第2,130回 金井美香引退シリーズ
95年目5月
新人スカウトで西野輝子を採用。柔道で将来を嘱望されていたが、家庭の事情でプロレス転向を決断した。地元北海道では地方版に天才柔道少女と何度か名前が出ていたので、本人は「今までの自分はリセットしたい」とリングネーム変更を申し出た。けっきょく、マスクをかぶって、シャイニング・カムイとしてのデビューが決まった。
団体最古参のスカルオークが入院。先シリーズのあばしり戦で首を痛めてしまい重傷とのこと。長期欠場が発表された。
SPZ89期の金井美香が引退を表明。腰が痛くてこれ以上のファイトは厳しいと本人が判断した。
「バトル・カデンツァ」開幕。
シリーズ初戦奈良大会第1試合でシャイニングカムイのデビュー戦。
対戦相手は今シリーズ限りで引退の金井美香。
意外にもグラウンドや打撃ではシャイニングカムイが押していた展開。流れの中でドロップキックも決めた。もしかして大金星という空気もわずかに漂ったが、金井がレッグドロップを連発で落とすとシャイニングカムイの動きが止まった。やはり受けなれていないと動きが止まってしまう。
「これでどうだ!」
最後は金井がジャーマン一発でシャイニングカムイを仕留めた。それでも勝負タイム13分4秒。デビュー戦で13分持ったのだから大したもの。
シリーズ第4戦高知大会では第5試合で大川理沙子改めパンサー理沙子デビュー戦。なんと対戦相手は元世界タッグ王者の橘みずき。やはり勝負にならず、一方的に攻め込まれたあげく強烈なタックルでなぎ倒されて5分7秒、フォール負け。
パンサー理沙子が繰り出せた技はフロントスープレックスぐらいだった。それでもこの位置で橘相手のデビュー戦ということ自体会社側の期待の大きさを物語っている。
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シリーズ第7戦新潟大会メインでSPZ世界タッグ戦。新王者スーパーカムイ、中神朝香に対するは瀬戸田光、真田美幸のベテランコンビ。一進一退の攻防が続いたが。、中神がストレッチプラムで真田を絞り上げ、瀬戸田を孤立させる。そこへ得意のマックスペイン!しかし真田が懸命のカット。そして瀬戸田も中神へタイガースープレックス!どちらに転んでもおかしくないいい勝負となったが、スーパーカムイが土壇場で切り札投入
「エメラルドフロート!!」
高く抱え上げて頭から落とす大技、エメラルドフロートを決めて3カウント奪取。
勝負タイム54分10秒。王者組が防衛に成功。
最終戦は横スペ大会。
「金井美香引退試合」
の大看板が掲げられた。
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