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2016年5月31日 (火)

第2,100回 93年目12月ウルトラタッグリーグ2

第3戦は大阪大会。

真田○、F長沢(2点、ハイキックからの片エビ固め 15.29)我那覇、Sカムイ×(2点)

真田組が初日を出した。初戦の反省からか、SPZ王者の真田が前面に立ち、相手の2人をたちまち追い込んでゆき、最後はものすごいハイキックでスーパーカムイをねじ伏せた。

ペルフェクタ○、ペレス(2点、フランケンシュタイナーからのエビ固め 18.26)TM、スカルオーク×(0点)

前回優勝のTM組がまさかの2連敗スタート。この日はスカルオークが攻め込まれ、最後はペルフェクタに鮮やかにフランケンシュタイナーを決められてしまった・・・・

Mカオス○、シブリン(2点、エルボードロップからの体固め、16.45)ブランズ×、ビースト(2点)

最後はマックスカオスとブランズがド迫力の一騎打ち状態、アメリカマットでもなかなか見られない強者同士の対決を制したのはマックスカオス、身体ごと倒れこむようなエルボードロップで3カウントを奪取した。

ジニアス○、橘(4点、ネックブリーカーからの片エビ固め 28.10)ジェイジェイ、フランチェスカ×(2点)

橘が外人チームの猛攻を浴びるも耐えきって、なんとかジニアスにつなぐ。最後はジニアスがフランチェスカをネックブリーカーで仕留め、唯一の2連勝スタートを果たし早くも単独トップに立った。

**************************

第4戦は広島大会。

真田、F長沢○(4点、合体パワーボムからのエビ固め 29.12)TM,スカルオーク×(0点)

1月シリーズでSPZタイトル戦が組まれる予定の真田とTMが熱い攻防。真田が裏拳でTMをなぎ倒せばTMは腕関節を取っていく。スカルオーク、調子は悪いもののパイルドライバーでファンシー長沢を追い込む。しかしF長沢、ジャーマン。これはTMがカットに入ったが、真田がここでリングインしまずTMを蹴って場外転落させ、孤立したスカルオークを
「連携行くぞー」
合体パワーボムでスカルオークを仕留めた。TM組、まさかの3連敗スタート。やはりスカルオークの状態が悪いのか・・・

ジェイジェイ○、フランチェスカ(4点、コブラツイスト 18.48)我那覇×、Sカムイ(2点)

我那覇組、2敗目。最後は乱戦の中、我那覇がジェイジェイのコブラツイストに捕らえられ、我那覇、腰に電気が走ってしまい痛恨のタップ。

Mカオス○、シブリン(4点、エルボードロップからの片エビ固め 15.38)ペルフェクタ、ペレス×(2点)

外人対決を制したマックスカオス組が2勝目。ペレスも小気味いい動きを見せてはいたが、最後はマックスカオスの体重に屈してしまった・・・

ブランズ○、ビースト(4点、パイルドライバーからの片エビ固め 15.59)ジニアス、橘×(4点)

日本マット初登場のブランズ、アメリカマットで橘みずきと対戦したことがあるのでいきいきとしたファイト。持ち前の馬力で追い込んでゆく。その勢いのままパイルドライバーで橘を沈めた。これで全勝が早くも消えた。

年末のタッグリーグ、混戦の予感。

2016年5月30日 (月)

第2,099回 93年目12月ウルトラタッグリーグ1

93年目12月

瀬戸田光が首の負傷で欠場。先シリーズの最終戦での真田戦で痛めてしまったらしい。したがってタッグリーグは欠場。宙に浮いた真田のタッグパートナーは、入社2年目のファンシー長沢が抜擢された。中瀬ピラニアも腰痛で欠場。
で、タッグリーグ戦のエントリーは以下の8チーム

真田美幸&ファンシー長沢

TMクローンズ&スカルオーク(前年優勝チーム)

橘みずき&ハチェマレ・ジニアス

我那覇愛&スーパーカムイ

マックス・カオス&ダークネス・シブリン

ラ・ペルフェクタ&アルル・ペレス

ジェイン・ブランズ&モリエス・ビースト

ジェイジェイ・コーディ&マリア・フランチェスカ

世界トップクラスの強豪外人が多数来日、豪華なタッグリーグという前評判だった。
第2戦札幌大会からリーグ戦スタート。

我那覇、Sカムイ○(2点、白い絶叫からの片エビ固め 29.51)TM×、スカルオーク

休憩前の第3試合にいきなり前年優勝チームの2人が登場。沖縄北海タッグと激突。しかしスカルオークの状態があまりよくない状況で、TMが出ずっぱりを強いられる展開。沖縄北海の2人はタッチワークを速くして的を絞らせない作戦に出た。

我那覇、タイガードライバーを狙うもリバースで返される。しかしスーパーカムイがタイガードライバーを決める。ベテランのスカルオークも動けないなりに懸命のファイト。長身を生かしたボディスラムで我那覇を叩きつける。しかしスーパーカムイがエメラルドフロートでスカルオークを戦闘不能に追い込む。TMが腕ひしぎを繰り出すがロープに近い。我那覇は逆さ押さえ込みまで繰り出し、勝利への執念を見せる。しかし最後は

「イヤアアーーー!!」
スーパーカムイの白い絶叫炸裂。頭から落ちたTMはこれで3カウントを奪われてしまった。スカルオークは救援に入れなかった・・・

ブランズ○、ビースト(2点、ラリアットからの片エビ固め 14.38)ペルフェクタ、ペレス×

初来日のジェイン・ブランズはアメリカのレスリング一家の名門、ブランズ一家の才媛。アマレスで将来を嘱望されていたが、TWWAに巨額の契約金で引き抜かれたという経歴の持ち主。今回は単独で日本に腕試しにやってきた。この日はペルフェクタ組との外人対決を制して白星発進。

ジェイジェイ、フランチェスカ○(2点、トラースキックからの片エビ固め 14.28)Mカオス、シブリン×

ジェイジェイ組が外人対決を制した。久々来日のフランチェスカがカウンター気味のトラースキックでシブリンをなぎ倒した。

ジニアス○、橘(2点、フライングニールキックからの片エビ固め 18.33)真田、F長沢×

瀬戸田光が負傷欠場したため、急きょファンシー長沢がパートナーに抜擢された。いきなりどさんこドームのメインでジニアス&橘と対戦。この試合ジニアスが得意のジニアスダイブを連発し主導権を握り、合体パワーボムで真田を追い詰める。そして最後はファンシー長沢が孤立してしまい、ジニアスがフライングニールキックでファンシー長沢を沈めた。

93年目ウルトラタッグリーグ、豪華外人多数参戦!

2016年5月29日 (日)

戦力29200

戦国修羅SOUL 微課金でやっています。

5月14日時点の戦力 29200(大将7)

現在の出陣武将

石田三成(鬼金)・島左近(鬼金)・鶴姫(神銀)・豪姫(真金)・千姫(白金)

出陣組は上限のレベル75まで上げましたが、なかなか戦力が上がりません。

課金しないと強くなれない。運営の罠にはまりつつあります。

2016年5月28日 (土)

夏近づく20160528

今週のスポーツニュース行きます

■プロレス

三冠王者宮原、初防衛に成功

CC覇者の関本大輔をシャットダウン式で下して防衛に成功。まあチャンカン公式戦と合わせて「いってこい」の対戦成績か。次の挑戦者は真霜。

全日本次期シリーズ 渕正信フル参戦

北海道巡業。62歳でサーキットできつくはないのかとは思うが。懐が寂しいのか、プロモータ筋から要請があったのか。留萌とか厚岸とかこまごまとしたところでも試合が組まれている。

■野球

DeNAまさかの借金完済(5/28)

破竹の6連勝。先発のコマがそろい、三上山崎という方程式も確立したので、そこそこ戦えるようになってきた。でも交流戦で大負けするのだろう。

2016年5月27日 (金)

第2,098回 近くて遠い最後の一歩

93年目11月シリーズ最終戦 横スペ大会。

後半戦の模様。

**********************

休憩中、瀬戸田光はリングコスチュームに着替えてアップを始めていた。

(マスコミ記者さんから自分のプロレスは猪突猛進型だとよく言われる・・・・だから技術のあるTMさんとの勝率は極端に悪い。となると、真田さんがベルトを持っている今が、悲願のベルト奪取の千載一遇のチャンス・・・・それに、自分も最近は腰痛の症状が出てきて、痛み止めを飲み始めた。コンディションのピークが過ぎたら、SPZではまずトップ戦線で使ってもらえなくなる・・・・だから、なんとしても、きょう、真田さんを潰して、自分のキャリアに「SPZ世界王者」の7文字を加えるんだ。真田さんの蹴りは危ないけど、受けきれば必ずものにできる。)

瀬戸田光、リストバンドを装着してふうっと息を吐いた。

いままで、トップグループに入った選手はたいてい、1回はSPZ世界王者のベルトを巻いている。瀬戸田光、悲願だったSPZ世界王者の座が、もう手の届くところまできている。

***********************

外人同士のタッグマッチを挟んで、

第5試合はファンシー長沢、橘みずきVS我那覇愛、スーパーカムイのタッグマッチ。

入社2年目のファンシー長沢、最近はメインやセミに頻繁に起用されてきたが、まだまだ先輩相手に気後れする部分があるのか、ガーッという攻めができていない。この日も我那覇のレッグラリアートを食らってしまい、口元から流血に追い込まれる。

しかしその分は橘がカバー。ノーザンライトSHで我那覇を投げ切った。スーパーカムイはいつも通りの馬力にモノを言わせた凶暴ファイト。しかし橘もニールキックで応戦。スーパーカムイ、エメラルドフロートを狙うも丸め込みで返された。最後は4人が入り乱れる状況下、橘が2発目のニールキックでスーパーカムイから3カウントを奪った。勝負タイム28分43秒の好勝負だった。

セミはTMクローンズVSハチェマレ・ジニアス。次期SPZベルト挑戦者決定戦と銘打たれた。しかしここまで長い試合が続き、会場の雰囲気がだれていたのを察したTMが10分過ぎにいきなり仕掛けた。グラウンドの攻防からスッと腕を極めた。

「ヒギッ」
たまらずジニアスはギブアップ。TMにしかできない名人芸。勝負タイム12分30秒、TMが1月シリーズでのSPZベルトの挑戦権を獲得した。

***************************

メインはSPZ戦、王者真田美幸に対するは、挑戦者瀬戸田光。

先月の新日本ドームで時間切れドローに終わったカードの再戦。
(タッグパートナーと思わず、蹴りつぶすしかない)
(ここで獲れないと、自分に次のチャンスはない)

序盤は互角の攻防。しかし真田が伸びのあるタックルでなぎ倒す。そしてエルボー。

「はああっ!!」

しかし瀬戸田も珍しく頭突きで反撃。ある程度目先を変えないといけないと判断したか。そして早めにタイガースープレックス。しかし真田も体をひねって肩を上げる。

瀬戸田ミサイルキックで追撃しかし真田もステップキック、裏拳で反撃。

ならばと瀬戸田サソリ固め、2発目のミサイルキック。しかし真田も

「潰れろお!!」

裏拳。エグイ当たり方。瀬戸田がぐらついたのを見て取るや頭をつかんでフェイスクラッシャー!瀬戸田返す。

しかし真田休まずブレンバスターで追い込む。瀬戸田返す。

しかし真田今度は強引にフロントスープレックス。瀬戸田返す、しかし

「これで終わりだ!!」
真田美幸の、ものすごいハイキック炸裂。瀬戸田は前のめりにダウン、真田ひっくり返してカバー、

ワン、トゥ、スリ。

勝負タイム28分3秒、王者が2度目の防衛に成功

「う、ううう・・・・」

敗れた瀬戸田光、ダメージが深く、セコンドの若手に背負われて引き揚げた。最後のけりがまともに入ってしまったらしい。

(タッグパートナー、それも一つ上の先輩を潰すのはほんとうに後味悪い・・・・でもこうでもしないとあの人からフォールを取ることはできないんだ・・・・・)

勝った真田美幸。複雑な表情でベルトを巻いた。

2016年5月26日 (木)

第2,097回 93年目11月 ビッグパワーシリーズ

93年目11月
「ビッグパワーシリーズ」開幕。パーシー町田がアキレス腱負傷のため欠場。

シリーズ第5戦宇都宮大会のメインで久々開催のあばしりタッグ戦。王者我那覇愛、川端明子に対するは、前回と同じ中瀬ピラニア、中神朝香のヒールチーム。

我那覇愛も25歳となり、デビューして9年半が経過した大ベテラン。スーパーカムイとの沖縄北海タッグでメインに出ることもあるが、いまはもう休憩後が定位置、そしてこの試合は川端がつかまってしまう展開。サンドイッチラリアットを食らってしまうなどふがいない状態に。

「バタさん、代われ!!」

代わって出てきた我那覇、元SPZ王者の誇りで攻め込んでいくが、中神もスクラップバスターで叩きつける。そして中瀬はミサイルキック。

「あーもう!」

我那覇愛、中瀬Pを捕まえてタイガードライバー、これはカットに阻まれたが、これで中瀬Pが頭を打ったのを見て取るやトドメのDDT.これで3カウントが入った。28分59秒、王者組が3度目の防衛に成功。

***************************

最終戦は本拠地に戻っての横スペ大会、

第1試合はSASAYAMA 対 下辻かすみ。地方の試合では何度か下辻に勝っているSASAYAMA、この日も持ち前のスピードで攻め込んでいくが、下辻も万単位の大観衆の前で敗北は勘弁とばかりに応戦。

しかしSASAYAMA、ダイナミックな動きのフェイスクラッシャー2連発。これは返されたがトドメのニーアタックを叩き込んで、1期先輩の下辻から3カウントを奪った。勝負タイム9分28秒。

第2試合は川端明子VS金井美香のシングルマッチ。

アイドルレスラーの金井とSPZ本隊のわき役、川端のあまり見られないシングル対決。試合は金井が押していたが、川端もSTFで勝負をかける。しかし金井は懸命に振りほどいて、
「うりゃーーー」
きれいなブリッジのジャーマンで川端から3カウントを奪った。勝負タイム20分4秒。

続く第3試合はスカルオーク、中瀬ピラニア、中神朝香のヒール3人と、モリエス・ビースト、ウェラ・グレトリ、ダークネス・シブリンの外人勢がぶつかる6人タッグマッチ。

「アラララタナララ!!」

モリエスの意味不明なチャント。場内爆笑。あばしりベルト奪取のならなかった中神、中瀬も息の合った連係を見せる。最後は6人が入り乱れる展開のなか、シブリンが変形のタイガードライバーで中神をニア・フォールに追い込み、そのあとグレトリとモリエスが合体パイルドライバーでとどめを刺した。勝負タイム23分40秒の熱戦、

その試合が終わると休憩。

2016年5月25日 (水)

第2,096回 ベルトまであと半歩

93年10月シリーズ。最終戦は新日本ドーム大会。

休憩後第4試合は我那覇愛、川端明子VSスカルオーク、中瀬ピラニアのタッグマッチ。

地方ではTMと組んでメインやセミのタッグマッチに出ているスカルオークと中瀬Pがきょうは休憩後に登場しあばしり王者チームと激突。スカルオークが上背を生かしたDDTで我那覇を苦しめる。そして川端にもDDT、これで主導権を握る。しかし我那覇、元SPZ王者の意地でタイガードライバーで反撃。そして

「これで決める」
中瀬Pへ伝家の宝刀レッグラリアート、しかし中瀬返して踵落としで反撃。最後は4人が入り乱れる展開、スカルオーク、パイルドライバーをリバースで返され、川端のムーンサルトを食ってしまう。

「我那覇さん!!」
最後は合体パイルドライバーをさく裂させ、スカルオークから3カウントを奪った。勝負タイム28分3秒のいい試合。

そのあと3大シングルマッチ。

セミ前はハチェマレ・ジニアスVSスーパーカムイ。Sクラではジニアスが勝っているカードの再戦。こんかいも持ち前のスピードで圧倒し、元SPZ王者のスーパーカムイにほとんど何もさせず、裏投げで3カウントを奪った。勝負タイム13分5秒。

セミファイナルはTMクローンズVSペルフェクタ。SPZ王座を奪われた因縁の相手との再戦。SPZ王座に返り咲くためにもここは勝たなければならない。向こうのペースに乗る前につぶさないとと考えたのか、TMも攻め立てるが、ペルフェクタも裏拳、延髄斬りで追い込む。

TMクローンズノーザンライトスープレックスでニアフォールまで追い込んでから隠し技の踵落とし。これでなんとかペルフェクタをなぎ倒し3カウント。勝負タイム13分10秒。

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メインはSPZ戦、王者真田美幸に対するは瀬戸田光。8月のSPZクライマックスでの死闘は印象深い。あの時本割り公式戦では瀬戸田が勝ち、決定戦では1勝1敗。

序盤は静かな立ち上がり。タッグパートナー同士らしく基本的な攻防をきっちりやってのける。
「ここで勝たなきゃ、永遠にチャンスはない」

そう考えた瀬戸田が積極的に攻めてゆく。しかし40分過ぎに勝負をかけたジャーマンは前方回転エビに返される。そしてステップキックを浴びてしまう。

「もらったー」
真田ハイキック。これで終わったかと思われたが瀬戸田返して裏投げ。しかし真田も返してフェイスクラッシャー、しかし瀬戸田ギリギリで返してサソリ固めにとらえた!しかし残り時間2分!
「うおおお」
「があああ」
ギブアップを迫る瀬戸田、耐える真田。そのままタイムアップドローとなった。王者が初防衛に成功。
「こんなんじゃ納得いかない。来月もう一回だ」(真田)

2016年5月24日 (火)

第2,095回 93年目10月 ダイヤモンドシリーズ

93年目10月
「ダイヤモンドシリーズ」開幕。

第3戦三重大会でSPZ世界タッグ戦。王者真田美幸、瀬戸田光に対するはペルフェクタ、アルル・ペレス組。SPZシングル前王者のペルフェクタが今度はタッグ王座に挑戦。しかしパートナーが実力的に一枚落ちるペレスなので苦しい。やはりつかまってしまい瀬戸田の裏投げ一発で動きが止まってしまう。

「もう一回!」
2発目の裏投げでペレスを潰してあっさり防衛成功。勝負タイム16分29秒。試合後、真田と瀬戸田はリング上で握手。

「最終戦ドーム、潰しに行きます」
「こっちも、そのつもりよ。あたしまだシングルベルト取ったことないから」(瀬戸田)

最終戦のドームではこの2人でシングルタイトル戦が組まれている。

*****************************

最終戦は新日本ドーム大会。

外人同士のシングルマッチのあと、

第2試合は金井美香、パーシー町田、下辻かすみ、VSアルル・ペレス、中神朝香、SASAYAMAの6人タッグマッチ。

いかにも余った人をひとまとめにしました的なカード。ペレスがものすごい頭突きで金井を追い込む。そしてSASAYAMAを招き入れてサンドイッチラリアット。ごちゃまぜ6人タッグに入れられて奮起したか。

「URAAAA」
パーシー町田には遠慮ないニーリフト
「うが」
この一撃で悶絶してしまったパーシー町田、あっさり3カウントを許した。勝負タイム12分48秒。

第3試合はファンシー長沢、橘みずきVSジェイジェイ・コーディ、ダークネス・シブリンのタッグマッチ。

ベテラン実力派外人のジェイジェイ、持ち前の馬力で存在感を発揮。そしてある程度暴れて流れを作ってからシブリンにタッチ。シブリンもそつのないファイトでつなぎ、再度ジェイジェイが登場。橘みずきを強烈な逆片エビで追い込む。そしてブレンバスター。ファンシー長沢もバックドロップを繰り出すなど健闘したが

「ソノテイドカ」

ニーリフトで悶絶させてからのブレンバスターで長沢を倒した。勝負タイム18分42秒。その試合が終わると休憩。

2016年5月23日 (月)

プロレス技シリーズ97 シャットダウン式ジャーマンスープレックスホールド

今回ご紹介するのは、

ジャーマンの派生技、シャットダウン式ジャーマンスープレックスホールド

ジャーマンと違うのは、

ジャーマンは相手の腰をグリップして投げるのに対し、

こちらは相手の両腕ごとグリップしてジャーマンの要領で後ろに投げつつ、さらに高く上げた時点で一瞬静止してから投げることで、相手の受け身を取りづらくしています。

全日本プロレスの若き三冠王者・宮原健斗選手の必殺技です。もともとは滞空時間の長いジャーマンを得意とされていたのですが、トップ戦線で活躍するためにはもっとダメージの大きい技をフィニッシュにしなければ勝てないと考えたのか、シャットダウン式を最近になって使い出しました。意味は相手の戦意をシャットダウンし、(パソコンの電源を切るように)試合を終わらせる、ということなのでしょうか。

宮原選手の固有技になっておりWASでは当然実装されていませんが、永原ちづるや永沢舞にここぞの時の切り札として覚えさせると勝率が上がりそうな気がします。

2016年5月22日 (日)

高森藍子さん

Takamoriaiko

アイドルマスター・シンデレラガールズから癒し系アイドル、

高森藍子ちゃん(16)

別名:世界一かわいいドラム缶。

「愛は元気です。」をカバーされていまして、

その歌声に癒されてます。

2016年5月21日 (土)

春から夏へ20160521

そして春から夏へ。

■相撲

稀勢の里12連勝しかし白鵬に敗れる

もう少しあと少し、両者の力の差は縮まってきている。横綱稀勢の里も現実味を帯びてきた・・・かも。

■プロレス

渕正信62歳、藤波と初遭遇

6人タッグで秋山渕青柳VS藤波カブキLEONAついに対戦。ボディスラムで投げたりドラゴンスクリュー食らったり。

■野球

DeNA調子上がってきたか

防御率がソフトバンク並みにいいらしい。先発投手のコマがそろっているので、あとは打線。何とか食らいついて行ってほしい。

清原氏初公判

佐々木大魔神が弁護側証人として出廷。本当の友達というのはこういうことをいうのだろう。求刑が懲役2年6月なので執行猶予は付きそう。

■都知事

公私混同ぶりも甚だしいが、やはり部下が週刊誌やマスコミにリークしたのか。それとも世間の目を引き付けるためのいけにえに選ばれて、裏で何かが進行しているのか。

今週はこんなところ。

2016年5月20日 (金)

第2,094回 93年目9月 ウルトラソウルシリーズ

93年目9月
「ウルトラソウルシリーズ」開幕。

第1戦カイメッセ山梨大会でSASAYAMAがシングル初勝利。先輩のパーシー町田をタックルから押さえ込んだ。

なんとSASAYAMA、翌々日の別府大会でも下辻かすみを丸め込んでシングル2連勝と成長ぶりを見せた。
第5戦熊本大会が駅前で起こった爆弾テロ事件の影響で中止。

最終戦はさいたまドーム大会。

外人同士のシングル、ウェラ・グレトリVSモリエス・ビースト第1試合のあと(14分2秒、ビーストがミサイルキックで勝利)

第2試合は金井美香VSダークネス・シブリンのシングルマッチ。2度目の来日のシブリン、基本に忠実なレスリングを見せるが力が強い。金井もジャーマンを繰り出すなど見せ場は作ったが、受けきったシブリンがフロントスープレックス、ニーアタックの猛攻で追い込み、ふらつきながら起き上がった金井へトドメのニーアタック。これで3カウントが入った。勝負タイム11分31秒。

第3試合は6人タッグマッチ。川端明子、パーシー町田、下辻かすみVS中瀬ピラニア、中神朝香、SASAYAMA。若手中堅どころをざくっとベビーフェイス・ヒールに分けた6人タッグ。バタバタした試合となったが、中瀬中神の悪役コンビが試合を支配し、最後は中瀬ピラニアが13分25秒、ブレンバスターでパーシー町田を倒した。

その試合が終わると休憩。

休憩明けは前SPZ王者のスーパーカムイとベテラン我那覇愛が登場。対戦相手はマーシャルボーグR2、マーシャルボーグC3という初来日タッグチーム、なんでもアメリカで売れない前座レスラーをしていたが、アポカリプス病院にスカウトされ地下病棟で欲野深三先生の手により秘密改造され生まれ変わったという無茶苦茶なギミック。しかし実力は確かでなようで、スーパーカムイと殴り合いの大立ち回りをやってのけた。

「やれやれ、じゃあ締め役やりますか」

乱戦に決着をつけたのは我那覇の伝家の宝刀レッグラリアート。18分3秒、マーシャルボーグC3を仕留めて勝利。

セミ前はハチェマレ・ジニアスVSジェイジェイ・コーディのシングルマッチ。ジニアスがジニアスダイブ、裏投げで優位に立つも、ジェイジェイもラリアットでやり返したので盛り上がった。最後はジニアスがニーアタックを連発し、なんとか3カウントを奪った。勝負タイム13分4秒。

セミはタッグマッチ。瀬戸田光、ファンシー長沢VS TMクローンズ、スカルオーク。

入社2年目のファンシー長沢が大会場のセミまでポジションを上げてきた。まずは瀬戸田とTMが先月のSクラさながらの熱い攻防。しかしTMが先月の決定戦の復讐とばかりに一気の攻めを見せて瀬戸田を追い込む。代わって出てきたF長沢、TM相手にも臆せず立ち回り、フロントスープレックスを連発。

しかしいまのところ、長沢の攻撃はTMの耐久力を貫通するものではなかった。TMクローンズ、あと任せたとスカルオークにスイッチ。

しかしF長沢、ジャーマンでスカルオークのガタイを投げ切り、最後は瀬戸田を呼び込んで合体超大技ダブルインパクト発動。

「ぐうううっ・・・・」

いかに頑健なスカルオークもこれは返せず終了。勝負タイム29分52秒の熱戦。

***************************

メインはSPZ戦、王者ラ・ペルフェクタに対するは先月のSPZクライマックス覇者、真田美幸。
(落ち着いて、前にやったときは・・・勝ってるんだから)

真田美幸、まずエルボーで先手。しかしペルフェクタも対策は立てていて、走ってドロップキックをかましてさっと距離を取る、息もつかせぬヒットアンドアウェイ戦法に出てきたので盛り上がった。やはりスピード勝負では敵わない。そして倒れたところを宙返りレッグドロップ、起き上がったところを組みついてブレンバスター2連発。そしてミサイルキック。前回の反省から攻めて攻めて攻めまくろうと判断したか。真田もステップキックを繰り出して行ったが単発。ペルフェクタ、バックドロップ。

しかし真田もこれ以上受けきれないと判断したか、超SPZキックをたたきこんで弱らせてから、

「ウラーッ!!」
ラリアット一閃。これでペルフェクタをなぎ倒し3カウント奪取。真田美幸が王者に返り咲いた。

2016年5月19日 (木)

第2,093回 93年目9月時点のプログラムから

93年目9月時点のプログラムから。

南国の太陽 我那覇愛

本名、同じ。2076年10月10日、沖縄県名護市出身。中学のころから琉球空手で体を鍛え、SPZ84期として、2092年5月11日、山梨カイメッセ大会での対 上沼垂鉄子戦でデビュー。身体能力はなかなかのものであり、入社2年目でSPZクライマックス出場を果たす。その後も順調に出世街道を駆け上がり、遠藤亜美を下してSPZ王者に輝く。最近も9年連続SPZクライマックス出場というタイ記録をマークするなど好調。得意技は火炎レッグラリアート。

入場テーマ曲:Little Baby Nothing(KOTOKO&高瀬一矢)

悪の怪奇派 キラー・ザ・スカルオーク

本名、同じ。2077年6月22日、青森県八戸市出身。その上背と柔道仕込みのパワーを見込まれ、SPZ85期として2093年5月11日、新潟市体育館大会での対 仙涯零銭でデビュー。前座戦線で闘っているうちに大先輩のアドミラル・ヤジマに見込まれパートナーに抜擢され、あばしりタッグ王者となる。また最近ではTMクローンズとタッグを組み、SPZ世界タッグ王者にも輝く。得意技はパイルドライバー。
入場テーマ曲:メタル・ミリティア(メタリカ)

不屈の闘志 川端明子

本名、同じ、2077年11月20日、長野県川上村出身。実家が大規模レタス農家で幼少のころから農業で体力をつけ、SPZ新人テストに合格。2093年5月19日、高知市体育館の対 仙涯零銭でデビュー。パワーには難があるものの、インサイドワークに磨きをかけて上位をうかがう。得意技はSTF。
入場テーマ曲:モノラル・テレパシー(白沢理恵)

SPZ史上最強戦士の再来 TMクローンズ

本名、窪川希望。2078年6月10日、京都府京都市出身。SPZのスカウト部に紹介があり、SPZ86期として採用され。2094年7月11日、うつのみや市体育館大会での対 仙涯零戦でデビュー。練習熱心な性格で,体幹の強さとグラウンドレスリングの技術はしっかりしており将来を嘱望されていたが、これに目をつけたマッド医師欲野深三の手により改造手術を施されてしまい、SPZ史上最強レスラーといわれた南利美のDNAを注入され、TMクローンズとして再デビュー。市ヶ谷レイカを下してSPZ世界王者となり、一躍トップとなる。得意技は飛びつき腕ひしぎ逆十字。
入場テーマ曲:SPEED TK REMIX

瀬戸内の流星 瀬戸田光

本名・同じ。2079年10月22日、広島県尾道市出身。学生時代にアマレスと陸上競技で体を鍛え、SPZスカウトの目に留まりSPZ87期として入門、2095年6月7日、山口県体育館での対 仙涯零戦でデビュー。思い切りのいいファイトスタイルで奮闘し、トップグループに割って入る。得意技はフロントスープレックス。
入場テーマ曲:SOUND OF DESTINY(緒方理奈)

熱血一直線 真田美幸

本名・同じ。2080年8月1日、長野県富士見町出身。テレビ中継で観たSPZの試合で、市ヶ谷レイカにあこがれ、SPZ入門テストに合格。SPZ88期として2096年5月4日山梨カイメッセ大会での対 仙涯零戦でデビュー。器用さはないものの持ち前の気迫と根性で簡単には試合を諦めないのが特徴。遠藤亜美に伝授されたキックで上位戦線入りをうかがい、第91回SPZクライマックスでは2位に食い込む結果を残し、SPZ世界王者を戴冠し、第93回SPZクライマックスではついに優勝を勝ち取る。得意技はコンビネーションキック。
入場テーマ曲:ビッグブリッジの死闘(ファイナルファンタジーV)

蘇った戦闘機 橘みずき

本名・同じ。2080年5月14日、福井県敦賀市出身。学生時代に器械体操で体を鍛え、SPZにスカウトされる。SPZ88期として2096年5月13日、熊本アクエリアンドーム大会での対 仙涯零戦でデビュー。器械体操の経験を生かした身のこなし、素早さで上位戦線入りをうかがっていたが、2098年12月、突如退団しアメリカマットを転戦。しかし2100年9月、日本マット復帰を決断し、SPZに出戻り参戦、アメリカで発掘した謎のパートナー、ジニアスとタッグベルトどりをうかがう。得意技はフライングニールキック。
入場テーマ曲:Go WEST(ペットショップボーイズ)

暴走戦士 スーパーカムイ

本名:不明、生年月日:不明、2097年5月3日、岡山武闘館大会の対 真田美幸戦でデビュー。約80年前にSPZマットで大暴れした伝説の悪役レスラー・ライラ神威の2代目を襲名。狂乱ファイトに磨きをかけ、正義や悪を超越した暴走戦士、スーパーカムイとしてさらなる上位挑戦をめざし、我那覇愛と沖縄北方タッグを組んでSPZ世界タッグを奪取し、最近はついに真田美幸を撃破しSPZ世界王者に輝く。得意技はエメラルドフロート、白い絶叫。
入場テーマ曲:RE-Sublimity(KOTOKO)

華麗なジャーマン 金井美香

本名、同じ。2082年1月31日、北海道網走市出身、SPZ89期として2097年5月3日、岡山武闘館大会での 対上沼垂鉄子戦でデビュー。前座戦線でやられながらプロレスを習得し、川端明子と組んであばしりタッグ王座に輝く。得意技はジャーマンスープレックス。
入場テーマ曲:ラムネ色青春(765PRO ALLSTRAS)

弾丸少女 中瀬ピラニア

本名:中瀬弥生。2082年8月9日、佐賀県武雄市出身、SPZ90期として2098年5月11日、山梨カイメッセ大会での対 金井美香戦でデビュー。遠慮のない打撃技に磨きをかけて上位グループ入りをうかがう。得意技は掌底。
入場テーマ曲:スピード・トラップ

腕に自信あり 中神朝香

本名・同じ、2083年11月5日、東京都昭島市出身、学生時代は柔道に打ち込み、SPZスカウトの目に留まる。SPZ91期として2099年5月2日、山梨カイメッセ大会での対 金井美香戦でデビュー。グラウンド技術には定評があり、前座戦線で奮闘中。得意技はサソリ固め。
入場テーマ曲:Shining in the Night(KATSUMI)

謎の四次元殺法 ハチェマレ・ジニアス

本名:非公開、出身地経歴も一切不明。2100年11月20日、橘みずきのパートナーとして日本デビュー。風貌は日本人のようだが、アメリカマットを転戦してプロレスキャリアを重ねていたようで、初公開のジニアスダイブで度肝を抜く。そのたぐいまれな運動神経とレスリングセンスでトップグループ入りをうかがう。得意技はジニアスダイブ。
入場テーマ曲:ほとんど違法行為(ネコネコカワイイ)

リングのひまわり パーシー町田

本名・町田泰子、2082年10月11日、大阪府高槻市出身、市ヶ谷レイカにあこがれ、レスリング教室に通いSPZの入門テストを受けるも不合格、それでもあきらめず1年間トレーニングを続け再度入門テストを受けてして合格。2099年6月10日、山口県体育館大会での対 中神朝香戦でデビュー。まだまだ発展途上だが、前座戦線で頑張りを見せる。得意技はドロップキック。
入場テーマ曲:真夜中のルーレット(山下久美子)

未来のエース候補 ファンシー長沢

本名、長沢千歳、2084年7月30日、福岡県太宰府市出身。幼少のころからレスリングスクールに通っていて、数々の大会で上位入賞を果たした逸材。SPZにスカウトされ、SPZ92期として2100年5月11日、カイメッセ山梨大会での対中神朝香戦でデビュー。基礎がしっかりしているのでそこそこ体力もあり、あとはプロのスピードと大技を身に着けたら恐ろしい存在になると関係者の評価も高い。得意技はバックドロップ。

入場テーマ曲:my little glory(佐倉紗織)

熱血戦士 下辻かすみ

本名、下辻香住、2084年12月3日、東京都江戸川区出身。小学校から柔道に打ち込んでおり、初段の腕前。その経験を活かしてSPZの入門テストに合格し、SPZ92期として2100年6月16日、沖縄体育館の対 パーシー町田戦でデビュー。上背は無く軽量だが、持ち前のガッツで前座戦線で奮闘中。得意技はフロントスープレックス。
入場テーマ曲:愛のオルゴール(フランク・ミルズ)

南アルプスの青い風 SASAYAMA

本名:非公開。山梨県早川町出身。奈良田忍者養成所から推薦があり、SPZに入門。2101年5月10日、岡山武闘館大会での対 川端明子戦でデビュー。忍者養成所で対人格闘の修行を積んでいただけあって、身のこなしはなかなかのもの。得意技はドロップキック。
入場テーマ曲:ロンド(管弦楽組曲第2番より:J.S.バッハ)

レフェリー セブン山本

本名:山本和男 2042年11月7日、静岡県浜松市出身、SPZにはリング設営の契約社員として入社。器用さと温和な性格を買われ、当日券やプログラムの販売もこなす。選手からはいじられキャラとして愛されている。石川レフェリーの負傷により代打レフェリーに指名され、動きが良かったのでそのまま前座のレフェリーに昇格。SPZで40年ぶりの男性レフェリーとして試合を裁く。その後はSPZ統括部長として裏方メインとして辣腕をふるい、そして杉浦美月社長の退任に伴い、ついにSPZ社長に登りつめる。趣味は英会話教室通い。
入場テーマ曲:カルメン 前奏曲(ビゼー)

レフェリー 小川あかり

本名・同じ 2059年11月28日、東京都渋谷区出身。母親は元SPZ王者のフローラ小川、祖母はSPZ1期生の小川ひかるというプロレス家系に生まれ、SPZの新人テストに合格し、SPZ67期として2075年4月21日、釧路厚生年金アリーナ大会での対 相羽和希戦でデビュー。2086年、現役引退後はレフェリーに転じ、頼りにならないレフェリングで前半の試合を担当。

レフェリー 金森麗子

本名同じ:2067年9月23日、広島県三次市出身。2083年5月22日、奈良市体育センター大会での対テディキャット堀戦でデビュー。空手の経験を生かした打撃技でSPZマットで暴れまわり、SPZタッグ、あばしりタッグ王座を戴冠。現役引退後はレフェリーに転じ、きびきびしたレフェリングで会場を沸かせる。

リングアナウンサー 清水みつる

2065年7月、東京都世田谷区出身。蝦天堂大学でスポーツ生理学を専攻し、2088年SPZに入社、期待の新入社員として巡業サポートをしていたが、名リングアナだった奥森豊リングアナの引退に伴い、リングアナウンサーに抜擢される。最近はタイトル戦のアナウンスも担当。

リングアナウンサー 福本エリカ

2076年2月14日、東京都板橋区出身、特にプロレスとは接点はなかったが、学生時代アメリカに長期留学し、堪能な英語力を買われ、SPZに外人担当マネジャーとして採用される。入社してしばらくは外人選手の雑用を地道にこなしていたが、鈴木リングアナの急病に伴い急きょSPZ初の女性リングアナとして前座試合のコールを担当。初来日の選手に気を配って飲食店を手配するなど、その堅実な仕事ぶりで外人選手の信頼も厚い。

リングドクター ハルシオン六条

本名・六条美也。2047年4月21日、北海道せたな町出身。北斗星大学医学部を卒業後、蝦天堂大学病院で外科医として勤務する傍ら、SPZのリングドクターに就任し、首都圏興行を中心に随時参戦。得意技は注射で、選手全員から恐れられている。

2016年5月18日 (水)

プロレス技シリーズ96 ターボドロップII

今回ご紹介するのは

90年代後半の全日本の常連外人だった

ジム・スティール選手の得意技、ターボドロップ2。

カナディアンバックブリーカーの要領で高く抱え上げてから、

抱え上げたままその場で回転しつつ

グリップを離し、前方に放り投げる。

受ける方は回転させられながら落ちるので受け身がとりづらく、スティール選手は身長190cmを超える大型選手でしたので、説得力十分の大技でした。

筆者は2001年1月の全日本熊谷大会でこの技を見たことがあります。メインの川田、モハメドヨネ、土方VS馳、バートン、スティールの6人タッグマッチ、最後の決め技がこれで、スティールが土方を仕留めました。

全日本プロレスが凋落し、スティール選手もいまどうしているのかわからない状態ですので、この技を使う選手もいなくなってしまいました。

WASでは実装されていません。サンダー龍子選手あたりに覚えさせると(SPZ編では脚色して実装させましたが)派手な大技で試合が決まって盛り上がるものと思われます。

2016年5月17日 (火)

SPZスター選手列伝124 藤田一美

SPZスター選手列伝 124

従業員コード:139

七色のスープレックス:藤田一美

本名:同じ。2075年11月26日、栃木県小山市出身。学生時代は陸上競技で体を鍛え、SPZに入門し、SPZ83期として2091年5月13日、岡山武闘館大会での対 鳥海理奈戦でデビュー。前座戦線で奮闘しながらプロレスを覚え、我那覇愛とタッグを組んでSPZ世界王者に輝く。得意技はJOサイクロン。

2100年4月21日、新日本ドーム大会での対 金井美香戦で引退。稼働月数108ケ月、出場試合数(概算)792試合

タイトル歴
第174代・178代SPZ世界タッグ王者
(パートナーは我那覇愛)
第131代あばしりタッグ王者
(パートナーは川端明子)
第72回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーは我那覇愛)

セブン山本コメント
スポーツ万能というふれこみで前評判は高かったが、そんなに馬力は強い方ではなかったので強豪選手とシングルで当たると最後は力負けするケースが多かった。しかしタッグ戦線では我那覇愛のパートナーとして活躍し、世界タッグのベルトも巻いた。足腰のバネには定評があり、難易度の高い大技・JOサイクロンも使いこなす名選手だった。引退後はスポーツジムのインストラクターとして第2の人生を送っている。

(藤原和美の2回転目です)

2016年5月16日 (月)

SPZスター選手列伝123 鳥海理奈

SPZスター選手列伝123
従業員コード:138

鳥海山の猛風:鳥海理奈

本名:青江理奈、2074年9月25日、秋田県象潟町出身、鳥海山麓の農場で幼いころから農作業の手伝いをしていたこともあって強じんな足腰。新人テストに合格し、SPZ82期として2090年5月10日、山梨カイメッセ大会での対 REI戦でデビュー。持ち前の馬力で前座戦線を沸かせ、TMクローンズと組んでSPZ世界タッグ王者となる。得意技はラリアット、パワースラム。

2099年9月23日、さいたまドーム大会での対 中瀬ピラニア戦で引退。稼働月数113ケ月、出場試合数808試合(概算)

タイトル歴

第170代・172代SPZ世界タッグ王者(パートナーは市ヶ谷レイカ)
第176代・179代SPZ世界タッグ王者(パートナーはTMクローンズ)
第71回・第73回ウルトラタッグリーグ優勝
(パートナーはTMクローンズ)

セブン山本コメント

ヒール側のわき役として、興行の盛り上げに大いに貢献していただいた名選手だった。ファイトスタイルは馬力で押すタイプの選手で、場外乱闘も辞さないワイルドなファイトを見せていたことからいつの間にか市ヶ谷レイカのヒール陣営に組み込まれてしまった。

本人はさして気にせず、「こういう役回りの選手がいるからプロレスのタッグマッチが面白いんじゃないですか」と達観していた。試合終了間際の立ち回りは手慣れたもので、相手チームの主力選手を力ずくで分断、釘づけしている間に市ヶ谷やTMが試合を決めるというシーンが良く見られた。引退後は郷里の秋田に帰り、実家の農場の手伝いをして暮らしているらしい。

2016年5月15日 (日)

戦国修羅SOULにはまる

いままでソーシャルゲームに興味がなかったのだが

人から勧められて、戦国修羅SOULを始めてみました。

スマホなのでちょっとした空き時間で進められるのが便利。

内容は戦国ファンタジー天下統一ものですが、ストーリーに沿ってバトルを重ねながらシナリオを進めていくため、信長の野望のような次どこ攻めようかという判断は必要ないのですが、こっちはこっちで奥が深い。

敵がどんどん強くなってきて壁にぶち当たり、こちらの戦力を上げていかないと積んでしまいます。無課金・微課金だとかなりきついので苦労させられます。

Turuhime_2

鶴姫たん。最初からずっと一軍で起用しており、真っ先に突進していくので消耗が激しく真っ先に殺されてしまう。

こんなことをやっているからWASが進まないのですが。

2016年5月14日 (土)

初夏の気配20160514

戦国修羅SOULにはまっています。

今週のスポーツニュース行きます

■相撲

白い子幕内880勝 史上単独1位

魁皇が108場所かけて作った記録をあっさり抜き去っていきました。ピークは過ぎているのですが、なかなか能力減衰しない。東京五輪まで現役あるかも。

安美錦37歳アキレスけん断裂

取組中にアキレスけんを断裂。7月場所全休ならば十両落ちはまぬかれない。本人は絶対に引退しないとブログで声明も・・・

■プロレス

渕正信62歳、腰痛肩痛再発

5.7千葉大会の6人タッグ戦に出場し、秋山・入江らと対戦も腰痛と肩痛がぶり返す。年齢的にもう多くは望めないのか。

■ベイスターズ

今週は勝ったり負けたりで持ち直す。これ以上借金を作らずに交流戦に入ればまだ希望はあるかもしれない。

■トランプ大統領になったら

米軍基地撤退か巨額負担増の2択。前者は中国北朝鮮がアップを始めるし後者はお金がない・・・・これはまずいかもしれんね。

今週はこんなところ。

2016年5月13日 (金)

第2,092回 横浜、死闘の果てに(3)

第93回SPZクライマックス、優勝決定巴戦でも3すくみとなり決着つかず!!

「えー、御覧の通りの結果となりましたので、再度、TMクローンズ、瀬戸田光、真田美幸3人による第2次優勝決定巴戦を行います。」
ドワアアアアア

瀬戸田(1勝、タイガーSH 24.13)TM

第11試合はTM対瀬戸田、お互いアメリカ軍放出品の救急スプレーで体力を回復させて臨んだが、疲労感は隠せない。

(攻めて攻めなきゃ終わらない)

しかし瀬戸田対策には自信を持っているTM、スリーパー地獄に引きずり込み、腕関節を取って痛めつけてゆく。TMも疲れてはいるもののニーアタック、ローリングソバットで追い込む。そしてノーザンライトSH、TM強い。瀬戸田も返し技の背面トペで反撃したが、TMも飛びつき腕ひしぎ、なんとか筋が伸びきる前に振りほどいた瀬戸田、ムーンサルトを狙うがひざ迎撃される
「あぁぁぁ・・・うあああーーー!!」

瀬戸田光、それでも気力だけで起き上がって、憤怒の表情で組みつき、必殺のタイガースープレックス!!TMの足は空を力なく動くだけで肩が上がらない。

ワン、トゥ、スリ

・・・TMさんに初めて勝った!!

瀬戸田光、ようやく難攻不落の王者TMにシングルで勝った。涙がこぼれ落ちたが、闘いはまだ終わらない。

***************************

真田(1勝、裏拳からの片エビ固め 20.00)TM(0勝)

午後9時32分、第12試合、3カウントを奪われたTMが連戦、救急スプレーで体力を回復してはいるが、動きがぎこちない。しかし真田もこの日もう4試合目でボロボロの状況。それでも目先の1勝を懸命に取りに行く。TMもここで負けてしまうと脱落が決まるので必死。真田、震える足を軸足にしてハイキック。TMを口から流血に追い込む。
(もう一回同じことを・・・)
しかしTMも最後の力を振り絞ってラリアット、掌底。逆片エビの猛攻、そしてノーザンライトSH、真田返して裏拳、

「もう一発!!」

がす。

血にまみれたTMの口元へ裏拳がヒットし、TMついに倒れる。ひっくり返して真田カバー、
ワン、トゥ、スリ
3カウントが入った。

TMクローンズ散る。

壮絶に、。

ダメ―ジが深く担架で運ばれた。

********************************

午後10時少し前、最後に残ったタッグパートナー同士の2人がふたたびあいまみえる。山本社長は会場サイドへ使用時間延長の申し入れ。常打ち会場なのでこのくらいの無理は効く。終電がなくなると名残惜しそうに遠方からの観戦者が席を立つ。

第13試合。

「勝ったほうが優勝ね、最後の最後だから死ぬ気でやりますか」

お互い最後の力を振り絞ったまさに死闘。ここまで来たら技や技術ではない。精神力の闘いだ。

瀬戸田ヘッドバット、しかし真田もヘッドショットキック。おたがいゆずらぬ好試合、そして瀬戸田フロントスープレックス、真田もネックブリーカーでやり返す。

お互いこの日5試合目、いったいどこに力が残っているのだろう。涙を浮かべるファンもいた。
真田が

「潰れろ」とタイガードライバー。瀬戸田も返してDDT、しかし瀬戸田の膝がとうとう笑い出した、

真田、裏拳でなぎ倒しブレンバスターに切って取る。
「これで終わりだ!!」

真田美幸ハイキック、しかし瀬戸田ギリギリで返した。

「よっしゃー!覚悟」

真田美幸、2発目のハイキック!!これはまともに入った。
瀬戸田光の意識は闇に堕ちた。

「カバー!!」
レフェリーの小川あかりが指示。
覆いかぶさる真田
ワン、トゥ、スリ

真田(2勝、ハイキックからの片エビ固め 28.09)瀬戸田(1勝)

午後10時26分、すべての決着がついた。

お互い大の字。酸素を求めて荒い息をついている。5試合を戦い抜いた両雄に拍手、そして万雷のSPZコール。当然表彰式も何もあったものではなく、担架が2台出動し、二人の勇者を控室へ輸送した。

敗れた瀬戸田光はコスチューム姿のまま横浜戸塚の道場へ移送され、そこで一夜を過ごし、翌日「真田さんの方が少しだけ、優勝への執念が自分より上だったのでしょう」とコメントを出した。

勝った真田もコメントができる状態ではなく、やはりコスチューム姿のまま我那覇愛の運転するワゴン車に乗せられ、我那覇の社宅マンションへ運ばれた。
こうしてSPZ史上一二を争う壮絶なSPZクライマックスは終わった。

2016年5月12日 (木)

第2,091回 横浜、死闘の果てに(中)

93年目8月

SPZクライマックス最終戦横スペ大会、予定していた全7試合はすべて終了したが、すべての公式戦終了時点で1敗でTM,瀬戸田、真田が並ぶ異例の展開となったため、メイン終了後に優勝決定巴戦が行われることとなった。

15分のインターバルを置いて行われた第8試合、試合順はくじ引き。くじを引いたセブン山本社長が叫ぶ

「TMクローンズVS、瀬戸田光!!」

ドワアアアア

TM(1勝、梅コブラ 6.54)瀬戸田

まだTMに勝ったことのない瀬戸田、そして九州ドームの本割でも10分で負けるという相性の悪さ。この日もTMがいきなり梅コブラ!!九州ドーム大会の再現フィルムを見ているような流れ、セミファイナルの公式戦で疲労している瀬戸田、無念のタップ。

「セミでスカルオーク選手が瀬戸田選手相手に24分、粘ってくれた成果が出ましたね」(かいせつのユキ萩原)

**************************

そしてセブン山本が第9試合を叫ぶ。

「TMクローンズVS真田美幸!!」

真田(1勝、ハイキックからの片エビ固め 26.51)TM(1勝)

メインから数えて3連戦となったTMだが、勝てば優勝というシチュエイション、そして相手は公式戦で苦杯を喫している真田美幸とあっては最後の力を振り絞っての攻撃。エルボーの応酬からグラウンドに引きずり込む。

(落ち着いて行こう、同じことをもう1回やればいいだけなんだから!!)

真田美幸、懸命に向かってゆく。いかしTMも同じ相手に2連敗はできないので必死、ローリングソバットを叩き込んでゆく。しかし真田もヘッドショットキックで応戦。TMに勝つにはその格闘頭脳をつぶすしかない。

「うおおーっ!!」
真田ハイキック一撃、しかしTM倒れない、真田蹴り乱打。TMついに倒れたがフォールは返す。

TM,飛びつき腕ひしぎを繰り出すがロープに近い!!ならばとノーザンライトSH
「このやろうう!!」

真田美幸、この試合2度目のハイキック、ゆらーりと崩れ落ちるTMクローンズ、懸命に片エビで押さえる真田、

ワン、トゥ、スリ
3カウントが入った。
ええええええええええええええええええええええええ?

TMクローンズ、公式戦に続いて真田相手に敗戦。呆然とした表情で引き揚げた・・・

**********************************

「ハァ、ハァ・・・・ゼェエエ」
そして第10試合、巴戦最後の試合は真田美幸VS瀬戸田光。タッグパートナー同士の試合。

(公式戦では負けてるけど、ここまできたらガンガン行くだけ)

勝ちまたは30分時間切れで優勝のきまる真田美幸、そう考えてエルボーを入れてゆく。

しかし瀬戸田もここまでやって優勝トロフィーを逃すのは絶対に嫌だとアームホイップで応戦。そして普段はあまり見せない頭突き連打。なんという執念。そして裏投げで叩きつける。これで真田の膝が笑い出した。逆片エビ固めで動きを止めて
「さあ、行くよ」

瀬戸田光、ジャーマンはカウント2、ならばと切り札のタイガースープレックス!これでカウント3が入った。

瀬戸田(1勝、タイガーSH 18.49)真田(1勝)

ええええええええええええええええええええ・・・

決定戦も3すくみ。公式戦本割と同じ結果となった。

「うそ・・・」

花道奥で試合を見ていた小川あかりレフェリーも呆然とした表情。

この時点で午後9時、通常、リーグ戦の最終戦は午後5時試合開始と余裕を持った進行にしてあるのだが、熱戦が続き午後9時を回ってしまった。

清水リングアナが場内アナウンス

「えー、御覧の通りの結果となりましたので、再度3人による優勝決定巴戦を行います。」

場内はどよめきが沸き起こった・・・

2016年5月11日 (水)

第2,090回 横浜、死闘の果てに(上)

第93回SPZクライマックス。

最終戦は横スペ大会。

3カ月に一度開催されるSPZの本拠地戦なのだが、今回は勝手が違っていた。

「十中七八、もつれるよ」

セブン山本社長が予言。関係者控室に貼られた手書きの星取表。TMクローンズ、真田美幸、瀬戸田光が1敗で並ぶ異例の展開。

午後4時の開場前のレフェリー、リングアナを集めた裏方関係者ミーティングでも手順が入念に確認された。

「最高得点者が2名の場合はメインの後に第8試合が普通の決定戦で勝った方が優勝となります。最高得点者が3名の場合はメイン後に第8試合、第9試合、第10試合と優勝決定巴戦3試合が行われて最も多く勝ち点を挙げた選手が優勝となります。もし決定戦にもつれ込んだ場合の、各試合のレフェリーとリングアナ業務は資料の通りの担当でお願いいたします。」

セブン山本社長が細かく指示を出す。

「抽選箱とくじの用意をお願いします。あと、福本さん、ねんのため救急スプレーを2箱用意しておいてください」

巡業中でも3本しか携行しないアメリカ軍放出品の高価な救急スプレーがケース単位で本部席に運び込まれる。

***************************

午後5時、第1試合開始。前座試合3試合の後休憩、そして、

SPZクライマックス公式戦最後の4試合。

Sカムイ(6点、バックドロップからの片エビ固め 14.57)橘(4点)

2勝4敗同士、負け越しが決まり来年は予選会スタートとなってしまった両者の対戦。ヘッドバットで橘を流血に追い込んだSカムイが優位に立つ。橘も鮮血を振りまきながらのニールキック、ミサイルキック、ノーザンを決めるなど意地を見せたが、スーパーカムイがエグイバックドロップ2連発。これで3カウントが入った。

真田(12点、パワーボムからのエビ固め 11.15)我那覇(2点)

「瀬戸田さんの相手が雛鶴さん(スカルオーク)でしょ、TMさんの相手がジニアスでしょ。ってことはかなりの確率で決定戦巴戦になるよ?うわっちゃー」(真田)

とはいえその前に本割でベテランの我那覇を倒さないといけない。決定戦に備えて体力を残しておきたい真田美幸、一気の攻めを見せて我那覇をパワーボムで沈めた。

「ここまでは、予定通り」(真田)
「あー、2点ねえ、自分もやきが回ったかなー」(我那覇)

元SPZ王者・我那覇愛、2点でリーグ戦を終えた。

真田美幸、控室へ戻ってペットボトルの水を飲み、リングコスチュームのままこの後の試合を観戦。

瀬戸田(12点、裏投げからの片エビ固め 24.03)スカルオーク(0点)

全敗は避けたいスカルオーク、しかし瀬戸田も勝たないことには決定戦に進めないので、お互い懸命のファイト。なんとか危ない角度の裏投げでスカルオークをグロッキーに追い込み、DDTで追撃し、相手のパイルドライバー、ボディスラムの反撃をしのいで、2発目の裏投げで動きを止め、3発目の裏投げで粘るスカルオークを振り切った。

「ハァ、ハァ・・・なんとか12点で終わりました・・・」

瀬戸田光、勝つには勝ったもののスカルオークを仕留めるのに24分もかかってしまい、このあとの決定戦への影響は避けられない状況となった。汗まみれの状態で控室の椅子に座り、メインイベントをモニタ越しに観戦。

TM(12点、ノーザンライトSH 20.38)ジニアス(8点)

これがシングル初対決のカード。いまのSPZの象徴であるTMを倒せばトップグループに割ってはいれる。そう考えたジニアス、優勝の望みはなくなったがとにかく動き回り、相手のグラウンド攻勢に付き合わない戦法。しかしそれでも腕関節を取りに行くTM。試合は盛り上がった。TMがローリングソバットを見せればジニアスはタックル。両者一歩も引かないが、TMはラリアットまで見せて勝利への執念。そしてTMノーザン。しかしジニアスもネックブリーカーで応戦

「・・・・・・」
決定戦のことを考えるとこれ以上付き合えないと判断したのか、TM、逆片エビで動きを止めてティロフィナーレ、これは返したジニアスだったが続く2発目のノーザンは返せず試合は終わった。

初出場のジニアスは8点でリーグ戦を終えた。

ドワアアアアアア!!

かくてメイン終了後、TM,瀬戸田、真田によるSPZクライマックス優勝決定ともえ戦。数十年に一度しかないもつれる展開、場内大盛り上がり。

2016年5月10日 (火)

第2,089回 横一線

第93回SPZクライマックスは後半に入りました。ことしは1敗で3人が並ぶ混戦模様。

第6戦は札幌どさんこドーム大会

真田(8点、ハイキックからの片エビ固め 15.03)Sカムイ(4点)

6月のさいたまドームで行われたタイトルマッチの再戦。打撃の鋭さでは真田、力勝負ではスーパーカムイ。しかしまだ1敗で優勝争いの先頭に立つ真田がここは落とせないと奮起し、ステップキックで弱らせてのタイガードライバー、そしてフロントスープレックス。
「これで終わりだ!!」

コンビネーションキック、ハイキックと蹴りを乱発した真田が3カウントを奪い、6月のタイトル戦の借りを返した。まず真田、シード権確保一番乗り。

瀬戸田(8点、ムーンサルトプレスからの体固め 15.32)橘(4点)

一昨日、痛い星を落とした瀬戸田だが、まだ優勝争いのトップタイに立っているのでここは落とせない。そしてレスリングセンスでは自分の方が上という自負がある。

(普通にやれば勝てる。こっちは3年間SPZでもまれてきたんだから)

ミサイルキックでなぎ倒し、ムーンサルトプレスで華麗に舞って3カウント。瀬戸田もこれでシード権を守った。

ジニアス(6点、ジャーマンSH 7.09)我那覇(2点)

ジニアス、過去の人を圧倒し、わずか7分でジャーマンで勝利。
「もうあれはロートルですよ」(ジニアス)
我那覇愛、1勝4敗となり予選会行きが決定。

TM(8点、ティロフィナーレからの片エビ固め 18.55)スカルオーク(0点)

タッグパートナー同士の対戦だが、TMがいつも通り精密機械ぶりを見せつけて優位に立つ。スカルオークも頭突き連打、パイルドライバーでTMに嫌な顔をさせるなど健闘したが、最後は隠し技・ティロフィナーレで粘るスカルオークを振り切った。これでTMもまずシード権確保。

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第7戦は仙台大会

真田(10点、パワーボムからのエビ固め 11.32)橘(4点)

ここまで瀬戸田に負けただけの1敗できている真田美幸、優勝争いに生き残るには負けられない闘い、同期対決だが、相手は3年のブランクがあり、こっちはSPZの最前線で闘ってきた意地がある。最後は蹴りで弱らせてのパワーボムで橘を仕留めて1敗を守った。橘みずきは2勝4敗となり予選会行き決定。

ジニアス(8点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 20.38)スカルオーク(0点)

引き分け以上でシード権が確定するジニアス。最終戦の相手がTMであることを考えるとここは負けられない。スカルオークの力押しをしのいで、ストレッチプラムで応戦。場外乱闘でも大立ち回りを演じ、あとは向こうのスタミナ切れを待つだけとなったが、スカルオークもパイルドライバー、ギリギリで返したジニアス、ニールキック、シャイニングウィザード2連発の猛攻でスカルオークを沈めた。ジニアスもこれでシード権が確定。

瀬戸田(10点、裏投げからの片エビ固め 14.0)Sカムイ(4点)

「向こうはSPZベルトを巻いた選手なので力は侮れない・・・だけど自分はこれ以上負けられないんだ」(瀬戸田光)

スーパーカムイも頭突きで反撃するが単発。瀬戸田、裏投げでたたきつけ優位に立つ。しかしスーパーカムイもエメラルドフロートで懸命に反撃、しかし受けきった瀬戸田、2発目の裏投げでグロッキーに追い込み、3発目の裏投げで戦意を絶ち切り3カウント奪取。最終戦へトップでなだれ込む。

「十中八九、決定戦になると思うのですが、やるだけです」(瀬戸田)

前SPZ王者・スーパーカムイも2勝4敗となり、シード権を手放すことになった。

TM(10点、垂直落下リーマンショックからの片エビ固め 13.41)我那覇(2点)

もともと我那覇をお得意様扱いしているTM、この日もいいように攻め込み、垂直落下リーマンショック2連発で追い詰め、最後は逆片エビでいたぶってからの3発目の垂直落下リーマンショック。1発で相手の体力を35%奪う大技を3発くらってしまった我那覇は完全に沈黙してしまった。

これでTMも1敗を守り、TM、瀬戸田、真田の3人が1敗横一線、という構図で最終戦の横スペを迎えた。2敗のジニアスにも可能性はわずかに残されているが、最終戦の瀬戸田、真田の対戦相手からいって優勝ラインが2敗まで下がることはまずないという状況。

最終戦は横スペ大会。

2016年5月 9日 (月)

第2,088回 瀬戸田光の落涙

第93回SPZクライマックス。過酷なリーグ戦は続く。

第4戦は広島若鯉球場大会。

橘(4点、裏投げからの片エビ固め 25.16)我那覇(2点)

予選会では橘が勝っているカードの再戦。その時の借りを返すべく我那覇が頭突き乱打で攻めて行ったが、攻めきれない。逆に橘も掌底で反撃。我那覇DDTで勝負をかけるも橘返す。攻めを受けきった橘が裏投げ炸裂。これで3カウントが入った。我那覇愛、予選会の借りを返せず。

Sカムイ(2点、エルボーからの片エビ固め 12.23)スカルオーク(0点)

怪奇派同士の戦いを制したのはスーパーカムイ。相手の頑健な肉体を警戒したのか、とにかく手数を多く繰り出して行って、最後は相手がふらつきながら起き上がったところをエルボー一撃で沈めた。スーパーカムイがやっと初日を出した

瀬戸田(6点、ミサイルキックからの片エビ固め 24.10)ジニアス(2点)

2連勝で地元広島に凱旋した瀬戸田だが、きょうの相手は最近実力急上昇中のジニアス。
(Sクラのトロフィーは悲願。ここで落とすわけにはいかない)
そう考えた瀬戸田がとにかくフロントスープレックス連発で主導権を握り、棒立ちになったところをDDT。
「さあ、行くよ!」
ジャーマンは前方回転エビに切り返されたが、裏投げをさく裂させ優位に立つ。ジニアスもストレッチプラムで懸命に反撃したが、

「せいっ」
思い切りのいいミサイルキックで3カウントを奪った。
「地元なので恥ずかしいファイトはできなかった。あとはTMさんに全力で挑むだけ」(瀬戸田)

真田(4点、ハイキックからの片エビ固め 26.11)TM(4点)

「TMさんも最近は盤石じゃない。勝つつもりでやる」

TMはいつものように無表情に腕関節を取っていき、真田はヘッドショットキックでTMの格闘頭脳を破壊せんとする。そしてふらついたのを見るやコンビネーションキック。顔をしかめるTM

「真田、効いてる!」

前の試合に出たばかりのタッグパートナー瀬戸田がリング下から檄を飛ばす。しかしTMもえぐい逆片エビでギブアップを迫る。

「ぐあ・・・・」
「パワー、パワー、こらえろー」(瀬戸田)
かろうじて耐えきってロープに逃れた真田

「いい加減しずめーっ!!」

真田美幸、裂帛の気合とともにハイキック炸裂。
「あ・・・」
バッタリと前のめりに倒れたTM、真田はひっくり返してカバー、
ワン、トゥ、スリ
小川あかりレフェリーがマットを3つ叩いた。

ええええええええええええええええ?

TMクローンズがSPZ所属選手にシングルマッチで3カウントを許したのは3年ぶり。

これでリーグ戦は公式戦3大会を消化して瀬戸田光が単独トップに立った。

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第5戦は九州ドーム大会

Sカムイ(4点、エメラルドフロートからの片エビ固め 8.22)我那覇(2点)

普段はタッグを組んでいる両者の対戦、問答無用のラッシュをかけたSカムイがエメラルドフロートでベテラン我那覇を沈めた。

真田(6点、ハイキックからの片エビ固め 14.26)スカルオーク(0点)

「雛鶴さんはコツコツ打撃をあてていくしかないので頑張ります」(真田)

スカルオークの力押しに手を焼いた真田だったが、なんとかヘッドショットキック連打でスカルオークの動きを止め、
「これで終わりだ!」
ハイキックは水面蹴りで切り返され、ミサイルキックはかわされたものの、2度目のトライでハイキックを決め、スカルオークをなぎ倒し3カウント奪取。

「アークソ」
スカルオーク、4連敗で予選会行きが決定。

ジニアス(4点、ジニアスダイブからの体固め 15.06)橘(4点)

普段はタッグを組んでいる両者の対戦。橘がニールキックで勝負をかけたがジニアスもローリングソバット、ラリアットで反撃。そしてジニアス、ジャーマン、ニーアタックの猛攻
「覚悟して」
ジニアスダイブ、一度目はかわされたものの、ジニアス、何事もなかったかのように起き上がり、ボディスラムで叩きつけてから再度のジニアスダイブ。今度はジャスト命中。これで3カウントが入った。

TM(6点、梅コブラ 10.19)瀬戸田(6点)

「勝てば悲願に大きく近づく・・・でも、勝ったことのない相手なので死ぬ気でやります」(瀬戸田)

この試合、TMが逆に仕掛けてきて梅コブラ、逆片エビで地獄に追い込む。そしてジャーマン。恐ろしい精密機械ぶり、そしてとどめの梅コブラ。
「あ、が、が・・・・」
肩がちぎれるように痛い。懸命にこらえた瀬戸田だったが、これ以上耐えるとあさって以降試合ができないと判断し、無念のタップ。これで全勝がいなくなった。

「く、くっ・うう・・・」

試合後瀬戸田は控室で涙ぐんだ。わかっていて向こうのペースにはまってしまった悔しさ情けなさ。勝っておけば、残っている対戦相手(Sカムイ、橘、スカルオーク)からいって大トロフィーを抱くことは濃厚だったのに・・・

第93回SPZクライマックス、真田、瀬戸田、TMクローンズの3人が1敗で並ぶ展開!

2016年5月 8日 (日)

第2,087回 瀬戸田光の覚悟

93年8月

恒例のSPZクライマックス。エントリーは以下の8名。

◆TMクローンズ(年齢不明)

5年連続5度目の出場

第89回大会優勝、第91回大会優勝、第92回大会優勝井
(本人は黙して語らず、マネージャーの欲野深子がしゃべる。)

「これは欲野先生の最大かつ最後の傑作。SPZ史上最悪のガチレスラーといわれた南利美の行動パターンを完全にコピーしてアルゴリズムに組み込んだ。したがってことしも優勝し、3連覇を果たすことは確定事項、ウァハハハハ・・・」

◆瀬戸田光(21)

5年連続5度目の出場
「今年優勝できなければ、もう永遠にトロフィーに手が届かないと思いますので、死力を尽くしてやります」

◆真田美幸(20)

4年連続4度目の出場
「狙うはTMさんの首だけ。ほかの相手は何とかなる」

◆スーパーカムイ(年齢不詳)

4年連続4度目の出場
「SPZの暴力パーティーの始まりだ!!全員エメラルトフロートで撃沈してやるぜ!」

以下は予選会勝ちあがり組

◆橘みずき(20)

 3年ぶり2度目の出場 予選会Aブロック1位通過
「何とかこの舞台に戻ってきました。シード権くらいは取れるよう、頑張ります」

◆ハチェマレ・ジニアス(年齢不詳)

初出場 予選会Bブロック1位通過
「他のメンツとはレェベルが違います。SPZの二流レスラーどもをさくっと処理して、優勝賞金を頂きまーす」

◆我那覇愛(24)

9年連続9度目の出場 予選会Aブロック2位通過
「9年連続でこの舞台に上がれたことを誇りに思う。あとは泥臭く勝ち点を1点でも多く積むだけ。なんくるないさー」

◆キラー・ザ・スカルオーク(年齢不詳)

2年連続3度目の出場
予選会Bブロック2位通過
「ウォオン!ウォォン!ウォオン!」

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2戦目の名古屋大会から地獄のリーグ戦がスタート。

我那覇(2点、レッグラリアートからの片エビ固め 14.33)スカルオーク

ベテラン同士の一戦。今年はほかのメンバーが充実しているのでここで取らないと全敗の可能性もある。我那覇が相手の力押しをかいくぐって攻め、最後は伝家の宝刀レッグラリアートでスカルオークを沈めた。

瀬戸田(2点、タイガーSH 29.55)真田

名古屋大会のセミ前でタッグパートナー同士の対決。お互い手の内は知り尽くしている。真田はハイキック、裏拳で攻め立てれば瀬戸田はタイガーSH。最後はお互いふらふらとなったが、サソリ固めでうごきをとめた瀬戸田が2発目のタイガーSHでタイムアップ間際に真田を振り切った。

ジニアス(2点、ジニアスダイブからの片エビ固め 13.10)Sカムイ

初出場のジニアスだが、スーパーカムイを持ち前のスピードで翻弄し、相手にプロレスをさせなかった。苦も無く前SPZ王者をジニアスダイブで退けた。

「他のメンツは遊戯同然です。純金と石ころの違いを見せてあげます」(ジニアス)

TM(2点、ハイキックからの片エビ固め 12.52)橘

3連覇を目指すTMクローンズも白星発進。相変わらずの精密機械ぶりで追い込み、最後はハイキックで蹴り倒して3カウント奪取。

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第3戦はなにわパワフルドーム大会。

橘(2点、ノーザンライトSH 18.41 )スカルオーク(0点)

「全敗はちょっとみっともねえからな。この試合は取りに行くよ」(スカルオーク)

しかし橘みずきも長い海外修行で相手にダメージを与える方法には長けていて、顎をねらっら掌底で膝をつかせる。
(動きさえ止めちゃえば、的が大きい分やりやすい)

ミサイルキック、ノーザンで追い込み、掌底を叩き込んで怯ませてから2度目のノーザンでスカルオークを沈め、3カウントを奪った。

瀬戸田(4点、タイガーSH 9.58)我那覇(2点)

「簡単にやられるわけにはいかない」
ベテランの我那覇、決然とした表情でリングへ向かったが、タイガースープレックスを2発くらってはどうにもならなかった。

真田(2点、ハイキックからの片エビ固め 13.17)ジニアス(2点)

「シングルでやるのは初めてだけど、打撃を当てて行けば何とかなる。それにこれ以上は負けられない」
蹴り乱打でジニアスを鼻から流血に追い込んだ真田がペースを握る
「おのれ・・・」
ジニアスもジニアスダイブ、ネックブリーカーで反撃するも
(向こうは熱くなってる、チャンスだ)
ハイキック2連発でジニアスを戦闘不能に追い込み勝利。

「ジニアス選手、蹴りで流血して逆上してしまい、本来の動きができませんでしたね。」(かいせつのユキ萩原)

TM(4点、梅コブラ 11.12)Sカムイ(0点)

TMクローンズも精密機械ぶりが凄い。10分経過のアナウンスを合図に梅コブラを仕掛け、スーパーカムイからギブアップを奪った。
「TM選手、この先の試合を見据えていますね。長丁場のリーグ戦、体力の消耗は避けないといけないので」(かいせつのユキ萩原)

第93回SPZクライマックス、TMクローンズと瀬戸田光が2連勝スタート。

「トップグループの選手で終わるか。Sクラの大トロフィーを抱けるか、あたしのレスラーとしての価値がここで決まる。そのつもりでやっています」(瀬戸田)

2016年5月 7日 (土)

風薫る20160507

WAS没頭中筆者のkonnoです。

今週のスポーツニュースのようなもの行きます。

■DeNA、セリーグの全借金を抱え込む(5/3時点)

他の5球団が勝率5割以上でDeNAだけに借金が集中という恥辱。

新外国人が機能せずケガ人が続出していてまともな打線ではないという状況だが、9勝20敗は酷過ぎる。ラミレス辞めろという声は出るんじゃなかろうか。福島独立リーグのボウカーを緊急補強して運気を上げてはどうか。

■プロレス

今週は取り立てて書くこともなし。IWGP次期挑戦者はオカダ。

■相撲

大相撲夏場所5/8スタート

キセノサト全勝優勝なら綱取りも。先場所13勝しているので覚醒するか。

今週はこんなところ。

2016年5月 6日 (金)

変わってくもの、変わらないもの(5)

メイン 宮原健斗VS真霜拳号

シングルマッチぞろいのリーグ戦、メインイベントは三冠王者の宮原が務めることになった。対戦相手はK-DOJOの悪役ユニット凶月の真霜。セコンドには凶月のメンバー2人が。これは悪役真霜と、善玉宮原のわかりやすさを狙ったのか。宮原健人はすっかり全日エースの座に落ち着き、若い女性ファンの声援も多い。

試合は宮原が場外乱闘などのラフを多用。南側客席とアリーナを仕切る鉄板まで使って宮原を痛めつけ、そのあと南側客席を引きずり回して痛めつける。時間をかけて痛めつけようとしたのか。このどたばたの中で宮原が右腕を痛めたのか、ちょっとした打撃でも宮原が痛いそぶりを見せる。

そのあと延々と真霜が右腕責め。これは重い試合となった。粘着質な試合のまま20分が経過。宮原はビッグブーツで反撃するもなかなか波状攻撃できない。真霜もオリジナルの関節技、無道でギブアップを迫るが何とか宮原も耐える。そうこうしているうちに残り時間5分。ああこれは時間切れ引き分け決着かと思った。

宮原も滞空式ジャーマンを決めたが返され、ならばと切り札の腕決め式ジャーマンを狙うが真霜も懸命に防御してもう一度無道に捕らえる。しかし残り1分でギブアップを狙うのには無理があった。

あっという間に時間が経過し30分ドロー。試合後真霜は三冠ベルト挑戦をアピールしてから引き揚げた。

試合後の締めのマイクは宮原「勝てませんでしたが、リーグ戦はまだ始まったばかり」と叫び、そのあと「全日本プロレス最高でしたか」という宗教団体みたいなのがあって終了。

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正直これが若いころ熱狂した春の祭典・チャンピオンカーニバルのなれの果てかと思うと泣きたくなる。豪華外人、四天王、星のつぶしあい・・・まあ昔の話をしても仕方がない。メインが終わったのが21時30分。3時間というやや長めの興行。まあでも集客は9割がた埋まっていたので、後楽園に限って言えば利益ベースには乗っているのではと推察される。しばらくは全日の苦境は続くであろうが、末期症状というほどでもないのではと思う。私は安堵して家路についた。

2016年5月 5日 (木)

変わってくもの、変わらないもの(4)

第5試合 ゼウスVS崔領二

後半はチャンピオンカーニバル公式戦3試合。まずはゼウスと崔の個性派対決。ゼウスのテーマ曲は相変わらずかっこよくない。

崔領二はゼロワンで闘ってきた選手だがこのたびランズエンドという新団体を立ち上げた。パワーで押し込むゼウスだったが崔も要所要所で反撃しペースを渡さない。場外乱闘もド迫力。崔はフェンス外でなぎ倒してのイス攻撃を見せた。

試合終盤に入りゼウスは串刺し式やフライング式などのラリアットでダメージを与えようとしていたが、崔も耐えきってトップロープに上がりダイビングフットスタンプを狙うがゼウスもかわしてのど輪落としで反撃。15分過ぎには双方大ダメージを負ってどちらに転ぶかわからなくなったが、ゼウスがコーナーに上がって何かを狙ったところを崔が組みついて阻止し、コーナー上での争いを制した崔が雪崩式ブレーンバスター。

これは2で返したゼウスだったが、チャンスと見た崔が間髪入れずにコーナーに上がりダイビングフットスタンプ。(那智の滝という呼称らしい)これでゼウスから3カウント奪取。崔領事が実力者同士の対戦を制した。

セミファイナル 秋山準VSスーパータイガー

頭数の少なくなった全日本プロレスはいろんな団体に助っ人参戦の声をかけたのか、こんかいチャンピオンカーニバルにリアルジャパンプロレスからスーパータイガーが参戦となった。いくら全日の力が衰えたとはいえ、まあ最強タッグとかチャンピオンカーニバルは伝統と権威のあるリーグ戦だから、参戦してある程度の結果を出せば実力の証明にはなる、と考えたのだろうか。

秋山準の陰鬱なテーマ曲が流れ、秋山がリングへ。チャンピオンカーニバルのリーグ戦に出るのは今回が最後と明言している。社長業と兼業でコンディション調整が難しいし、年齢的にシングルマッチの連戦がきつくなってきたのだろうか。

試合は秋山が膝蹴りを効果的に使ってスーパータイガーを追い込んだ。フロントネックロックで終わりかと思われたがスーパータイガーも耐えきってロープへ。しかしそのあとすぐ、タイガーが繰り出した蹴りで秋山がばったりと倒れてしまった。

異変を察知した和田京平レフェリーが試合を止めた。こういうのを会心の一撃というのかもしれないが、スーパータイガーTKO勝ち。秋山は初戦から痛い星を落としてしまった。

試合が終わっても秋山起き上がれない。リングドクターらしき人がリングに上がって状態を確認。セコンドたちが取り囲んで介抱。ざわめく場内。まあたぶんこれはアクシデントで秋山が負けたという体なんだろうなと思っているうちに、何とか秋山転がってリングを降り、セコンドの若手2人に両脇を支えられてはいるものの単価は使わずに控室へ戻った。あの秋山がこういう負け方をしようとは・・・まあこれも時代の流れなのか。

2016年5月 4日 (水)

変わってくもの、変わらないもの(3)

第4試合
西村修、渕正信、グレートカブキ、吉江豊VSドリーファンクジュニア、大森隆男、本田多聞、井上雅央

西村修・井上雅央デビュー25周年記念試合と銘打たれたこの試合、まずロングガウン姿の西村が入場し、花束の贈呈。文京区議会議員だけあって区議会関係や後援者からの花束が6名ほど。そのあと文京区長さんのスピーチ。

「柔道は講道館、野球は東京ドーム、格闘技は後楽園ホール、みんな文京区にあります」

という内容。そのあと井上雅が入場し、全日本プロレス秋山社長から花束の贈呈。

かつてはこの2人、ノアマットでGHC戦を戦ったこともある。

そのあと懐かしいカブキのテーマ曲「ヤンキー・ステイション」がかかり、吉江、カブキ、渕の3人が入場。

カブキは高千穂明久として1964年デビューの67歳だからもう52年もプロレスをやっている。最近は居酒屋経営が本業で身体はしぼんでいるが、入場時のヌンチャクを振り回すパフォーマンスは鮮やか。そして赤い毒霧を噴射。ガウンの下に「平成維震軍」の道着を着ている。

そして赤コーナー側はドリーのテーマ曲「スピニング・トーホールド」でドリー、大森、本田の3人が入場。昔の全日本色が強い中に西村、吉江もいる豪華8人タッグ。

なんとドリーが先発を買って出た。長袖シャツの上にドリーTシャツを着てのファイトだが、下はいつも通り青いタイツとリングシューズ。75歳で一度引退セレモニーをやっているとはいえ、その存在感はさすがとしかいいようがない。西村とエルボーの応酬。そしてドリーが西村をエルボーでなぎ倒す(!)やいきなりスピニングトーホールド。

動けないので早期決着を狙ったか。しかし押村は首固めで切り返して、ドリーが返すや西村が師匠へおきて破りのスピニングトーホールド。場内どよめき。西村が吉江にタッチしまさかドリーと吉江が激突かと思われたがドリーは本田にタッチ。

本田の頭突き、吉江のタックルと力のこもった攻防。そして井上雅登場、しかし渕につかまりヘッドロックパンチを食らってしまう。

レフェリーがチェックを入れるがいや、パーで殴りましたよとお約束のアピールをする渕さん、そして吉江を呼び込み巨尻アタック。そしてカブキにつなぎ、カブキのパンチ攻撃が井上に。その流れで次々に選手が登場し、夢のような攻防が続く。

ドリーが2度目のリングイン、今度はカブキと相対、カブキの強烈なアッパーカットがドリーをなぎ倒す。そして渕さんがボディスラム乱発。井上雅、大森、本田を投げる、まさかドリーもとも思ったが、ドリーは先ほどやられたカブキにおそいかかりリング下へ落とす。

しかし井上雅が反撃に転じ、渕をコーナーに追い詰めてラリアット乱発、そして

「よっしゃこれで終わりだ」

とミリオンダラーバスターの態勢に捕らえるが西村がカット。ここで試合が荒れてきて、権利のある渕と井上以外の選手たちが乱闘をおっぱじめる。このどさくさの間に渕がバックドロップ!そしてトドメの首固めを仕掛けるが、井上雅もこれは読んでいて、半回転して首固めに切り返す。これであっさり3カウントが入った。

返さなかったのは渕さんの優しさか。井上雅がデビュー25周年を白星で飾った。

闘い終わってノーサイド。8人で記念撮影したり握手したりで。ドリー75歳はあと何回来日できるのだろうか。リングの階段を降りるのも慎重そうだった。歴史と年月の重みを感じた試合だった。その試合が終わると休憩。

休憩時間のロビーの混雑はなかなかのものがあった。前半の試合に出た選手がほぼ総出でグッズ販売にあたるのだから時代は変わった。ドリーもカブキも百田親子も・・・・・

2016年5月 3日 (火)

変わってくもの、変わらないもの(2)

2016.04.09 チャンピオンカーニバル開幕戦観戦記

第2試合 野村直矢VSボディガー

名探偵コナンのテーマ曲がかかり、若手期待の星、野村直矢がリーグ戦最初の試合に臨む。
対戦相手のボディガーは全身に入れ墨を入れたマッチョなおっさん。しかしゼウスと組んで世界タッグ王座を保持している。試合は野村が若さでボディガーのパワーにぶつかっていくという展開。走りこんでのタックルでボディガーを倒そうとするが、ボディガーは効かないといった表情。

そしてボディガーは軽々と野村をリフトアップ。ボディガーはラリアットを乱発し、野村の動きを止めようとするが、野村も要所で反撃し、食らいついていく姿勢が見えた。5分過ぎにボディガーが逆エビ固めをしかけて、これで決まるかと思われたが、野村も懸命にロープブレイク。このあたり野村に成長の跡。そしてボディガーの大技狙いをリバースに切り返す。

スピアータックルは一度は受け止められたものの、スモールパッケージを繰り出した後2度目のトライでスピアータックルを決めた。これでボディガーがあわてたのか、続く野村の横入り式エビ固めで3カウントを喫してしまった。返したとレフェリーに抗議するボディガー、3つ入ったと宣告するレフェリー。まあ格下が格上に勝つにはこういう結末しかないのだろう。ウン十年前から続くプロレスの胡散臭さ。
野村直矢、チャンピオンカーニバル初戦で勝利。なかなかできることではない。

第3試合 中島洋平、SUSHI、青柳優馬VS川村亮、力、佐藤光留

佐藤光留のテーマ曲が「愛しさとせつなさと心強さと」に変わっていた。佐藤組がリングインするやいなや赤コーナー側の3人がいきなりおそいかかる奇襲攻撃。6人タッグらしいバタバタとした展開となったが、中盤からSUSHIがつかまってしまう展開。川村はパンクラスからの選手なのでキックを連発して攻めて行った。そして佐藤はSUSHIのチョップを耐えて「全然痛くありません!」と言ってからキックで反撃。

力はあの百田光雄の息子、ということは力道山3世なので、大振りのチョップで攻め込んでいく。青柳もミサイルキック、中島も飛び蹴りで反撃したが相手チームのペースを崩せず、再びSUSHIが佐藤の腕十字につかまってしまう。しかし青柳がダイビングエルボーでカットという無茶苦茶なカットを見せる。これで試合が荒れてきてSUSHIが孤立。力が大ぶりのチョップを叩き込み、最後は佐藤がランニングローキックでSUSHIを仕留めて終了。SUSHIのやられっぷりが目立った一戦だった。

2016年5月 2日 (月)

変わってくもの、変わらないもの(1)

プロレス観戦記
2016年4月9日 全日本プロレス・後楽園ホール大会。

暇ではないのにプロレス観戦へ行く。全日本プロレスも経営が綱渡りらしいし、ファンができることといえば観戦してお金を落とすことしかない。
桜も散りかけた4月9日、午後休を取った私は地下鉄とJRを乗り継いで、水道橋へ向かった。いつものように後楽園ホールへの道をたどる。赤コーナー近くのリングサイド席、前から3列目の券をゲット。そのあと近くのラーメン店で腹ごしらえ。

18時30分、チャンピオンカーニバルの入場式。75歳のPWF会長、ドリー・ファンク・ジュニアがリングへ上がり、大歓声を受ける。そのあとリーグ戦にエントリーしていて今日の興行に出場する12名の選手が(名前入りのタスキをかけているのが全日本の伝統を感じさせる)ひとりずつ紹介されながらリングへ。ドリー会長が開会宣言を読み上げて入場式は終わった。
そのあとあおりVTRがあってから、早くも第1試合から公式リーグ戦。シングルマッチの連続は見る側も疲れるだろうという配慮?からか、リーグ戦以外の試合は第3試合第4試合に回された。

第1試合 ジェイク・リーVS青木篤志
世界ジュニア王者の青木篤志が、ドーリング欠場に伴い急きょリーグ戦にエントリーされた。この日は若手の大型選手、ジェイク・リーと対戦。ジェイクは総合格闘技に一時行っていた選手なので、打撃を警戒した青木が狙ったのはジェイクの左ひざ。蹴り足をつかむや膝をひねりあげる。青木は自衛隊あがりでレスリングをやってきた選手なので、こういう地味な攻めをやらせたら強い。相手が大型選手なので膝を狙って動きを止めようと考えたか。膝めがけての低空ドロップキックも見せた。しかしジェイクは一発の重さがある。膝蹴り、そしてショルダースルーは高さ充分、サイドスープレックスも決めた。しかしバックドロップを狙いに行ったところをグラウンドに切り返され、膝関節を極められてしまい、ジェイクは無念のギブアップ。膝狙いの作戦がはまった青木が幸先いい白星発進。体格差を技術と作戦でカバーした青木のうまさが光った。
試合後、カイエンタイドージョーの梶トマトが現れてジュニアベルトへの挑戦をアピール。青木は「チャンピオンカーニバル中だぞ・・・でもその雰囲気の中出てきたのは凄いと思う」と
挑戦要求を受諾。

2016年5月 1日 (日)

第2,086回 実力者ペルフェクタ

最終戦は新日本ドーム大会。

外人どうしのシングルマッチのあと、

第2試合は川端明子、SASAYAMA 対 金井美香、パーシー町田のタッグマッチ。

一昨日の宇都宮であばしりベルトを守った川端、きょうは「肩の力を抜いたファイト。新人のSASAYAMAが早々と戦線離脱してしまったので川端出ずっぱり、最後は金井のジャーマンを食らって川端が3カウントを許した。勝負タイム15分5秒。

第3試合もタッグマッチ、中瀬ピラニア、中神朝香VSモリエス・ビースト、アルル・ペレス。あばしり王座どりはかなわなかった2人、再出発のタッグマッチ。

「アラララタナララ!!」
モリエス・ビーストの叫ぶチャントで場内沸く。そして強烈なソバットで中神を悶絶させる、ただのパフォーマーではない、最後はペレスを呼び込んでの合体パイルドライバーで中神を沈めた。勝負タイム15分32秒、その試合が終わると休憩。

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休憩明けもタッグマッチ、ハチェマレ・ジニアス、ファンシー長沢VSジェイジェイ・コーディ、ダークネス・シブリン(初来日)のタッグマッチ。重量ベテラン外人のジェイジェイ、今シリーズはアメリカマットで自らコーチしたという若手のシブリンを伴って来日。

「覚悟して」
好調をアピールしたジニアスが試合を引っ張り、最後は見事なジニアスダイブで舞い降りてシブリンを仕留めた。勝負タイム14分38秒。

セミファイナルは6人タッグマッチ。瀬戸田光、真田美幸、橘みずきVS TMクローンズ、スカルオーク、我那覇愛。

SPZクライマックス出場者6人が登場する豪華なカード。瀬戸田と真田は、昨日世界タッグを防衛したので意気揚々とファイト。

しかしスカルオークもまだまだ元気。橘みずきをタックルで弾き飛ばす。そして橘をつかまえて長身を生かしたパイルドライバー。6人が6人とも意地をぶつけたいい試合、最後は瀬戸田がタイガースープレックスをさく裂させ、我那覇から3カウントを奪った。勝負タイム18分28秒。Sproutが好調ぶりをアピールした。

メインイベントはSPZ戦、新王者スーパーカムイに対するは、元王者、AACのスーパースター、ラ・ペルフェクタ。翌月はSクラなので、外人相手でタイトル戦を組もうとマッチメイク委員会が判断した。とはいってもTMに2連勝した実力者といきなり当たる試練の防衛戦。
(は、速い)

ペルフェクタのスピードはスーパーカムイにプロレスをさせなかった。空中で一回転してのレッグドロップなど縦横無尽の攻め。
(このままじゃまずい、やられる)

流れを変えるべくスーパーカムイが早い段階でエメラルドフロート、しかしペルフェクタも返してミサイルキック、バックドロップ、スクラップバスターの猛攻。そして弱ったところをムーンサルトプレス。これでカウント3が入ってしまった。勝負タイム19分0秒、ペルフェクタ貫禄の勝利でベルト奪還。SPZベルトが海外流出してしまった・・・

試合後、ペルフェクタはベルトを巻いてポーズを決めた後、「世界最強の戦士はこの私だ」とマイクアピール。

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