロックリーグ戦2試合。
中瀬P(2点、ハイキックからの片エビ固め 22.32)スカルオーク

Bブロックも予想は難しいようで、前回大会4点の川端は攻めやすいところがあるし、スカルオークもベテランの域に入りシングルマッチの連戦はきついだろうとみられていた。

普段はTM軍団として同じコーナーに立つことの多い二人がシングル対決。序盤はスカルオークが持ち前の馬力で攻め込んでいったが、いきがみだれてしまう。中瀬も打撃で応戦したので盛り上がった。スカルオーク、切り札のパイルドライバーを繰り出すも、場外エスケープされてしまう。逆に場外で息を整えた中瀬がハイキック、ノーザン、ハイキックの波状攻撃で前世界タッグ王者のスカルオークを沈めた。

「ハァ、ハァ・・・いつまでも中堅どころを温めているわけにはいきませんので・・・」(中瀬ピラニア)

F長沢(2点、ローリングソバットからの片エビ固め 22.58)川端

入社2年目のファンシー長沢、素質はいいものを持っており、最近はメインやセミに起用されることも多くなってきた。この日は試合巧者の川端と当たったが、川端のグラウンド攻勢に苦しむも、懸命にタックルでなぎ倒しペースを渡さない。しかし川端が満を持してSTF!しかし長沢強引に体をよじって振りほどく!場内どよめき。

ここはチャンスと長沢、フロントスープレクス、ローリングソバットと畳み掛け、あばしり王者の川端から3カウントを奪った。場内どよめき。Bブロックは意外にも前年の本大会出場者が相次いで敗れる波乱。

(予選会、続きます)

2016年4月23日 (土)

GW近づく20160423

日ごとに陽気が増してきました。もうすぐ初夏。時のたつのは早いものです。

■プロレス

曙 新団体王道旗揚げ

後楽園は半分の入り。メインは曙浜ケアVS関本岡林田中。馬場元子さんが全面支援。どうしてこう日本のプロレスは細分化していくのだろうか。5月に山口で第2弾興行をやるらしい。

チャンピオンカーニバル

例年通りの混戦模様。スーパータイガーに失神負けした秋山社長は関本に敗れるが、三冠王者の宮原にはリストクラッチ式エクスプロイダーで勝利。

■中日 岩瀬3試合目の登板

抑えではなくあくまで左の中継ぎ。いずれも無失点に抑え役割を果たす。

■消費税10%実施について

リーマンショックや大震災級の出来事がない限り実施する。と表明していたら熊本で大地震。しかし(数万人が避難生活を余儀なくされているが)大震災にはあたらないので増税は予定通り実施するとのこと。でもまあ憲法改正したい安倍首相は増税先送りも考えてはいるのだろうな。

2016年4月22日 (金)

筆者入院する

2月の話なのですが、

働き過ぎと心労がたたったのか、筆者はついに人生初入院を経験しました。

WASで入院イベントは何度か見ているのですが、あまり楽しい経験ではありませんでした。

2月中旬の土曜日、筆者はA型インフルエンザにかかり、したがって出社禁止となりました。

本人はやったこれで合法的に会社を休める・・・と考えましたが、その夜1時ころ体に異変が起こりました。

不整脈の発作が起こり、(たまに起こるのですが)心臓の鼓動が急に速くなり、しかも普段と違って止まらなくなりました。

息を止めたり水を飲んだりしてなんとか戻そうと試みましたが、体が弱っているせいかどうにもなりませんでした。この時点で救急車を呼べばよかったのですが、明け方に救急車を呼ぶのもどうかと考えたので、朝になるのを待って、8時ころタクシーで日曜もやっている新宿区内の診療所に向かいましたが、そこで「大病院に行ってください、救急搬送します」と宣告。

ええええええええ。

ストレッチャーに載せられました。人生初救急車、人生初点滴。

新宿の某救急病院に搬送され、処置室で緊急処置の末、発作が治まりましたがお医者さんが一言。

「心臓がダメージを受けていますね、入院してください」

なんということだ。かくして2泊3日の入院生活を送る破目に。

不幸中の幸いはインフルを併発していたので個室だったこと。しかし点滴と心電図がつながれており、お手洗いへ行くのにもナースコールを押さねばならなかった。病院食はあまりおいしくなかったが、食べないと体力が回復しないので頑張って食べるしかない・・・・そして退屈。準備ないまま入院したので寝ているしかなかった。

一番痛かったのは入院費。自己負担分だけで10万円。目の前が暗くなった。

2016年4月21日 (木)

本日休載

本編が進まないので本日はお休みします。

写真は地元高幡の居酒屋の刺身4点盛り

かんぱち、ひらめ、地たこ、やりいか。

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2016年4月20日 (水)

第2,079回 真田美幸、頂点へ

93年目5月
「バトル・カデンツァ」開幕。

TMクローンズ、スカルオークが腰痛のため負傷欠場

初戦岡山大会第2試合で笹山翠改めSASAYAMAデビュー戦。いきなりあばしり王者の川端明子と当たった。やはり川端が一方的に攻めて、逆片エビ地獄に悶絶し、起き上がったところにニーアタックをもらって終了。勝負タイム6分25秒。

最終戦は横スペ大会。

第1試合はパーシー町田VS SASAYAMA。先日デビューしたばかりのSASAYAMAが本拠地お披露目。SASAYAMAがものすごいダッシュを見せ、P町田をタックルでなぎ倒す。これは早くも先輩越えかという空気が漂ったが、パーシー町田、まずドラゴンスクリューでSASAYAMAの足を壊す作戦に出た。これが奏功しSASAYAMAの動きが止まったかに見えたが、ニーアタック、ソバットと畳み掛ける。

「このっ・・・・」

いよいよ危なくなったP町田、切り札のサソリ固めでなんとかギブアップ勝ちをおさめた。勝負タイム14分26秒。

外人同士のシングルマッチのあと、

第3試合は中瀬ピラニア、中神朝香VS金井美香、下辻かすみのタッグマッチ。なんとこの試合、中瀬の蹴りがうなりを上げてハイキック、踵落としで金井を追い込む。代わって出てきた下辻ニア強烈なニーアタックで動きを止め、2度目の踵落とし。しかし下辻ぎりっぎりで返す奮闘。最後は孤立した金井をダブルドロップキックで18分21秒、仕留めた。

休憩明け第4試合は外人同士のタッグマッチ。

そのあと第5試合は我那覇愛、川端明子VS橘みずき、ファンシー長沢のタッグマッチ。
入社2年目のファンシー長沢、大会場でもこの位置で試合が組まれるようになってきた。大先輩の我那覇相手でも臆せず向かってゆく。そしていい流れのまま川端を孤立させ、合体パイルドライバーで沈めた。勝負タイム18分9秒。

セミ前はハチェマレ・ジニアスVSマックス・カオス。世界最強のマックス・カオスの壁は厚く、一方的に攻め込まれ7分15秒、パワーボムに敗北。

セミファイナルは瀬戸田光VSスーパーカムイ。攻め込んでいたのはスーパーカムイ、得意の白い絶叫でたたきつける。しかし瀬戸田もミサイルキック、裏投げで応戦。どちらに転ぶかわからない勝負となったが、2発目の裏投げを決めた瀬戸田が
「これで決めます」
タイガースープレックス!しかし場所が悪くスーパーカムイのの足先がロープにかかっていたのでブレイク!

「ウォラ―」
ここでスーパーカムイ、切り札の大技エメラルドフロート炸裂。これで3カウントを奪った。

***************************

そしてメインイベントSPZ戦、王者ラ・ペルフェクタに挑むのは、真田美幸。

TMが2連敗したので、マッチメイク委員会は打撃に定評のある真田を挑戦者に選んだ

が、ペルフェクタ強い。バックドロップ、ストレッチプラム、裏拳と攻め立て、つけ入る隙を与えない。しかし真田も力を振り絞ってステップキック、裏拳で反撃、

しかしペルフェクタ、フランケンシュタイナー、真田ギリギリで返す。そしてブレンバスター、フェイスクラッシャーの波状攻撃。これで大逆転の3カウントが入った。その瞬間、横浜スペシャルホールが爆発した!

「獲った、獲ったぞおおおお!」(真田)

勝負タイム42分24秒、真田美幸、SPZベルト初戴冠。場内はものすごいサナダコール。

2016年4月19日 (火)

第2,078回 TMクローンズ、退勢の予兆

93年目4月

SPZとつながりのある奈良田忍者養成所から推薦があり、格闘術に適性のある忍者候補、笹山翠を預かることにした。とはいえ受け身の動作を習得させるため、4月は戸塚の道場でみっちり練習させることになった。

「旗揚げ92周年記念エッセンシャルシリーズ」開幕。

ドーム級の会場を回るビッグなシリーズ。集客のためメインイベントで世界最強と言われるマックス・カオスを起用し、SPZの実力派レスラーを順繰りにあててゆくマッチメイクを行った。

第3戦仙台大会のメインはあばしりタッグ戦。王者我那覇愛、川端明子に対するは、スーパーUSA,ウェラ・グレトリの中堅外人コンビ。
「これで決める!」
我那覇のレッグラリアートはカットに阻まれた。そして川端が相手チームにつかまる。なんとかしのいで我那覇にスイッチするも、グレトリもここが踏ん張りどころとフェイスクラッシャー。最後は4人がう入り乱れる攻防の中、合体パワーボムでUSAを追い込んだ王者チーム、最後は我那覇がジャーマンでUSAを投げ、29分48秒、初防衛に成功。

*****************************

シリーズ第7戦、九州ドーム大会ではSPZタッグ戦が組まれた。王者TMクローンズ、スカルオークに対するは瀬戸田光、真田美幸。先月のさいたまで時間切れドローに終わったので決着戦が組まれた。

「ウォォン!!」
スカルオーク、持病の腰痛でコンディションがよくないなか懸命のファイト。しかし長期戦で息が乱れてしまい、ついにTMに後を託さざるをえなくなりコーナー下でのびてしまった。懸命に孤軍奮闘したTMだが、かわるがわる攻め込まれては万事休す。最後は39分48秒、真田のコンビネーションキックにTMが3カウントを許した。

「よっしゃー、TMさんを沈めたぜ!!」

真田美幸、タッグベルト奪還よりもあのTMクローンズから3カウントを取ったことがうれしかった様子。

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は下辻かすみVSパーシー町田の前座定番カード。なんと今回の対決は下辻が攻め込み、タックルでなぎ倒し、起き上がったところをドロップキック。先輩越えの期待が高まったが、パーシー町田がここでサソリ固め、懸命にこらえた下辻だったが、14分50秒ついにギブアップ。

第2試合はスカルオーク、中瀬ピラニア、中神朝香VSウェラ・グレトリ、ドット・ネルソン、ミス・マスカレードの6人タッグマッチ。地方興行ではTMと組んでメインの6人タッグなどに出ている3人だが、やはりこの3人だけで出ると外人組の攻勢にタジタジ。そして最後は中神朝香がつかまってしまい、ネルソンのパイルドライバーに沈没。勝負タイム27分0秒

第3試合は川端明子、ファンシー長沢VSブラック・ジョーカー(初来日)、モリエス・ビーストのタッグマッチ。
「アラララタナララ!」
よくわからないチャントを叫んでから攻めるモリエス、そしてブラックジョーカーもラフファイトを交えながら追い込んでゆく。最後は掌底をさく裂させ、ファンシー長沢から3カウントを奪った。勝負タイム23分49秒。その試合が終わると休憩。

休憩明けは橘みずき、ハチェマレ・ジニアスVSマックスカオス、スーパーUSA。懸命に攻め込んでいったジニアスだったが、マックスカオスは余裕の表情で受けきり、ラリアット一撃でジニアスを仕留めた。勝負タイム13分6秒。

セミファイナルはタッグマッチ。瀬戸田光、真田美幸VS我那覇愛、スーパーカムイ。実力者4人の激突に場内沸いたが、最後はタッグ王者チームが分断作戦に成功し、真田が我那覇愛をハイキックで仕留めた。勝負タイム17分48秒。

メインイベントはSPZ戦、王者ペルフェクタに対するは、TMクローンズ。

2月に不覚を取ったTMクローンズ、ベルト奪回なるかというカード。しかしTMクローンズ、体調でも悪いのか攻め込まれるシーンが目立つ。いつものようなグラウンド地獄に持ち込めないのだ。それでもニーアタックで手数を返すが、ペルフェクタもミサイルキック、延髄斬りの猛攻。そしてフランケンシュタイナー。これであっさり3カウントが入ってしまった。

えええええええええ?

あの無は敵を誇ったTMクローンズがこの短期間で同じ相手に2連敗を喫してしまうとは・・・場内どよめき。勝負タイム19分35秒。

2016年4月18日 (月)

第2,077回 スカルオークの意地

92年目3月

「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。東北地方を南下するシリーズ。先月SPZ王者となったペルフェクタは「スケジュールの都合のため」来日せず、したがってSPZタイトル戦を組むことはできなかった。

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は下辻かすみVSミス・マスカレード。やはり外人相手には太刀打ちできず、下辻かすみ押されっぱなしの末、7分53秒、エルボーでなぎ倒されて3カウントを許した。

外人同士のシングルマッチのあと、

第3試合は中瀬ピラニア、中神朝香VS川端明子、パーシー町田のタッグマッチ。

最近は地方でもTMと組んで6人タッグでメインに起用されることの多くなった中神朝香、自信を持ってファイト。先輩の川端を掌底で殴ってよろめかせてからのコブラツイスト。これで大ダメージを負った川端明子、続くサンドイッチラリアットに屈した。勝負タイム13分11秒、その試合が終わると休憩

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休憩明けのタッグマッチ、金井美香、ファンシー長沢に対するは、ウェラ・グレトリ、ドット・ネルソン(初来日)のタッグマッチ。初来日のドット、基本に忠実なレスリングを見せて、パイルドライバーを繰り出し金井を追い込む。そして長沢には滞空時間の長いブレンバスター。そしてグレトリと息の合った連係、合体パイルドライバーを決めて長沢を沈めた。勝負タイム18分48秒。

第5試合は3か月ぶりの来日のマックスカオスが大暴れし、対戦相手のスーパースパルタン子を11分23秒、パワーボムで仕留めた。

セミファイナルは橘みずき、ハチェマレ・ジニアスVS我那覇愛、スーパーカムイのタッグマッチ。

4人の意地がぶつかり合った熱戦が展開された。スーパーカムイが奥の手タイガースプレックスを繰り出せば、橘みずきは裏投げで応戦、最後は4人が入り乱れる乱戦の中、合体パワーボムを決めた橘ジニアスがスーパーカムイを沈めた。勝負タイム22分12秒。

埼玉大会メインはSPZタッグ戦。王者TMクローンズ、スカルオークに対するは瀬戸田光、真田美幸組。

ベルト奪回に燃える瀬戸田真田、格落ちのスカルオークに狙いを定めて攻撃。いきなりの裏投げでスカルオークをグロッキーに追い込む、。しかしスカルオークも重爆ドロップキックで反撃してからTMにつなぐ。
(あそこまで雛鶴さんを痛めつけたら当分出てこれない、いくらTMさんでも1対2なら潰せる)
そう判断した真田が蹴る蹴る蹴る。これで相当のダメージを負ったTMクローンズ、やむなくスカルオークにタッチ。
「これで潰せる」
瀬戸田、タイガーSH、ミサイルキックの猛攻で追い込んだが、耐えたスカルオーク、TMにつなぐ。終盤はTMが執拗な逆片エビでギブアップを迫るも耐えきった真田、そのまま60分時間切れ引き分けとなった。王者組が初防衛に成功。60分の激闘に場内はSPZコール。

「アー、心臓がバクハツするかと思った。でもドームのメインで60分やれてうれしい」(スカルオーク)

2016年4月17日 (日)

プロレス技シリーズ95 ファイナルカット

今回ご紹介するのは、

カズ・ハヤシ選手の必殺技、ファイナルカット。

相手に組みつきいったんドラゴンスリーパーのような体制にとらえた後

絞めていた左手を外すやいなや勢いよく相手の正面に向き直り、右腕で相手のノド元めがけてラリアットの要領で振りおろし、そのままマットに叩きつける技。

ジュニアヘビー級のハヤシ選手ですが、スピードがある分きれいに決まった時の威力は確かなものがあり、世界ジュニアの連続防衛記録を更新する決め技になっていました。

WASでは当然のことながら実装されていませんが、菊池理宇選手やデスピナ選手あたりに覚えさせると勝率が上がりそうな気がします。

2016年4月16日 (土)

20160416寒いのと暑いのと

皆さんこんばんわ、WAS没頭中筆者のkonnoです。

■熊本地震

日本列島は地震の巣。いつどこで震度7が起こってもおかしくはない。しかし建物の下敷きになって死ぬというのはものすごく痛いのだろう。

■プロレス

内藤IWGP奪取。

SANADAの介入があったとはいえオカダにデスティーノで勝利し、悲願のIWGPベルト奪取。トランキーロのセリフも板についてきました。

SANADA(真田聖也)新日参戦

もとはといえば武藤全日上がりで渕さんにもシングルで勝ったことのある正統派選手なのだが、新日に引き抜かれてしまったのか、内藤軍団入り。BUSHI(T28)が手引きしたのか。

■DeNA最下位

若手や新人を大抜擢しているのか、ただ単に使える人がいないからなのかわからなくなってきた。

今週はこんなところ。

2016年4月15日 (金)

第2,076回 TMクローンズの不覚

92年目2月
「スノーエンジェルシリーズ」開幕。

シリーズ第2戦、三重サンシャインアリーナ大会でひさしぶりにSPZタッグタイトル戦が組まれた。王者瀬戸田光、真田美幸に対するはTMクローンズ、スカルオーク。昨年末のタッグリーグ優勝決定戦で敗れてしまっているので王者チームは背水の陣。しかしTMクローンズ強い。序盤は静かな攻防、これは力押しの消耗戦になるかなと場内のファンが予感したところ、12分過ぎにTMがいきなり仕掛けた。
「あ、がっ・・・」

すっと組みついて梅コブラ。悪いことに瀬戸田の腕関節が極まってしまった。真田がカットに入る前に瀬戸田タップしてしまった。勝負タイム13分13秒。王座移動。
TMクローンズ2冠王、場内どよめきの後大歓声。こんな勝ち方はTMにしかできない。

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最終戦は、本拠地に戻って横スペ大会。

第1試合はパーシー町田VS下辻かすみ。もう前座の定番カードと化した。こんかいはP町田が先輩の意地で攻め込んで行って、チョップ連打でやな顔をさせて、サソリ固めでいたぶる。さいごはP町田が水平チョップでなぎ倒してそのまま押さえ込んで10分4秒フォール勝ちという情けない結末。

第2試合は金井美香、ファンシー長沢VSスーパーUSA、モリエス・ビースト(初来日)のタッグマッチ。

「アラララタナララ!!」
モリエス・ビーストはアフリカ・ボツワナ出身の黒人選手。パンフレットに記されたプロフィールによると、母国で陸上選手をしていたが、難病の弟の治療費を稼ぐため単身アメリカに渡りプロレス入りを志したという異色の経歴の持ち主。黒人特有のバネを活かしてものすごいタックルで長沢をなぎ倒し、気合のチャントを口走る。場内どよめき。しかし金井もこんなのにやられるわけにはいかないとジャーマン炸裂。後頭部を打ってしまったモリエスは無念の3カウントを聞いた。勝負タイム17分29秒。

第3試合はスカルオーク、中瀬ピラニア、中神朝香VSカレン・アッカ―マン、ヤロスラブリ、ウェラ・グレトリの6人タッグマッチ。

世界タッグ王者になったスカルオーク、この日は後輩2人をコントロールしながら要所要所で出てくる省エネファイトに徹していた。しかし相手が実力派外人3枚となると厳しい。カレン・アッカ―マンのステップキックで中神が悶絶。これはなんとか返したものの、続くローリングエルボーに中神、力尽きた。勝負タイム15分6秒、その試合が終わると休憩。

休憩明けの第4試合に橘みずき、ハチェマーレ・ジニアスが登場。対戦相手はあばしり王者チームの我那覇愛、川端明子組。

橘みずき、放浪の海外遠征をしてきたわりには成長しておらず、この日も川端のSTFを食らって悲鳴を上げてしまう。しかしこの日はパートナーのジニアスが奮起し、元SPZ王者の我那覇をジニアスダイブで追い詰め、最後はネックブリーカーで3カウントを奪った。勝負タイム17分16秒。

セミ前からは3大シングルマッチ。まずは瀬戸田光VSスーパーカムイ。この試合は瀬戸田がトップグループの貫録を示し、17分7秒、ニーアタックでフォール勝ち。

セミは真田美幸VSジェイジェイ・コーディ。打撃を入れて行った真田だが、ジェイジェイは体格とパワーで上をゆく。バックドロップ連発でふらついたところを裏拳で殴り倒され、真田美幸は3カウントを喫した。勝負タイム25分20秒。

メインイベントはSPZ戦、王者TMクローンズに挑むのはAACの新鋭、ラ・ペルフェクタ。

試合はやはりTMのペースで進む。しかしペルフェクタもムーンサルト、ミサイルキックで応戦。そしてフランケンシュタイナー。なんとかロープへのがれたTMだったが、2発目のムーンサルトを食らってしまい、3カウントを奪われた。

ええええええええええええええ?
場内どよめき。勝負タイム22分2秒、あの無敵のTMクローンズがAACの強豪とはいえ3カウントを許すとは・・・・ともかくTM、まる2年間守った王座を手放した。

2016年4月14日 (木)

第2,075回 王者が16度目の防衛

92年目1月

シリーズ初戦の山梨大会で、空位となっていたあばしりタッグ王座決定戦。気になるカードは、我那覇愛、川端明子VSカレン・アッカ―マン、ヘレン・アッカ―マン。
「どうして自分がいまさらあばしりなんでしょうか」

SPZベルトを巻いたほどのトップどころの選手があばしりレベルに降格されるという屈辱を味わった我那覇愛。しかし対戦相手のアッカ―マン姉妹もEWAマットで鳴らした実力派外人なので勝負はどちらに転ぶかわからない。執拗なアキレスけん固めで我那覇を苦しめる。我那覇の飛び技を封じるためにまず足を狙ったか。そうやって動きを止めておいてのレッグドロップ投下。外人ペースで試合が進む。

「ズアッ」
ヘレンのラリアット、我那覇のダイビングプレス、このあたりから試合が荒れだして、最後はリング上で川端とヘレンがのこり、このまま川端がやられるかと思われたが、川端明子がSTFを繰り出し、ヘレンからギブアップ勝ちをおさめた。勝負タイム59分22秒。川端明子はこれであばしりタッグ3度目の戴冠。

「まあね、こうやって川端さんと並んでベルトを巻けることは嬉しいよ」(我那覇)

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最終戦は新日本ドーム大会。正月早々のビッグマッチとあって、超満員の盛況。

外人同士のシングルマッチのあと、第2試合は金井美香VSパーシー町田。

前座要員のP町田、この日もあまりいいところなく金井に攻められっぱなし。そして8分9秒、あっさりとジャーマンを食らって敗北。

休憩前第3試合は6人タッグマッチ。

川端明子、ファンシー長沢、下辻かすみVSスカルオーク、中瀬ピラニア、中神朝香。

若手中堅選手を善玉・悪役に分けた6人タッグ。あばしり王者に返り咲いた川端だが、いつものように地道に腕関節を取っていくスタイルは変わらず。悪役の3人は新人のファンシー長沢、下辻から切り崩す作戦に出た。しかし長沢も最近は地方では後半の試合によく起用されているので、この流れについて行って、中神にフロントスープレックス!試合は盛り上がった。

「全く使えねえ奴らだ」
スカルオークが前面に立ってのファイト。川端のバックドロップを空中で体を入れ替え押しつぶす。そして
「中瀬、かませっ」

中瀬ピラニアに後を託す。
恐ろしい踵落としの2連発で川端を沈めて3カウント奪取。勝負タイム18分2秒。試合後、中瀬はあばしりベルトどりをアピール。その試合が終わると休憩。

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休憩後の試合は我那覇愛、スーパーカムイVSカレン・アッカ―マン、ヘレン・アッカ―マン。

この試合はスーパーカムイが暴れまわり、白い絶叫でカレンを追い込む。最後はベテランの我那覇が特別出演し、連携攻撃、サンドイッチラリアットでヘレンをなぎ倒し16分30秒、3カウント奪取。

セミ前もタッグマッチ。橘みずき、ハチェマレ・ジニアスVSジェイジェイコーディ、スーパーUSA。

先月のタッグリーグでまさかの全敗に終わった二人が再起をかけてリングへ。しかしジェイジェイコーディはベテラン外人らしく老獪さとパワーを兼ね備えており、ジニアスの攻めをやすやすと受け行ってしまう。橘みずきにはコブラツイスト責め。この流れに焦れた橘がニールキックを叩き込むも受けきったジェイジェイ、デスバレーで叩きつけて、これはギリギリで返されたが、場外に落として痛めつけて流れを渡さない。なんとかバックドロップを切り返してジニアスにタッチした橘。そしてようやくUSAの引きずり出しに成功。
「ジニアスダイブ!」
必殺のジニアスダイブが炸裂し、USAから3カウント奪取。勝負タイム24分17秒。

セミは瀬戸田光VSアリス・ウインズ・ダーガソンのシングルマッチ。

次期SPZベルト挑戦権のことを考えるとお互い負けられない一戦。しかしこの試合は瀬戸田が良く攻め、ジャーマンでダーガソンを追い込む。ミサイルキックは叩き落とされたもののなんとかダーガソンの攻勢をしのいで…といきたかったが、パイルドライバーで頭を打ってから流れが変わった。ダーガソンの執拗なアキレス腱固め攻勢。

一度はロープに逃れたがついに足に電気が走ってしまいギブアップの言葉を吐いた。勝負タイム15分59秒。

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メインはSPZ戦、王者TMクローンズに対するは真田美幸。TMクローンズ、きょう防衛に成功すれば、連続防衛記録16となり、吉田龍子らを抜いて歴代2位となる。

序盤は真田の打撃をTMがうまくさばいてゆく感じで進み、そして要所で腕関節を取ってペースを渡さない。緊張感に包まれた試合は長引いた。そしてボディスラム、ドロップキックを交えて反撃し、そろそろ大技を混ぜてくるかと思われたころ、トラップが発動した。バックの取り合いからスッと腕関節を極めたTMクローンズ、

「グァァァ」
真田たまらずタップ。王者が16度目の防衛に成功。通算防衛回数も25に伸ばし、歴代の大横綱クラスの選手にはいってきた。勝負タイム45分18秒、序盤は長かったが、最後は割合あっさり終わってしまった。

2016年4月13日 (水)

第2,074回 優勝争いサバイバル

92年目ウルトラタッグリーグ戦も大詰め。

第7戦は仙台大会。
我那覇○、Sカムイ(4点、ノーザンライトSH 13.48)Mカオス、USA×(8点)

分断作戦にはまってしまったマックスカオス組が痛恨の2敗目。

場外でスーパーカムイとマックスカオスが大乱闘を繰り広げてしまっている際に、リング上ではUSAが我那覇にやられてしまった。

TM○,スカルオーク(10点、ハイフライフローからの片エビ固め 19.37)、橘、ジニアス×(0点)

TMクローンズの冷酷マシーンぶりが際立つ。さいごはジニアスを梅コブラで悶絶させてからハイフライフローで幕。橘組、初白星が遠い・・・

ダーガソン○、Hアッカ―マン(4点、STF 14.03)ジェイジェイ、ヤロスラブリ×(4点)

外人対決はダーガソン組が制した。

瀬戸田○、真田(10点、ミサイルキックからの片エビ固め 15.53)ペルフェクタ、ペレス○(8点)

1敗同士の直接対決。勝ったほうが優勝戦線に生き残れる大一番。真田とペレスがステップキックの応酬。盛り上がる場内、しかし最後は落ち着いて分断作戦を仕掛けたタッグ王者チームがペレスを仕留めて1敗を守った。

この結果優勝の行方は、最終戦メインで行われるTM組と瀬戸田組の勝ったほうが優勝ということになった。

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最終戦はさいたまドーム大会。

ジェイジェイ○、ヤロスラブリ(6点、ラリアットからの片エビ固め 12.29)我那覇、Sカムイ×(4点)

2勝4敗同士の対戦は外人組が制した。スーパーカムイ。つい熱くなってしまって出ずっぱり、ダメージ蓄積、やられてしまうという悪循環。

Mカオス○、USA(10点、ナックブリーカードロップからの体固め 12.46)ペルフェクタ、ペレス×(8点)

けっきょくペルフェクタ組は4連勝のあと3連敗。AAC代表として賞金をかっさらうことはできなかった・・・

ダーガソン○、Hアッカ―マン(6点、トラースキックからの片エビ固め 11.00)橘×、ジニアス(0点)

橘・ジニアス組、まさかの全敗でリーグ戦を終えた。この日も外人チーム相手に無念の力負け。

瀬戸田、真田(11点、時間切れ引き分け 30.00)TM、スカルオーク(11点)

最終戦メインイベント、勝ったほうが優勝の大一番、とにかくスカルオークを引きずり出したい王者チーム、なんとかしのいでつなぎたいスカルオーク、予想どおり壮絶な試合になった。けっきょく30分時間内に決着がつかず引き分けとなった。ということでこの両チームで再試合。場内大喝采。

20分のインターバルを置いて行われた優勝決定戦。

とにかくスカルオークを引きずり出しさえすれば勝機が出ると考えた真田が蹴りでTMに嫌な顔をさせる。しかしスカルオークも引きどころをわきまえたファイト。長身を生かしたDDTで瀬戸田を苦しめる。しかし瀬戸田、突破口を開くべくタイガースープレックス!これはTMがカット、しかし真田が見ていてTMを突き落す!瀬戸田、トドメを狙ってのミサイルキック!しかしスカルオーク返した!ドドドド

最後は乱戦の中、TMクローンズがティロフィナーレ2連発で真田を仕留め、」優勝決定戦を制した。
「ウァハハハハ誰が最強かわかっただろう」

表彰式、当然TMもスカルオークも出ないで、欲野深子マネジャーがマイクで高笑いしつつ賞金800万円を受け取る。

準優勝は真田瀬戸田組、ダメージが深いので賞品は控室での手渡すとなった。

年末のプロレス大賞、MVPはTMクローンズ、最優秀新人はファンシー長沢が選ばれた

2016年4月12日 (火)

第2,073回 年末大混戦タッグリーグ

92年目12月

ウルトラタッグリーグは続く、

第5戦は名古屋大会。
ペルフェクタ○、ペレス(8点、ムーンサルトプレス 11.02)ジェイジェイ、ヤロスラブリ×(2点)

ペルフェクタ組が4連勝。相変わらずの華麗な動きを見せたペルフェクタ、まさに完璧な動き。最後は得意のムーンサルトでヤロスラブリをフォール。

Mカオス○、USA(8点、ジャーマンSH 11.53)橘×、ジニアス(0点)

マックスカオス強い。この日も橘みずきを子ども扱いしてジャーマンで屠った。

TM○、スカルオーク(6点、ノーザンライトSH 19.33)我那覇、Sカムイ×(2点)

スーパーカムイのエメラルドフロートを食らってしまうなど、危ないシーンもあったスカルオークだが、かろうじてTMにつなぐ。あとはTMがガシガシせめこんでいって1敗を守った。
瀬戸田○、真田(6点、ジャーマンSH 18.01)ダーガソン、Hアッカ―マン×(0点)

優勝候補の一角として名を連ねていたダーガソン組がここまでまさかの0点。この日も瀬戸田のスープレックス攻勢をアッカ―マンがしのぎ切れず、3カウントを喫した。

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第6戦は札幌大会
ジェイジェイ○、ヤロスラブリ(4点、ラリアットからの片エビ固め 13.52)Mカオス、USA×(8点)
マックスカオス組が遂に初黒星。良く立ち回っていたUSAだったが、最後はつかまってしまった。

ダーガソン○、Hアッカ―マン(2点、STF 14.08)我那覇、Sカムイ×(2点)

ここまで星の上がっていない両チームの対戦は、分断作戦に成功したダーガソン組が制し、ようやく初日を出した。

TM○、スカルオーク(8点、ハイキックからの片エビ固め 11.38)ペルフェクタ×、ペレス(8点)

ここまで全勝のペルフェクタ組と1敗のTM組みが激突。勝てば優勝へ大きく前進するペルフェクタがスカルオークに狙いを定めて猛攻。耐えるスカルオークという苦しい展開。なんとか逆片エビで反撃しTMにつなぐ。TMクローンズ、関節技ではカットプレイに阻まれると判断したのか、強烈なハイキックを叩き込んでペルフェクタを沈めた。これで全勝がいなくなった。

瀬戸田○、真田(8点、合体パイルドライバーからの片エビ固め 22.21)橘、ジニアス×(0点)
橘の素早さ、ジニアスのパフォーマンスに多少たじろいだものの、」最後はタッグ王者チームが乱戦を仕掛け合体パイルドライバーで決着。

ウルトラタッグリーグ、瀬戸田組、TM組、ペルフェクタ組、マックスカオス組が1敗で並ぶ大混戦。

2016年4月11日 (月)

第2,072回 百花繚乱タッグリーグ

第3戦は広島大会。

我那覇○、Sカムイ(2点、レッグラリアートからの片エビ固め 18.10)橘×、ジニアス(0点)

初戦黒星スタートとなった両チームの対戦。2敗目は優勝争いからの脱落を意味するので、お互い懸命のファイト。
「ここで落とすわけにはいかない」

我那覇愛、高さのあるダイビングプレスを橘に、続いてジニアスに投下。弱らせておいて最後は伝家の宝刀レッグラリアートで橘を沈めた。

ペルフェクタ○、ペレス(4点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 11.03)ダーガソン、Hアッカ―マン×(0点)

動きの良さで外人対決を制したのはペルフェクタ組。これで上々の滑り出し、2連勝スタート。

Mカオス○、USA(4点、ダブルドロップキックからの片エビ固め 19.28)TM、スカルオーク×(2点)

世界最強と呼び名も高いマックスカオスが久々来日。あのTMクローンズが子ども扱いされてしまうのだから凄い腕力。代わったスカルオークもただやられるだけ・・・最後はスカルオークが孤立してしまい、合体ドロップキックに沈んだ。

瀬戸田○、真田(4点、ジャーマンSH 14.36)ジェイジェイ、ヤロスラブリ×(0点)

広島大会メインは地元凱旋の瀬戸田が大ハッスル。古参外人コンビ相手に優位に試合運び、最後は得意のジャーマンでヤロスラブリを沈めた。

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第4戦は博多大会。
ペルフェクタ○、ペレス(6点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 12.56)我那覇×、Sカムイ(2点)

ペルフェクタ組の勢いが止まらない。我那覇もスピードには定評があるが、ペルフェクタは高さもある。終始優位に試合を運び最後はムーンサルトで決めた。

ジェイジェイ○、ヤロスラブリ(2点、アバランシュホールドからの片エビ固め 14.11)橘×、ジニアス(0点)

2連敗同士の対戦はベテラン外人組が馬力にモノを言わせて制した。橘組、初白星が遠い・・・

TM○、スカルオーク(4点、ジャーマンSH 13.12)ダーガソン、Hアッカ―マン×(0点)

TMクローンズが本領発揮し、最後は格落ちのヘレンをジャーマンで倒して終了。

Mカオス○、USA(6点、裏投げからの片エビ固め 23.51)瀬戸田、真田×(4点)

マックスカオス強い。剛腕ラリアットで瀬戸田を弾き飛ばす。瀬戸田真田もUSAを孤立させようとしたが、USAもその辺はわかっていて、引きどころをわきまえたファイト。最後は真田がつかまってしまい、マックスカオスのジャーマン、裏投げの猛攻を浴びて沈んでしまった。

2016年4月10日 (日)

第2,071回 ペルフェクタ、来日

92年目12月
恒例のウルトラタッグリーグ、エントリーは下記の8チーム。

瀬戸田光、真田美幸(世界タッグ王者)

TMクローンズ、スカルオーク

我那覇愛、スーパーカムイ

橘みずき、ハチェマレ・ジニアス

アリス・ウインズ・ダーガソン&ヘレン・アッカ―マン

ジェイジェイ・コーディ&ヤロスラブリ

マックスカオス&スーパーUSA

ラ・ペルフェクタ&アルル・ペレス

第2戦の大阪大会からリーグ戦スタート、
ペルフェクタ、ペレス○(2点、掌底からの片エビ固め 19.24)橘、ジニアス×

今年は人件費をケチるSPZにしては珍しく豪華外人揃い踏みとなり、明らかな白星配給チームがいなくなった感がある。初来日だが、メキシコAACマットでは新鋭スターダムとして大ブレイク中のペルフェクタの招聘に成功した。パートナーのペレスは無名だが打撃主体のファイトで気の強いところを見せる。

初来日のペルフェクタは前評判通りの流麗な動きを見せる。ムーンサルト2連発で橘を潰すも、これはジニアスのカットに救われた。さいごは4人が入り乱れるよくある展開となり、伏兵ペレスがバックドロップ、掌底と畳み掛けてジニアスを沈めた。

「私はハングリーなんだ!日本に観光旅行に来たわけじゃねえ!優勝賞金をかっさらってやる」(ペレス)

Mカオス○、USA(2点、ラリアットからの体固め 12.24)ダーガソン、Hアッカ―マン×
外人対決は体力にモノを言わせたカオス組が制した。

TM○、スカルオーク(2点、ジャーマンSH 20.17)ジェイジェイ×、ヤロスラブリ

日本マットをよく知る常連外人の2人・・・ジェイジェイとヤロスラブリがコンビを組んでタッグリーグに出場した。しかしこのシリーズもTMクローンズ、好調で、強豪外人2人をほとんど一人でやっつけた。

瀬戸田、真田○(2点、合体パイルドライバーからの片エビ固め16.10)我那覇×、Sカムイ
「イヤーッ!エメラルドフロート!!」
スーパーカムイのエメラルドフロートが火を噴いたが決定打にならず、最後は我那覇がつかまってしまい、敗北。

92年目、年末、今年もタッグリーグ。バトルバンケットを制するのはどのチームか。

2016年4月 9日 (土)

春風20160409

皆様こんばんわ。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■野球

DeNA新外国人ロマック打率1割届かず2軍落ち

このまま横須賀に沈むようだと今年のDeNAは早くも終戦です。

■プロレス

チャンピオンカーニバル開幕

開幕戦後楽園を現地観戦しましたが、メインの宮原VS真霜戦は30分時間切れ引き分け。ドリー75歳リングに上がる。しかしエルボーとスピニングトーホールド―のみ披露。会場は9割がた埋まっていました。踏ん張れ全日本。

■鈴木敏文セブンイレブン会長辞意

中内さんと並ぶ(いや、恐ろしさではそれ以上)小売業の神が引退を表明。POSシステム、単品管理など残した手法は大きい。毎週セブンの出す弁当や総菜を試食しまずいと感じたものは発売させないという。どうりでセブンの弁当は比較的うまいわけだ。83歳になりおいて頑迷になったのか、セブンイレブンの社長を挿げ替えようとするも否決され引退を決意。

2016年4月 8日 (金)

残り48か月

2007年1月にスタートしたWASリプレイの遥かなる旅路。

9年以上かかって、

ようやく95年目3月が終わり、残り48カ月となりました。

現在のエースはファンシー長沢。

(永沢舞の2回転目)

これにつぎ込んだ時間は大いなる浪費。

カネやモノの無駄遣いに気付いても、時間の無駄遣いにはなかなか気づかないものです。

1か月クリアするのに平均2時間弱を要していますから、99年目3月を迎えるためにはまだ100時間近くの工数を要するわけです。

あと48か月、博多を出た旅路は大船の手前まで来ました。

ここからが正念場

頑張って1カ月ずつ消化してゆきたいと考えています。

2016年4月 7日 (木)

プロレス技シリーズ94 ショルダースルー

今回ご紹介するのは、

最近はあまり見られなくなったつなぎ技、ショルダースルー。

相手をロープに振って(突進してくるのに対してカウンターで仕掛けるケースもあります)

跳ね返って走ってくるところでタイミングを見て前かがみになり、相手を受け止め、肩口に乗せる感じでハネあげ、後方に反って投げる技です。

受ける側は仕掛ける側の身長の高さから勢いよく投げられるので、受け身の技量が問われる技です。ハーリー・レイスはこの技でもじつにきれいな受け身を取っていました。

入り方が地味なので、まずフィニッシュにはならないのですが、試合中盤の痛め技、つなぎ技として、80年代90年代のプロレスでは多用されていました。

ジャンボ鶴田はこの技をよく狙っていたのですが、タイミングがバレバレなのか、前かがみになったところを蹴られて失敗してしまうムーブがよく見られました。

スタン・ハンセンも試合の中盤あたりのムーブで、相手をロープに振ってもうラリアット行くのかと一瞬思わせたのですがまずショルダースルーを出して相手にダメージを与える・・・という手をよく使っていました。フィニッシュに持っていくには、まず相手を弱らせないといけない。プロレスの奥深さが感じられる技です。

WASでは実装されていません。サンダー龍子やマイティ祐希子といった王者クラスの選手に覚えさせると、タイトルマッチに深みが出ると思われます。

2016年4月 6日 (水)

第2,070回 ハチェマレ・ジニアス参上

92年目11月
「ビッグパワーシリーズ」開幕。東北地方を南下するシリーズ。
最終戦は本拠地に戻って横スペ大会。

第1試合は下辻かすみVSパーシー町田。前座の定番カード、今回の対決もP町田が先輩の意地を見せて、タックルでなぎ倒し、そのまま押さえ込んで3カウント。勝負タイム12分19秒。

第2試合は中神朝香VS金井美香のシングルマッチ。グラウンドなら中神、立ち技とキャリアでは金井。見ごたえあるいい試合となったが、金井のバックドロップで中神が頭を打ってしまった。これで動きの止まった中神へ、金井がニーアタックでとどめを刺した。勝負タイム13分38秒。

外人同士のタッグマッチのあと休憩。

休憩明けはスカルオーク、中瀬ピラニアVS川端明子、ファンシー長沢のタッグマッチ。

新人の長沢がビッグマッチの休憩後に起用された。地方ではTMと組んでメインの6人タッグに出ているスカルオークと中瀬、この日は荒々しいファイトで川端を追い込んでゆく。DDTも落差充分。これで川端は首を痛めたのか、長沢にタッチせざるをえなくなった。ファンシー長沢、成長のあとを見せ、フロントスープレックスを連発していくが、スカルオークの頑健な肉体には通じない。逆に強烈なDDTでフラフラに。
「あと頼む」
フィニッシュは中瀬ピラニアのハイキックに譲り、スカルオーク自身は川端を足止め。これで3カウント。勝負タイム16分27秒。

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続く第5試合、
まず橘みずきがひとりで入場、そのあと

「カマーン、マイパートナー、ハチェマーレ・ジニアス!」

どわあああああ

場内にテーマ曲が流れ、ハチェマレ・ジニアスがクールな表情でリングイン。経歴は一切謎だが、いきなり第5試合で起用されるあたりただ者ではないと思われる。

対戦相手はスーパーカムイ、我那覇愛の沖縄北海タッグ。

スーパーカムイと相対するジニアス。素早いスピードで走りこんでのドロップキック連打。橘との連携でサンドイッチラリアットも決めた。しかしスーパーカムイもステップキックで反撃したので盛り上がった。そして我那覇愛は元SPZ王者の意地を見せてダイビングプレス。そして20分過ぎに仕掛けた、
「ジニアスダイブ!」

うぉぉぉぉぉ!
変形のシューティングスタープレスでスーパーカムイからあわやと思われたが我那覇がカット。そして最後は乱戦の中、我那覇とジニアスの局面。

「かわいそうだけどこれで終わり!」
伝家の宝刀レッグラリアートが炸裂し、ジニアスは無念の3カウントを聞いた。勝負タイム22分34秒。

天才少女ジニアス、デビュー戦を飾ることはできなかったが、初登場で前タッグ王者を相手にいい動きを見せたので場内びっくり。

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セミファイナルはタッグマッチ。瀬戸田光、真田美幸のタッグ王者チームに対するはカレン・アッカ―マン、ヘレン・アッカ―マン。

このクラスの相手ならまあ瀬戸田真田の楽勝かと思われた。実際にもその通りで、相手の攻めを適度に受けてから反撃に転じた瀬戸田がジャーマン、ミサイルキックとつないで13分58秒、勝利。来月のタッグリーグへ向けて好調をアピールした。

メインはSPZ戦、王者TMクローンズに対するはアリス・ウインズ・ダーガソン。4月以来の再戦。序盤は静かなグラウンドでの攻防。そしてエルボーやドロップキックといった立ち技を混ぜて繰り出すTM。相変わらずの精密機械ぶりだ。そして結末は突然に、えぐい角度の逆片エビ固め!!!!TMが仕掛けた!!

「ヒギャアアア」
たまらずダーガソンはタップ。勝負タイム15分36秒、」王者が15度目の防衛に成功。

2016年4月 5日 (火)

第2069.7回 ジニアスあおりVTR2

11月シリーズ地方興行で放映されたあおりVTR

時に西暦、2100年

SPZが接触を試みるジニアスという天才少女は、ボウリングに興じていた。
ガシャーン!
またストライク。
無駄のないフォームから繰り出される正確かつスピードのある投球。
淡々と投げて12連続ストライク、パーフェクト300点を達成した。

「ふ・・・何をやってもレベルが低すぎてつまらない」
まさに天才。いったい何者なのだ。

ボウリングを終えたジニアスは同じビルの6階にあるゲームセンターへ向かい。クレーンゲームに挑戦しワンコインでクマのぬいぐるみの景品をゲット。ギャラリーがどよめく。

そのあとジニアスは同じビルの1階にある喫茶店に入り、ランチ。
「オレンジジュースとBLTサンドを」
ここでジニアスの携帯が鳴った、電話の主はSPZ社長セブン山本。

「この間の話、プロレス参戦、考えていただけましたか、ギャラは1試合15万円でいかがでしょうか」
なにげにギャラの提示額が吊り上っている。
「すみません、私、忙しいので」
またしても交渉は難航していた。
そのあと大きなテロップ。
「天才少女、ジニアス、11月横スペに登場」

2016年4月 4日 (月)

第2,069.5回 ジニアスあおりVTR1

時に、西暦2100年
22世紀を目前に控えたこの時期、SPZのあおりVTRが爆笑を誘った。
「ジニアス、襲来」
場所はなぜか横浜ベイドーム。横浜ベイスターズが緊迫した試合展開。9回裏、2アウト3塁。ベイスターズは対戦相手、大日本メディア・ギガンテスの中継ぎエースを攻めて、安打と送りバント、内野ゴロでサヨナラのランナーを三塁に進めた。
このピンチにたまらず三塁型ベンチは動き、通算200セーブを誇る抑えの切り札を投入した。
ここでベイスターズベンチも動いた。打順が9番投手のところだったので代打を起用。しかしアナウンスされたのは
「ベイスターズ 選手の交代をお知らせします。9番、三島に代わりまして、代打、ジニアス、背番号、9999」
ドワアアアアア
黒バットを持って現れたのは一人の少女だった。そのまま左打席に入る。
画面に小さく※あおりVTR上の演出です。こまかいことは気にしないでください。という注記が入った。
抑えの切り札は剛腕を振るって外角低めに剛速球を投げ込んだ。150km。代打ジニアスは平然と見送る。
抑えの切り札の2球目、今度は外角へ高速スライダーを投げてきたが、
カッ
ジニアスは巧みなバットコントロールで来た球をコンパクトに振りぬいた。打球は前進守備の内野の頭を越え、三塁後方、レフト前に落ちるヒットとなった。三塁ランナーホームイン。ジニアスがサヨナラヒットを放った。
歓喜に沸くベイスターズベンチ。ジニアスは一塁まで走ると、ヘルメットを脱いで、監督から100万円の札束を受け取ると
「どうも」と一言だけ言って待たせてあったタクシーに乗り込んで、どこかへ消えて行った。
場面代わって、どこかのオフィス。
セブン山本SPZ社長が暗躍しているらしく、ジニアスという少女に電話をかけた。
「プロレス、やりませんか?ギャラは1試合8万円で」
「すみませんが、私、忙しいので」
そのあと、
「天才少女、ジニアス、11月、横スペ大会に登場予定」

2016年4月 3日 (日)

第2,069回 進撃のTM

92年目10月

「ダイヤモンドシリーズ」開幕。主に日本海側の都市を回るシリーズ。各地で熱戦が展開された

シリーズ4戦神戸大会で3か月ぶりのSPZ世界タッグ戦、王者瀬戸田光、真田美幸に対するはTMクローンズ、スカルオーク。

「行けTMクローンズ、あの瀬戸田とかいう自称エース(笑)を肉塊に変えてやりなさい!」
マネージャーの欲野深子さんが恐ろしいことを言う。

この試合、キーパーソンとなったのはベテランのスカルオーク。相手の攻撃を耐える頑健な肉体には定評があるが、いかにTMを休ませながら引きどころを考えてファイトするかが問われる。40分過ぎにTMが真田の顔面蹴りを食らって鼻から流血するアクシデント。たまらずTMは一時離脱しリング下で治療。そこから王者チームの攻勢を耐えに耐えたスカルオークが60分時間切れに持ち込んだ。王者組が初防衛に成功。

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は下辻かすみVSパーシー町田。最近の前座定番カード。今回の対戦はP町田がグラウンドで優位に立ちその流れのまま10分49秒、タックルでなぎ倒して勝利、

第2試合はスカルオーク、中瀬ピラニアVS中神朝香、ファンシー長沢のタッグマッチ。

今日はメインでTMが登場する大きなシングルマッチがあるため、パートナーのスカルオークは割を食ってしまい前座の第2試合に回された。
「あの60分(神戸大会)はきつかった。まあしゃあない」

そういって第2試合のリングに上がったスカルオーク、新人の長沢にものすごい頭突きの洗礼。そして中瀬ピラニアは掌底、ハイキックの追い打ち。
「グワーッ!」
これで倒されたファンシー長沢はフォールを返せず。勝負タイム9分10秒。

外人同士のタッグマッチのあと休憩。

休憩明けのカードは川端明子VS橘みずき。

復帰して2シリーズ目の橘みずき、アメリカマットの空気を存分に吸ってきたはずなのだが、実力的には同期の真田に大きく後れを取ってしまった・・・というのが関係者の一致した見方であった。しかしこの日は実力微妙の川端相手なので、ミサイルキック2連発、フランケンシュタイナーで9分55秒あっさりと仕留めた。

試合後、橘みずきがマイクを取った。
「次のシリーズ!最終戦の横浜!アメリカで出あった、秘密のパートナーを連れてくる!」
どわああああああ。

第5試合は真田美幸、金井美香VSスーパースパルタン子、マリア・フランチェスカのタッグマッチ。
先月のさいたまでメインに起用されたがTMにあっさり屈した真田美幸、出直しのシリーズとなった。パートナーの金井が心もとない分自分が前面に出ないといけない。そう考えて奮戦したが、スパルタン子も裏拳を叩き込むなど試合はヒートアップ。最後は乱戦の中、なんと真田がダブルインパクトを食らってしまって万事休す。3カウントを奪われた。勝負タイム27分32秒。

セミもタッグマッチ。我那覇愛、スーパーカムイの沖縄北海タッグに対するはアリス・ウインズ・ダーガソン、ヘレン・アッカ―マン組。外人組の猛攻に苦戦したものの、最後は15分0秒、我那覇がレッグラリアートを叩き込んでダーガソンを沈めた。

そしてメインはTMクローンズVS瀬戸田光のSPZ世界選手権タイトルマッチ。意外にも瀬戸田はこれが初挑戦。しかし、試合が始まるやTMが攻め込む一方。ほとんどTMペースで試合は進み、弱ったところを梅コブラで終了。勝負タイム25分27秒。王者が14度目の防衛に成功。

2016年4月 2日 (土)

さくらさくら20160402

桜を見るなら

九段の桜、

家山の桜、

霞間ヶ渓の桜・・・

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■相撲

・白鵬36回目の優勝

立ち合い変化で日馬富士を下して優勝、ピークは過ぎていると思うのだが円熟味と経験からくる巧さが出てきた。

・マレス来場所綱取りか

13勝2敗で春場所を終えた稀勢の里、来場所全勝か14勝で優勝すれば・・・

・琴勇輝12勝3敗

白鵬鶴竜稀勢の里にしか負けなかった。自分の相撲である突き押しが開眼したか。来場所の新関脇は確実。

■プロレス

ゼウスボディガー世界タッグ防衛

昨年末の最強タッグ公式戦で負けた石川星タンゴに勝利。この勢いでチャンピオンカーニバルへ突っ走るか。

ドーリング脳腫瘍で入院、来日不能

場所が場所だけに選手生命への影響が心配。リーグ戦の代役は世界ジュニア王者の青木。

井上雅央デビュー25周年

もうそんなに経ったのか。SWS離脱直後に入門した青年がいまではマサオワールドという独特のプロレス。時は積み重なる。

2016年4月 1日 (金)

第2,068回 TMクローンズVS真田美幸

90年目9月
橘みずきが1年9か月ぶりにSPZ復帰を表明。アメリカマットを転戦したが、思うように扱いというかギャラが上がらず、SPZ復帰の話がまとまった。

シリーズ初戦岡山大会でSprout3人がメインで揃い踏み、瀬戸田光、真田美幸、橘みずきVS TMクローンズ、スカルオーク、中瀬ピラニア。

真田がキックで中瀬から3カウントを取り、復帰戦を飾った。

最終戦はさいたまドーム大会。

第1試合は下辻かすみVSパーシー町田。なんとこの試合は新人の下辻が終盤の丸めあいを制して3カウント奪取。勝負タイム10分9秒。

第2試合はファンシー長沢VSジーナ・エバンス。練習熱心な性格で関係者からの評判も高い長沢、得意のフロントスープレックスで追い込んでゆくも、エバンスもフロントスープレックスでお返し。これで3カウントが入った。勝負タイム9分11秒。

第3試合は金井美香VSウェラ・グレトリ。Sクラ本大会に出られなかった金井だが、実力派そこそこのところまで上がっており、この日もグレトリを攻め込み、ニーアタックで3カウントを奪った。勝負タイム10分59秒、その試合が終わると休憩。

休憩明けはタッグマッチ。川端明子、中神朝香VSスカルオーク、中瀬ピラニア。中堅選手同士のタッグマッチ。地方興行ではTMのパートナーとして活躍しているスカルオークとピラニア、この日は休憩後の位置で川端を痛めつける。そのまま試合は乱戦にもつれ、最後はどさくさの中、中瀬ピラニアが踵落としを決めて中神を沈めた。勝負タイム24分13秒のいい試合。

外人同士のタッグマッチを挟んで、セミ前は我那覇愛、スーパーカムイVSアリス・ウインズ・ダーガソン、ヤロスラブリのタッグマッチ。Sクラでシード権を失い、健在を印象付けたい我那覇、トップグループに上がりたいカムイ、TMの首をねらうアリス、日本マットで稼ぎたいヤロスラブリ、4人の思惑が交錯したいい試合となった。スーパーカムイ、エメラルドフロートをさく裂させ我那覇につなぐ。我那覇は逆さ押さえ込みまで繰り出したがカットに阻まれた。最後は乱戦の中、我那覇がレッグラリアートを決めてヤロスラブリを仕留めた。勝負タイム27分12秒。

セミファイナルのシングルマッチ。瀬戸田光VS橘みずき。

橘みずきがSPZに帰ってきた。観客の反応は意外にもあたたかいものだった。きょうはSproutのリーダー、瀬戸田光とけじめのシングルマッチ。

「2年近くもアメリカで何をやってきたか、見せてもらいましょうか」
しかしSPZでもまれた瀬戸田と、アメリカマットで負け役をやっていた橘との差は歴然で、瀬戸田が一方的に攻める。けっきょくあまり見せ場もないまま、タイガースープレックスホールドで瀬戸田が13分14秒、勝利。

メインはSPZ戦、王者TMクローンズに対するは真田美幸。SPZクライマックス2年連続準優勝、そして公式戦でTMをあわやというところまで追い込んだ実績が評価されて、SPZベルト初挑戦となった。
(とうとうここまできた)

しかしTMクローンズ強い。グラウンドのスリーパー責めで真田を手玉に取る。こんなのに付き合ってられないと立ち技で勝負を挑むが、そうするとドロップキックの連発。やはり役者が違う。
「ウガーッ!」

体当たり気味のタックルで打開を図るが、TMも試合巧者、組みついてのボディスラムで流れを変え、起き上がってくるやノーザン。真田もエルボーで反撃するがTMの耐久範囲を超えるものではない。真田が攻めあぐんでいるとTMが突然仕掛けた。梅コブラ。
「ヒギャアア」
たまらず真田タップ。勝負タイム25分59秒、王者が13度目の防衛に成功。

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