全日両国大会観戦記5
第9試合 大仁田厚 渕正信VS 青木篤志 佐藤光留(アジアタッグ戦)
大仁田が聖水を撒きながら、パンディータら邪道軍団を引き連れ入場。そして、渕さんがいつものデンジャーゾーンで入場。そのあと王者チームの2人が入場。
大仁田は左足を負傷していたためか、後半は渕さんのフォローに徹していた。それでも先発を買って出て電流爆破バットを持ちだしてスイッチを入れて警報音が鳴り響く無茶苦茶な出だし。さすがに渕さんが制止した。
しかし大仁田は邪道軍団をしれっとリングインさせてテーブルをセットしてテーブル上パイルドライバーを佐藤に2連発。渕さんもハッスルしたのかドロップキック、ボディスラム、首固めといつもの攻め。王者組も場外での合体パイルドライバーを渕に決めて逆襲を開始し佐藤が渕さんを蹴る蹴る蹴る。渕さんサンドバッグ状態、なんという老人虐待。
佐藤が腕ひしぎで勝負をかけ、カットに入ろうとした大仁田にも青木が脇固めで捕獲、しかし渕さんなんとか耐えてロープへ。佐藤が渕さんを追撃しようとしたが、大仁田が赤い毒霧を噴射!佐藤顔面真っ赤。2年前の大阪ではこの後の首固めで勝負がついたのだが、渕さんはここでバックドロップを3連発。大一番であることを意識したのか。
カットに入ろうとした青木には大仁田が机の破片でバコーンと殴り、赤い毒霧という鬼のような分断。しかし佐藤カウント1で返す。それでも大仁田のいけーという檄を受けて
渕さんバックドロップ乱れ撃ち。7発目のバックドロップを決めた渕さんが佐藤をフォール。これで3カウントが入ってしまった。
場内ドワアアアア。王座移動。
大仁田と渕がまさかまさかのアジアタッグ奪取。ハル園田さんの遺影とともに記念撮影。全日草創期の若手三羽烏。全日本40数年の歴史、時の流れを感じる。
そのあと井上雅が挑戦をアピール。「長くプロレスを続けたいから」って・・・そして井上雅は秋山社長をパートナーに指名。秋山社長と大仁田がにらみ合う。大仁田参戦は続くのか。次こそ電流爆破バット発動か。
邪道ハードコアスタイルの大仁田と全日正統派の渕さん、でも大仁田の檄に渕さんが応えるなど、チームとしての絆は確かにあった。30数年前2人でアメリカマットで暴れまわっていたあの頃の気持ちを忘れていなかったか。これだからプロレスは泣ける。
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