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2016年5月13日 (金)

第2,092回 横浜、死闘の果てに(3)

第93回SPZクライマックス、優勝決定巴戦でも3すくみとなり決着つかず!!

「えー、御覧の通りの結果となりましたので、再度、TMクローンズ、瀬戸田光、真田美幸3人による第2次優勝決定巴戦を行います。」
ドワアアアアア

瀬戸田(1勝、タイガーSH 24.13)TM

第11試合はTM対瀬戸田、お互いアメリカ軍放出品の救急スプレーで体力を回復させて臨んだが、疲労感は隠せない。

(攻めて攻めなきゃ終わらない)

しかし瀬戸田対策には自信を持っているTM、スリーパー地獄に引きずり込み、腕関節を取って痛めつけてゆく。TMも疲れてはいるもののニーアタック、ローリングソバットで追い込む。そしてノーザンライトSH、TM強い。瀬戸田も返し技の背面トペで反撃したが、TMも飛びつき腕ひしぎ、なんとか筋が伸びきる前に振りほどいた瀬戸田、ムーンサルトを狙うがひざ迎撃される
「あぁぁぁ・・・うあああーーー!!」

瀬戸田光、それでも気力だけで起き上がって、憤怒の表情で組みつき、必殺のタイガースープレックス!!TMの足は空を力なく動くだけで肩が上がらない。

ワン、トゥ、スリ

・・・TMさんに初めて勝った!!

瀬戸田光、ようやく難攻不落の王者TMにシングルで勝った。涙がこぼれ落ちたが、闘いはまだ終わらない。

***************************

真田(1勝、裏拳からの片エビ固め 20.00)TM(0勝)

午後9時32分、第12試合、3カウントを奪われたTMが連戦、救急スプレーで体力を回復してはいるが、動きがぎこちない。しかし真田もこの日もう4試合目でボロボロの状況。それでも目先の1勝を懸命に取りに行く。TMもここで負けてしまうと脱落が決まるので必死。真田、震える足を軸足にしてハイキック。TMを口から流血に追い込む。
(もう一回同じことを・・・)
しかしTMも最後の力を振り絞ってラリアット、掌底。逆片エビの猛攻、そしてノーザンライトSH、真田返して裏拳、

「もう一発!!」

がす。

血にまみれたTMの口元へ裏拳がヒットし、TMついに倒れる。ひっくり返して真田カバー、
ワン、トゥ、スリ
3カウントが入った。

TMクローンズ散る。

壮絶に、。

ダメ―ジが深く担架で運ばれた。

********************************

午後10時少し前、最後に残ったタッグパートナー同士の2人がふたたびあいまみえる。山本社長は会場サイドへ使用時間延長の申し入れ。常打ち会場なのでこのくらいの無理は効く。終電がなくなると名残惜しそうに遠方からの観戦者が席を立つ。

第13試合。

「勝ったほうが優勝ね、最後の最後だから死ぬ気でやりますか」

お互い最後の力を振り絞ったまさに死闘。ここまで来たら技や技術ではない。精神力の闘いだ。

瀬戸田ヘッドバット、しかし真田もヘッドショットキック。おたがいゆずらぬ好試合、そして瀬戸田フロントスープレックス、真田もネックブリーカーでやり返す。

お互いこの日5試合目、いったいどこに力が残っているのだろう。涙を浮かべるファンもいた。
真田が

「潰れろ」とタイガードライバー。瀬戸田も返してDDT、しかし瀬戸田の膝がとうとう笑い出した、

真田、裏拳でなぎ倒しブレンバスターに切って取る。
「これで終わりだ!!」

真田美幸ハイキック、しかし瀬戸田ギリギリで返した。

「よっしゃー!覚悟」

真田美幸、2発目のハイキック!!これはまともに入った。
瀬戸田光の意識は闇に堕ちた。

「カバー!!」
レフェリーの小川あかりが指示。
覆いかぶさる真田
ワン、トゥ、スリ

真田(2勝、ハイキックからの片エビ固め 28.09)瀬戸田(1勝)

午後10時26分、すべての決着がついた。

お互い大の字。酸素を求めて荒い息をついている。5試合を戦い抜いた両雄に拍手、そして万雷のSPZコール。当然表彰式も何もあったものではなく、担架が2台出動し、二人の勇者を控室へ輸送した。

敗れた瀬戸田光はコスチューム姿のまま横浜戸塚の道場へ移送され、そこで一夜を過ごし、翌日「真田さんの方が少しだけ、優勝への執念が自分より上だったのでしょう」とコメントを出した。

勝った真田もコメントができる状態ではなく、やはりコスチューム姿のまま我那覇愛の運転するワゴン車に乗せられ、我那覇の社宅マンションへ運ばれた。
こうしてSPZ史上一二を争う壮絶なSPZクライマックスは終わった。

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