第2,127回 94年目3月 ファイヤーソウルシリーズ
94年目3月
「ファイヤーソウルシリーズ」開幕。
シリーズ第7戦幕張大会でSPZタッグ戦、王者ジェーン・ブランズ、カレン・アッカ―マンに対するはハチェマレ・ジニアス、橘みずき組。久々の来日となったブランズだが動きがいい。あのジニアス相手にもパワフルに攻めまくる。馬力を利した恐ろしい攻撃。ならばとカレンを捕まえようとした挑戦者チームだったが、カレンもその辺はわかっていて、逆に強烈なバックドロップで投げて橘から3カウント奪取。36分24秒、王者組が防衛に成功した。
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最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合はパーシー町田VS下辻かすみのシングルマッチ。前座要員同士の試合は、タックルの打ち合いなどで大いに盛り上がり、最後はパーシー町田がドラゴンスクリューから強引に丸め込んで3カウント奪取。勝負タイム17分18秒。
外人同士のタッグマッチのあと、
第3試合は中瀬ピラニアVS滝翔子。新人の滝、休憩前の試合となったがやはり中瀬相手ではまだまだ分が悪い。それでもミサイルキックを叩き込むなど大いに健闘したが、中瀬のピラニアンキックに轟沈。勝負タイム9分32秒、その試合が終わると休憩。
休憩明けの試合はタッグマッチ。橘みずき、金井美香VSジェイジェイ・コーディ、ダークネス・シブリン。結婚のためこの試合限りでSPZマットを離れるジェイジェイ、一つ一つの技を確かめるように繰り出して行った。サソリ固めで橘をゆっくり痛めつける。シブリンも絶妙のつなぎを見せ、最後はジェイジェイが金井にニーリフトを叩き込んで悶絶させて16分42秒、3カウント奪取。
第5試合はスーパーカムイ、スカルオークVSファンシー長沢、SASAYAMAのタッグマッチ。スーパーカムイの馬力とF長沢の投げ技がぶつかり合ういい試合となり、双方大ダメージを負い、リング上はスカルオークとSASAYAMAの状況、この状況でSASAYAMAがフランケンシュタイナー、デスバレー、ミサイルキックの大技攻勢を決めて3カウント奪取。勝負タイム18分30秒。
セミ前は瀬戸田光VS中神朝香。
若手から中堅へボジションを上げてきた中神朝香が上位の選手とシングル対戦。しかし瀬戸田もSPZ世界王者一歩手前まで行った選手なので負けられない。強引なスクラップバスターを連発し主導権を握る。そして最後は頃合いを見計らっての裏投げで3カウント奪取。勝負タイム23分21秒の熱戦を制した。
セミは最強外人対決。ジェーン・ブランズVSラ・ペルフェクタ。ド迫力の闘いが展開されたが、最後は14分13秒、ムーンサルトプレスを決めたペルフェクタが激戦を制した。
メインはSPZ戦、王者真田美幸に対するはハチェマレ・ジニアス。
動きの速いジニアスにはあまり合口が良くない真田。いくら真田の蹴りや裏拳が凄くても当らなければ意味がない。しかも試合開始早々、ジニアスのエルボーで口元から流血するアクシデント。ネックブリーカー連発でズルズルと追い込まれ、最後は22分6秒、ニーアタックであっさり3カウントを許した。王座移動、ジニアスがSPZ王者に返り咲いた。
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