第2,156回 SPZベルト海外流出
休憩後、Aブロックリーグ戦の残り2試合。
スカルオーク(4点、パイルドライバーからのエビ固め 14.35)滝(0点)
最古参のスカルオーク、シリーズ最終戦とあってその体は悲鳴を上げていた。この日は若手の滝とのシングルマッチだったがムーンサルトを食らって動きが止まった。そして滝も勝ちに来て掌底の乱れうち。
「コノヤロウ」
これで怒ったスカルオーク、DDTで体勢を立て直すと
「オラァア」
伝家の宝刀パイルドライバー。まともにくらった滝、この後のフォールを返せなかった。
中神(6点、コブラツイスト 15.24)P理沙子(2点)
勝たなければ生き残れないパンサー理沙子がアグレッシブに攻める。しかし中神にも先輩の意地がある。アームホイップで倒して起き上がってくるところをチョップ、掌底。
(向こうは必ずばてる。そこが勝機・・・)
P理沙子が不用意に組みつこうとしてきたところをするっと体を入れ替えコブラツイストに!
「ヒギッ」
これでパンサー理沙子の脇腹に異変が起こったのか、無念のタップ。場内どよめき。中神朝香3連勝でAブロック1位通過を決めた。コブラツイストでタップしてしまったパンサー理沙子は恥ずかしさに顔を覆う。
この結果Aブロック2位はスカルオークとなり、次月のSASAYAMAとのプレーオフに回ることとなった。
セミ前はタッグマッチ、真田美幸、瀬戸田光VSスーパーカムイ、ブルーポンヌッフ。若手中堅の所属選手がすべて予選会リーグに出たため、かような苦しいカード編成。しかしブルーポンヌッフ、最終戦とあって試合の要所はスーパーカムイに任せ、自らはフォローに徹していた。この試合を終えればアメリカに帰国できるのでのびのびとファイト。流れの中でうまく合体攻撃サンドイッチラリアットも決めた。その勢いのままスーパーカムイが大暴れし、大技を乱発したあげく白い絶叫で15分45秒、真田を沈めた。
セミファイナルはハチェマレ・ジニアスVSアリス・ウインズ・ダーガソン。この試合はジニアスダイブで優位に立ったジニアスが押し切るかと思われたが、ダーガソンもSTFで反撃。それで弱ったところをジャーマン。19分5秒、これでカウント3が入った。アリスウインズダーガソン、SPZのトップどころであるジニアスを撃破した。
「うぅ・・・」
最近のジニアス、少し元気がない。
メインはSPZ戦、王者ファンシー長沢に挑むのは元王者ラ・ペルフェクタ。先シリーズにジニアスに勝った実績が評価されての4月以来の再挑戦。前回の反省からか、不恰好でも手数を返すことを優先したペルフェクタ。場外乱闘でミサイルキックを放つ。そしてリング内に入れてからバックドロップ、そしてムーンサルト。
ワン、トゥ、スリ。
これで3カウントが入ってしまった。勝負タイム20分47秒、SPZベルトが海外流出。王者の防衛は5でストップ。
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