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2016年5月11日 (水)

第2,090回 横浜、死闘の果てに(上)

第93回SPZクライマックス。

最終戦は横スペ大会。

3カ月に一度開催されるSPZの本拠地戦なのだが、今回は勝手が違っていた。

「十中七八、もつれるよ」

セブン山本社長が予言。関係者控室に貼られた手書きの星取表。TMクローンズ、真田美幸、瀬戸田光が1敗で並ぶ異例の展開。

午後4時の開場前のレフェリー、リングアナを集めた裏方関係者ミーティングでも手順が入念に確認された。

「最高得点者が2名の場合はメインの後に第8試合が普通の決定戦で勝った方が優勝となります。最高得点者が3名の場合はメイン後に第8試合、第9試合、第10試合と優勝決定巴戦3試合が行われて最も多く勝ち点を挙げた選手が優勝となります。もし決定戦にもつれ込んだ場合の、各試合のレフェリーとリングアナ業務は資料の通りの担当でお願いいたします。」

セブン山本社長が細かく指示を出す。

「抽選箱とくじの用意をお願いします。あと、福本さん、ねんのため救急スプレーを2箱用意しておいてください」

巡業中でも3本しか携行しないアメリカ軍放出品の高価な救急スプレーがケース単位で本部席に運び込まれる。

***************************

午後5時、第1試合開始。前座試合3試合の後休憩、そして、

SPZクライマックス公式戦最後の4試合。

Sカムイ(6点、バックドロップからの片エビ固め 14.57)橘(4点)

2勝4敗同士、負け越しが決まり来年は予選会スタートとなってしまった両者の対戦。ヘッドバットで橘を流血に追い込んだSカムイが優位に立つ。橘も鮮血を振りまきながらのニールキック、ミサイルキック、ノーザンを決めるなど意地を見せたが、スーパーカムイがエグイバックドロップ2連発。これで3カウントが入った。

真田(12点、パワーボムからのエビ固め 11.15)我那覇(2点)

「瀬戸田さんの相手が雛鶴さん(スカルオーク)でしょ、TMさんの相手がジニアスでしょ。ってことはかなりの確率で決定戦巴戦になるよ?うわっちゃー」(真田)

とはいえその前に本割でベテランの我那覇を倒さないといけない。決定戦に備えて体力を残しておきたい真田美幸、一気の攻めを見せて我那覇をパワーボムで沈めた。

「ここまでは、予定通り」(真田)
「あー、2点ねえ、自分もやきが回ったかなー」(我那覇)

元SPZ王者・我那覇愛、2点でリーグ戦を終えた。

真田美幸、控室へ戻ってペットボトルの水を飲み、リングコスチュームのままこの後の試合を観戦。

瀬戸田(12点、裏投げからの片エビ固め 24.03)スカルオーク(0点)

全敗は避けたいスカルオーク、しかし瀬戸田も勝たないことには決定戦に進めないので、お互い懸命のファイト。なんとか危ない角度の裏投げでスカルオークをグロッキーに追い込み、DDTで追撃し、相手のパイルドライバー、ボディスラムの反撃をしのいで、2発目の裏投げで動きを止め、3発目の裏投げで粘るスカルオークを振り切った。

「ハァ、ハァ・・・なんとか12点で終わりました・・・」

瀬戸田光、勝つには勝ったもののスカルオークを仕留めるのに24分もかかってしまい、このあとの決定戦への影響は避けられない状況となった。汗まみれの状態で控室の椅子に座り、メインイベントをモニタ越しに観戦。

TM(12点、ノーザンライトSH 20.38)ジニアス(8点)

これがシングル初対決のカード。いまのSPZの象徴であるTMを倒せばトップグループに割ってはいれる。そう考えたジニアス、優勝の望みはなくなったがとにかく動き回り、相手のグラウンド攻勢に付き合わない戦法。しかしそれでも腕関節を取りに行くTM。試合は盛り上がった。TMがローリングソバットを見せればジニアスはタックル。両者一歩も引かないが、TMはラリアットまで見せて勝利への執念。そしてTMノーザン。しかしジニアスもネックブリーカーで応戦

「・・・・・・」
決定戦のことを考えるとこれ以上付き合えないと判断したのか、TM、逆片エビで動きを止めてティロフィナーレ、これは返したジニアスだったが続く2発目のノーザンは返せず試合は終わった。

初出場のジニアスは8点でリーグ戦を終えた。

ドワアアアアアア!!

かくてメイン終了後、TM,瀬戸田、真田によるSPZクライマックス優勝決定ともえ戦。数十年に一度しかないもつれる展開、場内大盛り上がり。

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