第2,102回 93年目12月ウルトラタッグリーグ4終
シリーズ第7戦は、仙台大会。
ブランズ○、ビースト(10点、合体パワーボムからのエビ固め 14.45)真田×、F長沢(6点)
ブランズが持ち前の馬力で真田を追い詰め、その勢いのま合体パワーボムでSPZ王者の真田から3カウント奪取。
「なにがSPZのシングルチャンプだ、たあいもない」(ブランズ)
我那覇○、Sカムイ(4点、合体パイルドライバーからの片エビ固め 27.58)Mカオス×、シブリン(4点)
ここまで星の上がっていない両チームの対戦を制したのは我那覇組。外人チームの猛攻に何度もピンチを背負いながらも3カウントだけは許さず、最後は我那覇が渾身のレッグラリアートでマックスカオスをついにダウンさせることに成功、そして合体パイルでトドメ。沖縄北海タッグが2勝目を挙げた。
ジェイジェイ○、フランチェスカ(6点、ラリアットからの片エビ固め 14.35)ペルフェクタ、ペレス×(4点)
ジェイジェイが持ち前のパワーで奮戦し、軽量のペレスを圧し潰して終了。
橘、ジニアス○(10点、パワーボムからのエビ固め16.40)TM×、スカルオーク(4点)
優勝争いに生き残るためにもここは負けられない橘組。TMはパートナーのスカルオークが膝痛で動けないので、もうTMが矢面に立たざるを得ない。すばしっこい2人の波状攻撃にさすがのTMも体力を消耗。そのままズルズルと攻め込まれ、合体パワーボムに散った。これで優勝の行方はブランズ組と橘ジニアス組の2チームに絞られた・・・
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最終戦はさいたまドーム大会。
真田、F長沢○(8点、バックドロップからの片エビ固め 18.04)ジェイジェイ×、フランチェスカ(6点)
代役出場のファンシー長沢、最終戦で大きな進歩、実力はベテラン外人ジェイジェイからバックドロップ2連発でフォール勝ち。堂々の8点でリーグ戦を終えた。
「優勝できなかったので・・・納得はしていません」(F長沢)
ブランズ○、ビースト(12点、パイルドライバーからのエビ固め 26.26)TM×,スカルオーク(4点)
勝って優勝決定戦へ進みたいブランズ組、しかしTMも実力者。技と力のぶつかり合いに場内沸く。モリエス・ビーストも懸命のフォロー。そしてブランズが出てきて強烈なバックドロップ。そしてスカルオークの引きずり出しに成功。しかしスカルオークも粘ってTMにつなぐ。
「ウォン!!」
ブランズはなんとTMに栓抜き攻撃まで繰り出し勝利への執念を見せる。ノド元に卑劣な一撃を食らってTMついに悶絶。にやりと笑ったブランズ、パイルドライバーでとどめを刺しTMから3カウント奪取。あの無敵を誇ったTMクローンズがこのシリーズ3回もフォール負けを喫した。
ブーイングの中ひきあげるブランズとビースト。凶器攻撃のダメージが深いTMクローンズ、担架で運ばれた。
ペルフェクタ○、ペレス(6点、裏拳からの片エビ固め)我那覇×、Sカムイ(4点)
ここまで4点と星が上がっていない両チームの激突。沖縄北海タッグはカムイが矢面に立つもペレスを仕留めきれずとうとう息切れ、続く我那覇も懸命のファイトを見せたが、ペルフェクタの裏拳に崩れ落ちてしまった・・・・
Mカオス○、シブリン(6点、ニーリフトからの片エビ固め 18.42)ジニアス、橘×(10点)
橘組はここで「勝てば」優勝決定戦に残れるというプレッシャーのかかる場面、そして対戦相手は世界最強と言われるマックスカオス・・・かわるがわる攻めて突破口を開こうとしたが、マックスカオスの岩のような肉体には通じない。徐々にではあるが確実に追い込まれてゆく橘組、ニールキックを橘繰り出すもマックスカオス、平然。場内どよめき。そしてシブリンも懸命のフォローに徹し、最後はマックスカオスが逆片エビ、ニーリフトの波状攻撃で橘を沈めた。
これで1敗を守ったブランズ、ビースト組の優勝が決まった。しかしセミ前の試合でTMを倒したのが凶器攻撃だったので場内ブーイング。モリエス・ビーストがタッグリーグ優勝トロフィーを抱いて信じられない・・・といった表情。
年末のプロレス大賞、MVPはやはりTMクローンズが受賞。SASAYAMAが新人賞を受賞。マックスカオスが最優秀外人。シングルのベストバウトはTMクローンズVSペルフェクタのSPZ戦が選ばれた。
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