第2,112回 94年目7月 サマースターナイツシリーズ
94年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。下辻かすみは右ひざ負傷のため欠場。
シリーズ第2戦盛岡大会で滝翔子がシングル初白星。先輩のパーシー町田を丸め込んだ。
シリーズ第7戦幕張大会。メインで組まれたのはSPZ世界タッグ戦。王者ハチェマレ・ジニアス、橘みずきに対するは、TMクローンズ、スーパーカムイ組。
「殺人機械TMクローンズに狂乱マシンスーパーカムイ、この2枚が組めば敵なし!来月のSクラに出られると思うなよウェーハハハ!!」
マネージャーのおばさん欲野深子がハンドマイクでがなり立てる。SPZベルトを手放したもののTMクローンズのグラウンド技術は健在。そして結末はあっけなく
20分過ぎに仕掛けたTMの逆片エビでジニアスの腰がイッてしまった。
「ひぎゃあああああ」
橘のカットはスーパーカムイが逆カット。たまらずジニアスはタップしてしまった。勝負タイム24分30秒、王座移動。
試合が終わった後も腰を押さえて苦しむジニアス。来月のSクラへ暗雲が漂った・・・
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最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は滝翔子VSパーシー町田。地方では一回不覚を取っているパーシー町田。こんかいはビッグマッチの前座ということを意識してグラウンドで攻め続けて主導権を握り、最後はサソリ固めで9分19秒、ギブアップ勝ちをおさめた。
外人同士のシングルを挟んで第3試合は金井美香VSアルル・ペレス。
この試合はペレスの打撃が冴え渡り、最後は強烈な掌底で殴り倒し3カウントが入った。勝負タイム18分28秒、その試合が終わると休憩。
休憩明けは川端明子、SASAYAMA VSスカルオーク、中瀬ピラニアのタッグマッチ。入社2年目のSASAYAMAが休憩後の位置までポジションを上げてきた。ベテランのスカルオーク、体格を利した動きは健在。この日もパイルドライバーで川端を沈めて12分5秒、勝利。
外人同士のタッグマッチを挟んで、
セミファイナルはSクラ出場者による6人タッグマッチ。
ハチェマレ・ジニアス、橘みずき、ファンシー長沢VS、TMクローンズ、スーパーカムイ、中神朝香。
昨日の幕張で腰を痛めたジニアスは負傷箇所をテーピングでぐるぐる巻きにしての強行出場。動けない分はパートナーの橘やF長沢がフォローして試合は進む。しかしファンシー長沢の動きが良い。この日も危ない角度の裏投げを連発。しかしTMも梅コブラで逆襲、あわててジニアスがカットに入った。
最後は6人が入り乱れる攻防。バタバタした状況下、ジニアスとF長沢が合体パワーボム!しかしTMがカット。リング上はジニアスと中神の1対1、ここで中神が繰り出してきたのは逆片エビ固め!!
「うおおおー」
前日のタイトル戦で痛めた腰を攻められたジニアス、たまらずギブアップ。若手の中神が意地を見せた。勝負タイム23分4秒。
メインイベントはSPZ戦、王者真田美幸に対するは瀬戸田光。
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