第2,113回 これでダメだったら、
94年目7月シリーズ
最終戦、新日本ドーム大会
メインイベントはSPZ戦、王者真田美幸に対するは瀬戸田光。
過去何度も挑戦しながらことごとくベルトに手が届かなかった瀬戸田、気が付けば後輩のジニアスやスーパーカムイ、F長沢に追いつかれてしまった。Sクラ前で斬新なカードを組みたくなかった運営がもう一回だけ瀬戸田にチャンスを与えた。これが本当に最後のチャンスか。
「これでだめだったら、もうシングルのタイトル挑戦はしません」
瀬戸田、序盤はタックルや頭突きでペースを握ろうとする。しかし真田もエルボー、ドロップキックで手数を返す。
(はっきり言ってもう体はボロボロ・・・でも一度でいいからベルトを巻きたい。真田さんは倒せない相手じゃない)
しかし真田もフロントスープレックス2連発で逆襲。そしてステップキック。これが決まりだすと瀬戸田苦しい。瀬戸田フロントスープレックスのお返し、しかし真田はタイガードライバー。2で返した瀬戸田、首固めを狙ったが2で返される。
―これ以上はきつい
瀬戸田、タイガースープレックスで逆転をかけるも真田2で返す。瀬戸田、ここを先途とサソリ固め、逆片エビ固めでギブアップを迫るがなんとか耐えた真田
「覚悟!」
スーパーSPZキック炸裂、しかし瀬戸田はカウント2.8で返して
「このおっ」
裏投げで反撃!!しかし真田2.5で返してブレンバスターの態勢に
「うおおおおおおおお」
だが投げられない、力比べの態勢
「ああああああ」
あられもない気合いを込めて瀬戸田が逆に投げ返した。
ワン、トゥ、ドドドドド
そのまま両者ダウン。やっとの思いで両者が起きあっがった時、60分時間切れのゴングが鳴った。王者が初防衛に成功。
「瀬戸田さんの執念というか、意地を感じました、最高のパートナーです。引き分けに持ち込めたのはまあ・・・・良かったです」(真田)
「負けに等しい・・・引き分けです、来月のSクラに向けて切り替えていきます」(瀬戸田)
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