第2,195回 97年目1月新春ロケットシリーズ
97年目1月
「新春ロケットシリーズ」開幕。お正月興行らしく、めでたさいっぱいのシリーズとなったが、SPZ王者のアリス・ウインズ・ダーガソンが「スケジュールの都合」で来日できず、王座奪還は持ち越しとなった。
第1戦山梨大会のメインであばしりタッグ戦が組まれた。王者スーパーカムイ、シャイニングカムイに対するはブルーポンヌッフ、レッドポンヌッフ。先月のタッグリーグでは王者組が勝っているカードなので、シャイニングカムイが自信を持って攻め込んでゆくが、ブルーポンヌッフもDDTを連発。
「ちっ出来の悪い後輩だ」
スーパーカムイが前面に立って奮闘し、ブルーポンヌッフにタイガードライバーを連発。しかしレッドポンヌッフも意地を見せてDDTを連発。これでスーパーカムイは首を痛めてしまった。勢いに乗るレッドポンヌッフはシャイイニングカムイに凶器攻撃!
BOOOOOOOOOO
場内ブーイング。これでシャイニングカムイは悶絶しあとをスーパーカムイに託さざるを得なくなった。そのあとスーパーカムイがつかまってしまい、合体パワーボムに3カウントを聞いてしまった。勝負タイム48分50秒、あばしり王座が流出してしまった。
最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合は石川涼美VS下辻かすみ。ドロップキックを連発するなど良く攻めて行った石川だが、下辻も身のこなしを生かしたヒップアタックで形勢逆転し、ノーザン、バックドロップの猛攻で石川を追い込む。懸命にスクラップバスターで反撃した石川だが、受けきった下辻が2発目のノーザンを決めて3カウントを奪った。勝負タイム11分55秒。
第2試合は原千登勢VSパーシー町田。新人賞を受賞した原が先輩相手にボディスラムを連発していって、最後もブレンバスターで3カウント奪取。この結果ももはや不思議ではなくなってきた。勝負タイム14分51秒。
第3試合は堀咲恵VSロレン・アッカ―マン。最近はP理沙子や滝と組んでメインに出ることも置くなった堀だが、中堅外人相手のシングルは荷が重く、ノーザン2連発からニーリフトの猛攻を食らって沈没。勝負タイム9分18秒。その試合が終わると休憩。
外人同士のシングルマッチのあと、第5試合は中神朝香、中瀬ピラニアVSレッドポンヌッフ、ブルーポンヌッフ。あばしり王座を獲得して意気上がるポンヌッフ軍団、しかし中神のねちねちとしたグラウンド攻めにはまってしまい、最後は根負けしてコブラツイストにギブアップ負け。勝負タイム22分3秒。
セミ前はスーパーカムイ、シャイニングカムイVSアメリカン・フォース、アルル・ペレスのタッグマッチ。あばしりベルトを失ったカムイ組、外人組の力押しに手こずったが、最後はスーパーカムイが伝家の宝刀、エメラルドフロートをさく裂させアメリカンから3カウント奪取。勝負タイム19分43秒。
セミファイナルはハチェマレ・ジニアスVSジャニス・モーガンのシングルマッチ。世界最強のレスラーの呼び声が高いジャニス、その圧倒的パワーでジニアスを蹂躙。ポセイドンボンバー乱発で追い込み、最後はブレンバスターで力の差を見せつけて3カウント奪取。勝負タイム15分8秒。
メインはSPZ世界タッグ戦、王者パンサー理沙子、滝翔子に対するは先月のタッグリーグ優勝チームのファンシー長沢、SASAYAMA。王者組は滝が捕まる展開になってしまい、ローンバトルの末、P理沙子へタッチ。しかしパンサー理沙子もF長沢の投げまくり攻勢にタジタジ。最後は4人が入り乱れる状況で、落ち着いてフランケンシュタイナーを決めたSASAYAMAが滝をピンフォール。勝負タイム30分59秒、F長沢組がタッグベルトを奪還した。
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