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2017年1月12日 (木)

新説ドラゴンクエスト3 第4日

4日目 9月1日
アリアハンから出国できる唯一のルート、東の洞窟は、その出入りがアリアハン王家により厳しく制限されている。しかも洞窟の地下は大陸側から侵入してきた獰悪な魔物の巣窟と化しているので、ある程度の力量が無いと出国は覚束ない。無用の犠牲者を出さないため、アリアハン王家と戦闘員養成所は、出国を希望する冒険者には、アリアハン城近くにある「ナジミの塔」の最上階に常駐している老人を訪ね、「盗賊のカギ」を入手し、かつレーベ村で出国受付を済ませて「通行証」を手に入れた後でないと出国を認めないルールとしていた。
(ナジミの塔に、行ってみるかな・・・)
ナジミの塔は、数十年前にアリアハンの貴族が国の防備と賓客宿泊用に建設したリゾート施設だったが、いまは魔物が住み着いてしまっていて、宿泊施設も地下で細々と営業している状況。そして海の上の孤島にある塔なので、船を持っていないものは直接入りこむことはできず、アリアハン西の岬にある洞窟から潜入するのが妥当なコースである。このことは養成所で教わったし、岬の洞窟は一度だけ養成所の集団訓練で行ったことがある。

ともかくナジミの塔の最上階までたどりつかないことにはアリアハン出国の許可がおりない。セメントは朝早く起きて、2食分の食料やハーブなどを背嚢に詰めて、アリアハン城下町の自宅を出た。

「ライティング」
岬の洞窟に潜入したセメントは、明かりの魔法を唱えた。これは養成所で回復呪文や初歩の攻撃呪文より先に習得させられる魔法である。とはいっても足元を照らす程度なので、神経は常に張っていなければならない。時折魔物と遭遇したが、角を持ったウサギを除けば、スライムや大カラス、大アリクイなど、何度か戦ったことのある相手なので、余裕をもって撃退できた。とはいえ遭遇ペースが平地とは段違いなので、体力が消耗したなと感じたら早めに回復魔法を使うよう心がけた。

岬の洞窟はそれほど広くなく、すぐアリアハンの地下トンネルに出た。これは数十年前、アリアハン王国が軍人輸送などの裏道として整備した地下通路で、アリアハン城地下、レーベ村南の祠、ナジミの塔、岬の洞窟の4拠点に通じるトンネルだったが、いまは使う人もあまりなく魔物が住み着いてしまっている。
「ゲロゲロッ」
地下通路で大きな、人間の子供ほどもある大きなカエルの魔物に出くわした。ジャンプしてとびかかってきたのでそれに合わせてカウンター気味に銅剣を突いたが、一撃では沈黙せず、暴れ出したのでもう一撃振るってとどめを刺した。
(フーッ・・・・)
大きく息を吐いてセメントは銅剣を鞘におさめ、探索を続ける。ほどなく登り階段を見つけたのでそこを上がったところがナジミの塔であった。

塔の一階を探索する間にも魔物の襲撃を数回受けた、落ち着いて撃破していったが、一対多の戦闘ではどうしても相手の打撃を受けてしまう。しんどく感じたら回復呪文で体調を整える、という手を何度か使ったが、人間の身では魔力とて無限ではない。すでに正午を過ぎ、2階から上の探索は帰路のことを考えると難しいとセメントは判断した。二階への登り階段の場所を確認するやセメントは来た道を引きかえして地下通路に戻り、レーベ側の出口から地上に戻った。この間も大アリクイや大ガエルに幾度か遭遇したが、難なく撃退。彼女もこの数日間の実戦でそうとう鍛えられたようだ。

夕方、レーベ村に立ち寄り、市場の屋台飯にありついたのち、あすの探索のことを考え、少ない路銀をはたいて武器屋で革製の鎧を購入した。村はずれで装備し、アリアハンへの帰路に就く間に日が暮れた。
(きょうは何十回、この銅剣を振りかざしただろう・・・)
自宅のベッドの上、疲れた体をセメントは横たえた。机の上には使い慣れてきた銅剣。
(明日は、塔の上まで行ってみよう・・・)
セメント・スターリー・エスプレッシーボ(16)レベル7
身長159センチ、体重49キロ、極めてケンコウ。

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