第2,204回 98年目7月サマースターナイツシリーズ
98年目7月
「サマースターナイツシリーズ」開幕。SPZ2冠王、パンサー理沙子が復帰。
東北地方を南下し、第7戦幕張大会でSPZ世界タッグ戦が組まれた。
王者パンサー理沙子、滝翔子VS挑戦者中神朝香、シャイニングカムイ。ジニアス引退に伴い、マックスフォースの残った強者2人がタッグを組んだ。個々の力はあるだけに王者組にとっては厄介な存在。滝が積極的に攻めていって、中神にムーンサルトプレス、そしてパンサー理沙子が変わって出てきてノーザン、ニーアタック。しかし中神もマックスペインで抵抗。最後は乱戦の中、滝がネックブリーカーでシャイニングカムイをなぎ倒し3カウント奪取。勝負タイム29分7秒、来月のSクラに向けて滝翔子が好調をアピールした。
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最終戦は新日本ドーム大会。
第1試合はパーシー町田VS SHIHO。新人のSHIHOがベテラン6時半の女のP町田の技巧にどこまでついていけるかが焦点のこの試合、腕関節取りで悲鳴を上げさせまくったP町田が優位に試合を進め、息が乱れたのを見計らってサソリ固め、懸命にこらえてギブアップだけはしなかったSHIHOだったが、ギブアップさせるには時間がかかると判断したP町田、ドロップキックを入れてなぎ倒して押さえつけて3カウント奪取。勝負タイム14分53秒。
第2試合は原千登勢VS岩本真理子のシングルマッチ、先月のSクラ予選会で全敗に終わった原、再起を期して新人相手のシングルマッチ。しかし対戦相手の岩本も打撃には定評があり、地方大会で何度かP町田をのしてしまったことがあるので油断はならない。この日も鋭いステップキックで嫌な顔をさせたが、原がエルボーで逆襲し3カウント奪取。勝負タイム10分55秒。
外人同士のタッグマッチのあと休憩。
休憩明けは大一番、SPZクライマックス出場者最後の1枠決定プレーオフ、
堀咲恵VS石川涼美。
キャリアやレスリングセンスでいけば堀だが、石川も最近地力をつけているので予断を許さないカード。しかし堀が開始早々のバックドロップで仕掛けてきて、相手に反撃の隙を与えずタイガードライバー、ダイビングプレスの大技攻勢。そして2度目のバックドロップ。あっけなく3カウントが入った。堀咲恵、SPZクライマックス出場権獲得。勝負タイム8分53秒、石川はほとんどいいところがなかった・・・
外人同士のタッグマッチを挟んで、
セミファイナルは6人タッグマッチ、シャイニングカムイ、中神朝香、中瀬ピラニアVSSASAYAMA,滝翔子、下辻かすみ。下辻以外はSクラ出場が決まっているメンバーによる6人タッグ。次々とタッチを受けて出てくる選手が得意技を披露。華やかな6人タッグとなったが、終盤は格落ちの下辻がつかまってしまう。が、合体パイルドライバーをSASAYAMAと繰り出すなど意地を見せる。中瀬相手にノーザンも繰り出したがこれは中神がカット。最後は6人が入り乱れる状況下、滝と合体パイルドライバーを決めたSASAYAMAが中瀬ピラニアを沈めた。勝負タイム20分31秒。
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新日本ドーム大会メインはSPZ世界選手権試合、
王者パンサー理沙子に挑む今回の挑戦者は元王者のファンシー長沢。
8月のSクラでも当たるので取っておきたかったのだが、ペルフェクタが先シリーズの最終戦でF長沢に負けているので、ファンシー長沢をぶつけるしかなかった。何も考えずにガンガン攻めてくるF長沢が優位に立つ。DDTの打ち合いは互角だったが、パンサー理沙子、得意のノーザンで追い込む、しかしファンシー長沢、DDT、ダイビングプレスの波状攻撃。
「くっ・・・・」
これ以上は厳しいと判断したパンサー理沙子、タイガースープレックス。これは何とか返したF長沢だったが、パンサー理沙子、間髪入れず2発目のタイガースープレックス。これでカウント3が入った。もう両者の力関係は逆転してしまったのか・・・勝負タイム24分30秒。王者が3度目の防衛に成功。
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