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2017年1月31日 (火)

新説ドラゴンクエスト3 第7日

6日目 9月3日
「ちょっとレーベを拠点に東の洞窟を探索するから2.3日でかける」
「気を付けて」
早朝、いつものようにセメントは旅立った。雑魚敵を蹴散らしながら進む。もうスライムのごときはこちらにおそれをなして逃げるようになった。レーベ村の市場にたちよって一休みし、アリアハン東の洞窟を目指す。ここからの魔物もさそり蜂の他は見たことのある相手ばかりで、落ち着いて戦っていれば問題はなかった。夕方ころ東の洞窟にたどり着き、教わった通りに台座にドレクスから貰った球をはめると目の前の壁がグルンと90度回り下に続く階段が確認できた。思わぬ仕掛けにセメントが驚いていると、ギギギと音がして壁が元の角度に戻り始めた。どうやら一定時間が経過すると元どおりになる仕掛けらしい。セメントは球を回収するや、階段を駆け下りた。

東の洞窟の地下2階は広く、長い通路を歩かされる。ここは魔物の巣窟という前評判はその通りで、眩惑魔法を使ってくる人面蝶、仲間をしつこく呼ぶさそり蜂、催眠魔法を使ってくる紫色の一角ウサギ、毒を持つスライムなど、クセのある敵との戦いが続いたが、セメントの耐性もそうとう上がっていたので、多少の攻撃ではひるむことはなく、落ち着いて撃破していった。
「フフフフフフ」
唯一、危険を感じたのが黒いフードをかぶった魔法使い4体との戦いだった。
「一人での冒険者とは珍しいなあ」
元は人間の魔道士だったのだが、目先の魔力体力の増強と引き換えに魔王軍に忠誠を誓ってしまったどうしようもないのがいる。
「お前を殺してその首を将軍様の手土産にしてやる」
と言い放つや否や炎の球の魔法がおそってきた、一人一発、計4つ!
「ぐわああ」
吹っ飛ぶセメント。ここで呑まれてはいけない。そう本能的に感じたセメントは素早く起き上がるや一体に渾身の力で斬りつけ、倒した。そのあと自らに回復魔法をかける。
(あの炎を連続で食らったら、やられる・・・)
残る3人が炎の呪文の詠唱を始めたので、すばやくもう一体斬りつけて倒す。残り2体にしたところでまた炎の魔法。
「熱い・・・っ」
もう一度回復魔法をかけて体制を建て直し、意地になって残り2人へ銅剣を振るって倒した。
「お、おのれ・・・・」
動けなくなった魔法使い4人
「命だけは助けてやる。魔王軍とはいえ人間は殺めたくない」
「ふ、甘いぞ・・・刺し違えてでもお前を殺せば、私の地位が・・・」
その場を去ろうとしたとき、最後に倒した一人の魔法使いがしぶとく立ち上がって、追ってきた。炎の呪文を2回撃って魔力が尽きたのか、手には小さいナイフが握られている!「いいかげんにしろよッ」
セメントはジャンプして頭を銅剣で思い切り一撃。しぶとい魔法使いは「ぐふっ」と低いうめき声を上げてから崩れ落ち、そして動かなくなった。
セメントは罪の意識を禁じ得なかった。いくら魔王軍に魂を売った相手とはいえ、もとは人間。
(すまない・・・)
セメントは動かなくなった魔法使いへ十字を切り、その場を後にした。後の3人はいつの間にかその場を逃げ去っていた。血痕が床に点々と。よほどせっぱつまっていたのか、金貨の入った袋を残していたので戦利品として拾った。

歩き回るうちに地下3階への階段を見つけた。降りてゆくと目の前の道が3つに分かれた。セメントは何の気なしに右端の道を選んで前進。追いすがってくる灰色の大アリクイ、さそり蜂などを撃退しながら前進してゆくと、目の前に光る床のようなものが見えた。後は行き止まり。
(これは、話に聞いた、旅の扉?)
光る床に足をふみいれるやセメントの体は亜空間に飛び、別の場所に出た。光る床の上に立っているがあたりの光景はさっきとまるで違う。光る床から出て、おそるおそる歩いてゆくと、すぐ祠小屋の出口。扉を開けると、新しい風が吹く大地に出た。すぐ際にはロマリア城と思しき風情のある城と城下町。セメントはロマリアに足を踏み入れたのだ。とはいえ夜も遅かったので宿屋で一泊。この旅をはじめて6日目、宿屋に泊るのははじめてであった。

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