第2,203回 ジニアス引退
シリーズ最終戦はさいたまドーム大会。
第1試合はパーシー町田VS SHIHO。新人のSHIHO,初めてのシリーズフル参戦、ジニアスに一方的にやられるなどレスラーの厳しさを味わった。この日は6時半の女、町田が相手なので良く攻めたが、サソリ固めにつかまってしまう。それでも懸命にロープに逃げたSHIHO,ソバットでP町田に嫌な顔をさせる。
「新人なのに考えて戦ってますね」
解説の小川あかりがぼそりと。ロープ際で闘って決定的ピンチを作らない。しかし最後は息が上がったところをタックルでなぎ倒されて3カウントを奪われた、勝負タイム16分22秒。
第2試合は岩本真理子VSジェシー・シャネル。外人相手のシングルはまだまだ荷が重い岩本、ほとんど歯が立たず8分58秒、バックドロップに屈した。外人同士の6人タッグのあと休憩。
この後観る方も覚悟のいるシングルマッチ6連戦。
まず予選会Bブロック
中瀬(4点、ノーザンライトSH 13.12)下辻(0点)
予選会でまだ白星を挙げたことのない下辻かすみ、出れる出れないは別として勝ちたい。しかし中瀬ピラニアには去年も負けている。」それでもあきらめずニーアタックを打っていくが2回目は背面トペに切り返されてしまう。そのまま劣勢を挽回できず、ノーザンに力尽きた。下辻かすみ、ことしも予選会で1勝を挙げることはできなかった・・・
滝(6点、ムーンサルトプレスからの片エビ固め 12.38)石川(2点)
勝って1位通過を決めたい滝翔子、石川の力押しに手こずったが、ラリアット、ネックブリーカーを的確に決めて主導権を握る。やはり一つ一つの技の精度が違う。石川のラリアットは腕をきちんと振っていないのでさして効かないのだ。頃合いを見てムーンサルトを決めた滝が勝利。Bブロックはこれで滝の1位通過、中瀬ピラニアの2位通過が確定。3位の石川は来月のプレーオフに回ることになった。
そしてAブロック最後の2試合。
SASAYAMA(4点、ニーアタックからの片エビ固め 9.30)堀(2点)
DDTやニーアタックといったダイナミックな技を的確に決めたSASAYAMAが堀を寄せ付けず2勝目を挙げて予選会突破を決めた。
シャイニングカムイ(6点、ドラゴンスリーパー 9.12)原(0点)
すでに予選会突破を決めたシャイニングカムイ、1位通過へ向けて堅実なファイト。
「うわあああ」
サソリ固めで足を機能させなくして、そしてドラゴンスリーパーで締め上げて万全の勝利。これでAブロックはシャイニングカムイの1位通過、SASAYAMAの2位通過が決まった、3位の堀は翌月、石川とのプレーオフに回る。
そして、ハチェマレ・ジニアス最終試合。
対戦相手は長年のパートナーだった中神朝香。中堅どころがほとんど予選会に出たため、手の合う相手が中神しかいなかったというのが真相。新人をぶつけるとあっという間に終わってしまうので。一つ一つの技を確かめるように繰り出して行ったジニアス、STO2連発という攻めを見せる。中神も掌底でジニアスを口元から流血させるが、これで少しムッとしたのかジニアス、首投げで投げ倒すやものすごい速さのシャイニングウィザード。これで中神をなぎ倒し3カウント奪取。勝負タイム12分57秒。
勝ったジニアス、ふうと息をついて天を見上げて、そしてリングを降りて花道を引き揚げた。
埼玉大会メインはシングルマッチ特別試合、ファンシー長沢VSラ・ペルフェクタ。今回の対戦はF長沢がコンディションのいいところを見せて、終始優勢に試合をはこんでバックドロップで3カウント。勝負タイム15分13秒。
メイン終了後、ハチェマレ・ジニアスの引退セレモニー。黒いスーツに着替えたジニアスがリングへ。
「次の世界へ行きます。以上」
ジニアスは一言だけ喋ったのち、リングを後にした
ハチェマレ・ジニアス
2100年11月20日、橘みずきのパートナーとして日本デビュー。2106年6月22日、さいたまドーム大会での対 中神朝香戦で引退。稼働月数68ケ月。出場試合数(概算)466試合
タイトル歴
第266代SPZ世界王者
第269代SPZ世界王者
第272代SPZ世界王者
第274代SPZ世界王者
第277代SPZ世界王者
(累計防衛回数7回)
第187代SPZ世界タッグ王者(パートナーは橘みずき)
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コメント
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ご無沙汰しております。
NEW WINDのN です。
完走まで、あと少しですね。継続できることが凄いと思います。
かなりレッスルサイトも縮小してしまってますが、数少ない生き残りですし、
最後までぜひ走りきってほしいです。
投稿: N | 2017年3月18日 (土) 18時00分