第2,165回 もう笑うしかありませんね・・・
96年目10月、瀬戸田光引退シリーズ
第4戦神戸大会、休憩明けの試合で真田美幸VS瀬戸田光の最後のシングルマッチ。
タッグパートナー同士だが、3年前のSPZクライマックスではTMを交えた三つ巴の優勝決定戦で死闘を繰り広げたカードでもある。真田美幸がタックル連発でペースを握り、鋭いエルボーをたたきこんで優位に立つ。そして頃合いを見て裏拳!これは返した瀬戸田だったが、
「ウォラ―」
続くパワーボムを返せず終了。勝負タイム16分59秒。
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神戸大会メインはSPZ世界タッグ戦、王者ファンシー長沢、SASAYAMAに対するはブルーポンヌッフ、ロレン・アッカ―マンの強豪外人コンビ。
しかし挑戦者チーム、個々の力はあるのだが、アメリカマットでもヨーロッパマットでもタッグを組んだことがない。それでもファンシー長沢を追い込むのだから大したもの。最後は4人が入り乱れる展開のなか、SASAYAMAがうまくフランケンシュタイナーでブルーポンヌッフを押さえ込んだ。勝負タイム28分30秒、王者チームが3度目の防衛に成功
第5戦福井大会、瀬戸田光は第2試合でパンサー理沙子と対戦。瀬戸田光、この試合でも精彩を欠き、ジャーマンで投げられ、弱ったところを掌底で殴られ3カウントを献上した。パンサー理沙子も瀬戸田越えに成功。勝負タイム12分41秒。
「ここまで追い越されまくると、もう笑うしかありませんね・・・」(瀬戸田)
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瀬戸田光、第6戦の金沢大会では若手の滝翔子と対戦。練習を見ていてお世辞にもレスリングセンスがあるとは言えなかった選手なので、この人には負けられないと気合を入れたが、滝も要所で反撃したので盛り上がった。
「このおっ!」
こうなっては瀬戸田光、危ない角度の裏投げを繰り出して滝を完全に沈黙させえた。勝負タイム15分36秒。
第7戦の富山大会では瀬戸田光、新人の時以来と思われる第1試合に登場し、対戦相手の新人、堀咲恵を3分47秒、裏投げで一蹴した。
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最終戦は新日本ドーム大会。
「瀬戸田光引退試合」の大看板が掲げられた。
第1試合はパーシー町田VS堀咲恵のシングルマッチ。すっかり前座の定番カードと化したこのカード。P町田がパフォーマンスを交えながら試合を優位に進め、最後はサソリ固めでギブアップを奪った。勝負タイム10分52秒、
第2試合に早くも世界タッグ王者のSASAYAMAが登場。下辻かすみとタッグを組んで、前あばしり王者のブラッディローズ91号・92号と激突。さすがにこの顔ぶれではSASAYAMAが存在感を示し、外人チームの力押しを耐えて14分23秒、最後はDDTから91号をフォールして終了。
第3試合は滝翔子VSエレナ・ライアル(初来日)。エレナ・ライアルは格闘家志望だったが最近レスラーに転向した選手でアメリカマットで前座を務めている、裏拳を叩き込んだがしのいだ滝が10分46秒、ニーアタックで勝利。その試合が終わると休憩。
第4試合は中神朝香、中瀬ピラニアVSロレン・アッカ―マン、ウェラ・グレトリのタッグマッチ。外人組の攻めをしのいだ中神が、10分過ぎにグレトリをストレッチプラムに捕らえる。
「GGGG」
中瀬ピラニアはスッとでてきて、アッカ―マンを場外に落として逆カット。たまらずグレトリはギブアップ。勝負タイム12分35秒。
第5試合はスーパーカムイ、シャイニングカムイVS真田美幸、パンサー理沙子のタッグマッチ。カムイの2人は最近毎回のようにタッグを組んでいるが勝率はあまりよくない。この日はスーパーカムイが出ずっぱりの末つかまってしまい、最後は22分16秒、合体パイルドライバーに屈した。
そしてセミ前、
瀬戸田光最終試合、
瀬戸田光 VS スカルオーク。
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