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2016年7月15日 (金)

第2,117回 天才VS精密機械

第94回SPZクライマックスも大詰め。

第7戦は仙台大会

真田(8点、ミサイルキックからの片エビ固め 18.12)瀬戸田(4点)

先月の新日本ドームで60分フルタイムドローに終わったSPZ戦と同一カードが、仙台の休憩明けの試合に組まれた。

今度は積極的に勝ち点2を取りに行った真田が蹴りまくって優位に立ち、最後はミサイルキックでなぎ倒して勝利。真田美幸、、4勝目を挙げてシード権確保。

「あー、流れがー、来てませんねー」

前年準優勝者の瀬戸田光、2勝4敗と振るわず、シード権を失ってしまった。

TM(10点、ティロフィナーレからの片エビ固め 10.26)中神(1点)

TMクローンズ、精密機械ぶりは健在。中神を圧倒して、最後はティロフィナーレで3カウント奪取。

F長沢(8点、レッグドロップからの片エビ固め 16.58)Sカムイ(4点)

予選会でもあったカードの再戦は、その時同様にファンシー長沢が制した。最後は思い切ってジャンプしてのレッグドロップでカムイをねじ伏せた。これでファンシー長沢もシード権を手に入れた。敗れたスーパーカムイは予選会行きが確定。これでシード権争いは最終日を待たずして明暗がくっきり分かれた。

ジニアス(12点、シャイニングウィザードからの片エビ固め 15.17)橘(1点)

タッグパートナー同士の試合はジニアスが快勝。堂々の6連勝で最終戦の横スペへ乗り込む。
「最終戦は、窪川さん?あ、あの自称精密機械のポンコツねー。軽くひねって実力差というものを見せつけてあげます」

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そして最終戦横スペ大会。

第1試合で川端明子最終試合。対戦相手は新人の滝翔子。

新人を軽くグラウンドでひねって、最後はドロップキックでなぎ倒して押さえ込んで3カウント。勝負タイム7分4秒。

第2試合はSASAYAMA、モリエスビーストVSミスティーマスク・アルル・ペレスのタッグマッチ。終盤の丸め込みあいを制したのはSASAYAMA。ミスティーマスクから3カウントを奪った。

休憩前第3試合はスカルオーク、中瀬ピラニアが持ち前のラフファイトで対戦相手の金井美香、パーシー町田を圧倒し、最後は中瀬がピラニアンキックでP町田をなぎ倒して終了。その試合が終わると休憩。

休憩後はSPZクライマックス最後の4試合。

Sカムイ(6点、タイガーSH 11.28)瀬戸田(4点)

スーパーカムイに猛然と攻め込まれ、最後はお株を奪われてタイガースープレックスで3カウントを許す屈辱。
瀬戸田光、けっきょくリーグ戦は2勝5敗に終わり、落日を決定づけてしまった。

真田(10点、パワーボムからのエビ固め 18.47)橘(1点)

SPZ王者の真田美幸、ジニアスとF長沢に負けただけの5勝2敗でリーグ戦を終えた。この日は橘の素早さに手を焼いたものの、息切れを待ってとっつかまえてのパワーボムという大人のプロレス。

F長沢(10点、バックドロップからの片エビ固め)中神(1点)

初出場のファンシー長沢、10点でリーグ戦を終えた。この日は中神を終始圧倒してバックドロップで勝利。
そしてメインイベント。

TM(12点、飛びつき腕ひしぎ逆十字 15.22)ジニアス(12点)

TMが優勝するためにはメインで勝って優勝決定戦にもつれこまないといけない。しかしジニアスも本割で決めることしか考えていない。TMはとにかく寝かそうとする自分のレスリングを展開。でも大会場であることを意識してソバットを連発するなど硬軟取り混ぜた攻め。ジニアスが流れを変えるために早い段階でジニアスダイブ!しかしTM返す。ジニアス、ニーアタック炸裂、しかし2発目は背面トペに切り返された。

「覚悟して」
ジニアス、ジャーマンを狙うも前方回転エビに切り返される。TM、ノーザンライトSH、ジニアスのSTOっと大技の応酬。ここでTMが仕掛けた。

「これでおしまい」
満を持して飛びつき腕ひしぎを仕掛けたTMクローンズ。ここで下手に我慢すると決定戦に差し支えると判断したか、ジニアス、あっけなくタップ。

場内ドワアアアアア

かくて、メイン終了後、15分のインターバルを置いての優勝決定戦。両者決然とした表情でリングへ。

第8試合のゴングが鳴った。

いきなりドロップキック3連発で先手を取ったジニアス、起き上がってくるところをエルボー。目の覚めるような速攻を見せた。TMもスリーパーで応戦するが2試合目の影響かほんらいの集中力がない。ジニアスがローリングソバット、ブレンバスターの猛攻。TMも飛びつき腕ひしぎで逆転をかけるが、今度は耐えきってロープに逃れたジニアス、バックに回ってジャーマン!これで3カウントが入った。

ジニアス(1勝、ジャーマンSH 13.15)TM

ハチェマレ・ジニアス、SPZクライマックス初優勝!

「メインイベントはちょっと油断して腕を取られましたが、決定戦は本気を出しました。まあSクラなんてこんなもんです。」

優勝したジニアスには賞金1000万円と副賞のブランドバッグ、準優勝のTMクローンズには横浜中華街のお食事券5万円分が後日贈られた。3位は初出場のファンシー長沢が入り、(真田も10点だが、直接対決ではF長沢が勝っているので)賞品のスポーツドリンク1ケースが贈られた。

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表彰式終了後、川端明子の引退セレモニー。

「私は、大した選手ではないのですが・・・いままで声援ありがとうございました」

川端明子

2093年5月19日、高知市体育館の対 仙涯零戦でデビュー。2102年8月22日、横浜スペシャルホール大会での 対 滝翔子戦で引退。稼働月数112ケ月、出場試合数(概算806試合)

タイトル歴

第131代あばしりタッグ王者(パートナーは金井美香)
第134代あばしりタッグ王者(パートナーは我那覇愛)

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