第2,104回 あんたたちを利用するだけだ
93年目2月
「スノーエンジェルシリーズ」開幕。
初戦山口大会のメイン後に異変が。TMクローンズ、スカルオーク、中神朝香VSスーパーカムイ、我那覇愛、川端明子の地方でよくある6人タッグだったのだが、最後は川端がつかまってしまい、TMの垂直落下リーマンショックで22分33秒終了という試合だったのだが、試合終了後、欲野深子マネージャーがマイク。
「スーパーカムイさん!!」
どわああああ
「落ち目のロートル我那覇と沖縄北海タッグを組んでいるようじゃ上には上がれないわよ。新アポカリプス軍に加入しない?」スーパーカムイ、ちょっと迷っていたが、欲野深子と握手。そしてマイクをとった。
「いっておくが、わたしはアポカリプス軍に入るわけじゃねえ。SPZベルトを巻くために、あんたたちを利用する。それだけだ」
パートナーに捨てられてしまった我那覇愛、がっくりと肩を落として引き揚げた。
第4戦神戸大会メインでSPZタッグ戦。
王者真田美幸、瀬戸田光に対するは昨年末のタッグリーグで優勝したジェーン・ブランズ、モリエス・ビースト組。難敵とはいえ、瀬戸田が昨年のタッグリーグを負傷欠場しており、モリエスを分断できれば何とかなると踏んでいた。しかしブランズのパワーは凄まじいものがあり、SPZ王者の真田を持ってしても苦しい状況に。そしてモリエスもフォローに徹するナイスファイト。そして
「うぉぉぉ」
強引にぶっこ抜いた殺人ジャーマン、SPZ王者の真田、気力だけで返したがもう頭を打ってしまった。あとを受けた瀬戸田も懸命にファイトするが、ブランズの岩のような肉体にはなかなか通じない。それでも
「イヤーッ」
タイガースープレックス炸裂。足をばたつかせて返そうとするブランズだったが腕のフックがきっちりしており肩が上がらない。51分41秒、これで3カウントが入った。王者組が3度目の防衛に成功。
最終戦は新日本ドーム大会。
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