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2017年1月 5日 (木)

第2,176回 スカルオーク 引退セレモニー

最終戦は新日本ドーム大会。

第1試合は石川涼美VS原千登勢のシングルマッチ。勝ったほうがプロ初勝利となる新人同士の対戦。馬力なら石川だが、原にはレスリングセンスがある。しかし最後はスクラップバスターでたたきつけた石川が3カウント奪取、初勝利ゲット。勝負タイム9分20秒。

第2試合は堀咲恵VS滝翔子のシングルマッチ。キャリアは滝の方が1年先輩だが、堀ももう新人ではない自覚ができてきて、滝の攻めを懸命にこらえて、相手の得意技ムーンサルトも転がってかわす粘りを見せた。最後はボディスラムで叩きつけるや強引に押さえつけて堀が3カウントを奪った。勝負タイム13分47秒、

外人同士のタッグマッチのあと休憩。

休憩後第4試合もタッグマッチ。真田美幸、SASAYAMA VSスーパーカムイ、シャイニングカムイ。

SPZ王座戴冠経験のある真田とスーパーカムイの両ベテランが力のこもった攻防。しかし最後は4人が入り乱れる乱戦となり、真田が捕まってしまい合体パワーボムにやられてしまった。勝負タイム24分52秒。
そして、

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「次の試合に登場するスカルオーク選手はこの試合が最後のファイトとなります、ファンの皆様より一層の声援をお願いいたします」

SPZマットで12年活躍した怪奇派悪役レスラー、スカルオークが最後のリングへ。対戦相手は下辻かすみ。

長引くと不利と判断したのか、早い段階から得意のパイルドライバーを2発、DDTも繰り出して行ったスカルオーク。先手必勝で優位に立つ。しかし下辻もノーザンライトSHでたたきつける、しかしスカルオーク返す。

下辻バックドロップを狙ったがスカルオーク圧し潰す。これで腰を打ってしまった下辻の動きが止まる。
「オラアアアアアアアア」

スカルオーク、3度目のパイルドライバー炸裂。これで下辻の戦意を絶ち、上に乗って3カウント奪取。腰部タイム12分43秒。試合後もダウンしたままの下辻にストンピングを入れて、止めに入った小川あかりレフェリーを蹴飛ばし、ヒールの役どころを全うしてから引き揚げた。

セミ前はパンサー理沙子VS中神朝香。相手のグラウンド技を警戒してロープ際で闘ったパンサー理沙子が優位に試合を進めるが、時間経過とともに相手の警戒が緩んできたのを見て取った中神がコブラツイストに捕らえ、ギブアップを奪った。勝負タイム18分13秒。

セミファイナルはタッグマッチ。

ハチェマレ・ジニアス、中瀬ピラニアVSスティンガー、ブルーポンヌッフ。ドームのセミに起用された中瀬ピラニア、外人組の力押しに懸命に向かって行ったが、パワーの差はいかんともしがたく、18分46秒、変形のパワースラムに力尽きてしまった。

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メインはSPZ世界選手権、王者ラ・ペルフェクタに対するは元王者のファンシー長沢。

このシングル対決は昨年10月以来、半年ぶり。その時の反省を生かしたのか。ファンシー長沢が力ずくで攻勢に出る。スクラップバスター、DDTなど、とにかく先手先手と攻め、そしてコブラツイスト!本人はつなぎ技のつもりだったようだが、これでペルフェクタの腰に電気が走ってしまい、12分25秒、突然のタップ。王座移動。ファンシー長沢がSPZ王者に返り咲いた。

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メイン終了後、スカルオークの引退セレモニー。
ペイントを落とし、本名の「雛鶴さやか」に戻ったスカルオーク、神妙な表情で10カウントを聞いた。

「まー、なんだ、今日で引退することになったけど・・・いままでありがとよ!!」
そのあとサプライズで後輩のTMクローンズこと窪川希望が(現格闘家)が3年半ぶりにSPZのリングに上がり、記念品の贈呈。

「窪川!あんた、」

喧嘩別れ同然で出て行った後輩、スカルオークは苦笑した。2人で握手して記念撮影。

「ま、12年もやれたのは・・・市ヶ谷さん、ここにいる窪川、そしてジニアス、中神・・・みんないい人です。ひとに恵まれたから、こんなに長くやれたのかもしれません」

控室での雛鶴の表情はさっぱりとしていた。引退後はコーチ兼渉外係として会社に残ることが決まっている。

スカルオーク
SPZ85期
2093年5月11日、新潟市体育館大会での対 仙涯零銭でデビュー。2095年4月22日、新日本ドーム大会での対 下辻かすみ戦で引退。稼働月数144ケ月、出場試合数(概算)1,032試合

タイトル歴
第181代・第185代SPZ世界王者(パートナーはTMクローンズ)

第124代あばしりタッグ王者(パートナーはアドミラル・ヤジマ)

第136代あばしりタッグ王者(パートナーは中神朝香)

第143代あばしりタッグ王者(パートナーは中瀬ピラニア)

第75回ウルトラタッグリーグ優勝(パートナーはTMクローンズ)

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