第2,119回 94年目10月ビッグパワーシリーズ
94年目10月
「ビッグパワーシリーズ」開幕。
シリーズ第4戦神戸大会でSPZ世界タッグ戦が組まれた。王者TMクローンズ、スーパーカムイに対するは、ジェーン・ブランズ、カレン・アッカ―マン。先月のさいたまドーム大会ではセミで対戦して負けているので、王者組にとっては荷が重い相手。TMクローンズの動きもピークを過ぎており、スーパーカムイも世界の一流どころと比べると一段落ちる。試合はブランズの二段式ジャーマンでTMが戦線離脱してしまい。代わった神威が奮闘するも、アッカ―マンの裏拳に殴り倒されて3カウントを聞いた。勝負タイム36分17秒、世界タッグ王座が海外流出してしまった。
最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は滝翔子VSパーシー町田。先輩の貫録でパーシー町田が自分のペースで闘い、さいごはサソリ固めで弱らせてドロップキックでなぎ倒して3カウント。勝負タイム11分49秒。
第2試合は下辻かすみVSアルル・ペレス。若手の下辻、外人相手にぶつかっていったが壁は厚く、裏拳で顔面から流血に追い込まれる。しかしこれで闘志に火がついたか、バックドロップ、ノーザンで反撃。しかし最後はスタミナ切れを起こしたところでラリアットを食らってしまい14分20秒、3カウントを聞いた。
外人同士のタッグマッチのあと休憩。
休憩後は6人タッグマッチ。ファンシー長沢、金井美香、SASAYAMA対スーパーカムイ、スカルオーク、中瀬ピラニア。善玉と悪役に分かれた6人タッグだ。バタバタした試合になったが、どさくさに紛れてスーパーカムイがSASAYAMAを白い絶叫で落として3カウント奪取。勝負タイム11分9秒。
第5試合は橘みずきVS中神朝香のシングルマッチ。先月のさいたま、先々月のSクラ公式戦と30分時間切れドローが続いているこの顔合わせ。
前回の反省から意識してロープ際でファイトした橘みずき、必要以上に攻めさせない。そして頃合いを見て
「はあっ!」
得意のフライングニールキック炸裂。これは返されたが続けざまにノーザンライトSHを決めて、中神から3カウントを奪った。勝負タイム15分41秒。
セミファイナルはタッグマッチ。タッグ王者となったブランズ、カレン・アッカ―マンに対するは瀬戸田光、真田美幸。
外人組のパワーにたじろぎながらも懸命の応戦。sprout時代から5年続いているタッグなので連携も抜群。最後は比較的攻めやすいアッカ―マンを集中攻撃し、瀬戸田がタイガースープレックスでアッカ―マンを沈めた。勝負タイム16分5秒。ノンタイトル戦ながら瀬戸田真田が意地を見せた。
メインはSPZ戦、王者ハチェマレ・ジニアスに対するは元王者のTMクローンズ。しかしゴングが鳴るや速攻勝負を仕掛けたジニアス。たちまちのうちに追い込んでゆく。TMも飛びつき腕ひしぎ、腕固め、ノーザンで存在感は見せたが、
「覚悟して」
シャイニングウィザード炸裂。これで3カウントが入った。勝負タイム26分18秒、王者が初防衛に成功。
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